
突然ですが、久しぶりに晴れ上がったので、青空が似合うスペインに飛びました。
というのはウソで、本郷の西片あたり、山の手への坂道(新坂)にある集合住宅です。
本郷のアンダルシアと呼びたくなるような街並みに見えますが、実はたった二軒だけ(笑)。古い木造家屋が多い坂の下と、同じ古くてもやはり高級感を漂わせるお屋敷が多い坂の上の、ちょうど中間に建っています。
自転車を押しながら急な坂を上りきると、古くからの大きなお宅が並ぶ一角が現れる。その多くは高い塀に囲まれていて中の様子はうかがえないのだが、たいていは既に建て替えが済んでいるようだ。
ぱーぷー…というお豆腐屋さんのノンキなラッパの音にさえ、敷地内の大型犬が吠えまくったり、門や塀に『SECOM』のステッカーが貼ってあったりする。
その点、建て替えしていない木造家屋は、無防備だ。門柱はあっても、もとから扉がついていなかったり(笑)。
まるで、両手を広げて僕を迎えてくれているかのようだ。
本当は迎え入れてくれるわけではないのだろうが、少なくとも僕にはそう見えてしまうのである(笑)。

以前は病院だったらしい。紫陽花が満開のころ、またうかがいたい。今日は洗濯物が満開だった。


遠くから見たら日本家屋のようだったのに、洒落た造作の洋風建築だった。

そして、さらに狭い路地に迷い込んだら、こんな長屋も発見。学校がひけたら、みんなでケンケンパッでもやりそうな懐かしい空間だった。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます