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「夢の観光地 三ノ函半島一泊ツアー」
娘が学校からもらってきたチラシの、そんなノスタルジックな謳い文句にひかれて平塚美術館へ。
『村田朋泰展 夢がしゃがんでいる』(4/12~5/25)は、立体アニメの世界が等身大で現れ、その中を観光していく不思議な展覧会だ。三ノ函(みのはこ)は、身の丈の箱になっている?
それにしても、どこかチープな懐かしさが漂う怪しい雰囲気だ。
平成生まれのウチの子供たちは、昭和の風景を見ると「懐かしい」と言う。それは日本人のDNAのせいに違いないのだが、ここにあるのは彼らが体験していない懐かしい風景を再現した世界なのかもしれない。
同じ未体験の人たちが、忠実に懐かしい風景を再現したのが『ALWAYS三丁目の夕日』ということになるのだろう。
不思議なシーンを散歩していくと、一休みできたり、階段を上って物干し台から双眼鏡で見渡せたり、楽しい仕掛けもある。
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最後は「百色旅館ジュークボックス」が用意されている。古いジュークボックスのアルファベット+番号を押すと、曲ではなく村田朋泰氏のフィルム作品(20秒~60秒ほど)が上映される仕組み。一人きりになったので、昨秋の『湘南ひらつか キネマの星』で上映された作品も含めて、片っ端からかけまくって見ました(笑)。
1Fの「世界座」では腰を下ろしてじっくりとフィルム作品を鑑賞することもできる。
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これで、700円(インターネット割引券持参で-100円)は、とってもお徳。
ファンというわけでもなく、ただノスタルジーにひかれて(笑)行ったのに、見事に楽んでしまったよ。
懐かしいけれど、それはモノクロでもセピアでもなく、総天然色の夢でした。
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それにしても、『三沢厚彦アニマルズ+PULS』といい、『 HIBINO SPECIAL 日比野克彦展』といい、平塚市美術館、実にやりますね。
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ノスタルジーに浸った後、駅前の四つ角に出ると懐かしい風景が。駅前ですよ(笑)
バス停名の『四つ角』っていうのも平塚では最高の『四つ角』なんだぞっていう妙なプライドを感じてしまうのは私だけでしょうか?
アコムの入っているビルが立て替えていなければ、「はきものの宮川」さん(タバコ屋さん)と合わせてズラリと「三丁目の夕日」だったんですよね。
最高の「四つ角」らしく残ってほしいものです。