湘南ライナー日記 SHONAN LINER NOTES

会社帰りの湘南ライナーの中で書いていた日記を継続中

平パンの三島を読む

2010-07-01 07:08:32 | 湘南ライナーで読む


今では当たり前のように使われる「スーパースター」という言葉。実は、日本で最初にこう呼ばれたのは、三島由紀夫だったのを知っていますか?

そして、それが初めて活字となったのは『平凡パンチ』誌上だったという。
『平凡パンチの三島由紀夫』(椎根和著 新潮文庫 514円+税)は、平パンの番記者として緊密に接した著者が新たに語る三島由紀夫像だ。
取材相手としてはもちろん、剣道の弟子になり、結婚式ではスピーチもしてもらうという関係。その出会いから、1970年に市ヶ谷の自衛隊総監室で三島が自決するまでの2年半ほどの交流と、三島に影響を及ぼしていた人物や哲学との関わりまでが描かれている。他の人が書いた三島由紀夫像を読んでいないのでよくわからないが、きっと初めて語られるエピソードも多く、かなり印象が違ってくるのではないだろうか。
僕には子供心にもやはりあの自決のイメージが強く、ただなんとなく怖い存在でしかない。
しかし、それ以前は現代ならキムタク級という“アイドル”でもあったらしいのだ。そんな当時の様子がわかるのと、「ボーナス袋が立った」という出版業界の隆盛が時代の躍動と共に伝わってきて面白く読むことができた。
僕にとって、平パンといえばすぐにあのロゴとイラストの表紙が思い浮かぶ。学生のころは『プレイボーイ』と共にちょっとエッチな週刊誌的なイメージでよくお世話になったものだ(笑)。しかしもっと前は、時代を引っ張る、かなりとんがった雑誌だったことが改めてよく理解できた。

それにしても三島由紀夫も『もーれつア太郎』が好きだったとは驚き。僕は赤塚不二夫作品の中で『もーれつア太郎』が大好きなので、ちょっと嬉しいなぁ。

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1 コメント

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Unknown (K)
2010-07-01 07:25:26
‡零的確定原理‡

【哲】0的確定論

『或質的な面が物理的に確定する場合の確定要素は【0】である。』

 【0特性】
◇絶対性
『拡がりが無い,』

◇不可分性
『分けられない,』

◇識物性
『存在の1の認識が可能, 即ち考えるもとの全てが【0】より生ずる, 但し質的な変化に対し絶対保存できない,』

◇変化性
『物による逆の確定が不可能な変化 (可能性の確立), 即ち存在の【1】を超越して変化する, 端的に言えば, 思考そのものの形は現象に含まれ, 視覚的現象等と共に常に変化する。』

 【0特性】が真理であるならば, 時間平面的な視野は物的ではなく, 質的に変化していることになる。その根拠が【0∞1】, 有限の無限性を有する物による質の確定が不可能であること, そもそも確定する質が何かを知り得ない以上, 物理的確定論は絶対的ではなく類事的な確定であること, である。

 零的確定論では一つの時間平面が, 拡がり無き【時の間(はざま)】に確定していると考える。同様に空間を考え, 【空の間】に空間を置き, 絶対的変化を与える【質】を流し込む。つまり時間平面は, この表裏不可分の裏側の【絶対無】により0的に確定されることになる。

△無は有を含む。


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