日本で最初、世界でも3番目にできた公立の美術館だという「県立近代美術館 鎌倉」(通称かまきん)。
敗戦後、復興は文化からとの呼びかけで1951年に完成している。僕が生まれる前から、鶴岡八幡宮の平家池のほとりにあの建物があったのだから驚く。
それが今月末でいよいよ閉館(建物の存続は決まったようだ)。
このところなかなか行けなかったのだが、フェイスブックでの呼びかけがきっかけで何とか昨日出かけた。
チケット売り場から行列である。
もともと狭い所に、見たこともない数の人が押し寄せていた。ワイワイガヤガヤ。ここが美術館であることをすっかり忘れて、紹介された方と名刺交換。当然、係の方に注意されてしまうという失態(笑)。
今日は作品の鑑賞というよりも、建物の鑑賞と体感だろうか。しっかり味わっておくことに努めたのだった。
あの日、見上げた「女の一生」を、元・学芸員室から見下ろせたのは収穫。
写真のイサムノグチのオブジェなどは「県立近代美術館 葉山」へ移されるとのこと。
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