蕎麦屋のカレーは蕎麦の出汁を使う。
ラーメン屋のカレーはラーメンのスープを使う。
するとほろ苦く渋くなるようで「あしなや」のカレーは口の中の水分という水分を持っていかれるような味わいなのだ。
ただし、なぜかこれがクセになる人が多いようで、人気メニューなのである。
この話をすると、誰もが恐いもの見たさ(食いたさ)で挑戦したいと言い出す。
そこで、この間の会員交流会の際にみんなでシェアすることに。
前もってお願いすると「出前をやってないのでラップもないけどいいですか?」と。
お隣なので全く問題なし。お店に出すのど同じ器でいいですよ、取りに来ますからと伝えた。
ところが当日、約束の時間にうかがうと、なんとテイクアウト用の容器に持ってくれるではないか。わざわざ用意してくれたようだ。ありがとうございます。
さっそく持ち帰りみんなで食べる。
「カレーのようでカレーではないかも」
「絶対にコーヒーが入っている」
「たしかに渋い」
「焦がしてるのか?」
「悪くないけど、これを一皿はちよっと・・・」
といった感想が続々。
ところが、
「えっ?ん~、もう一口」
「あれあれ、もう少し」
と、さっきの評価はどこへいったのか、しかも他にも料理があるというのにスプーンがのびる(笑)。
やはり、みなさん、気がつけばもうこのカレーの虜になっていたのである。