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先日、仕事で食べ比べをさせてもらった。
仕事で、ですよ!
しかも、なんと天然の本マグロと養殖の本マグロの食べ比べだ。
なんちゅうゼータクな。
ま、仕事なんだから仕方がない(笑)。
上の写真、どちらが天然もので、どちらが養殖ものか、わかりますか?
それぞれのパックの中で、左側の色が明るい方が養殖もの。右の色が濃い方が天然もの。
味は、どう考えてもふだん僕が食べているのは養殖ものだと明らか。口当たりがまろやかでとても食べやすいから、すぐわかる(笑)。食べた人の誰もが「あぁ、これこれ、いつもたべてるやつ」と声を揃えた。
一方、天然ものは舌が鉄分を感じるイメージか。マグロの味が濃いというか、独特の深みが味わえる。お刺身やお寿司にはいつも醤油をかけない派なので余計にかもしれないが、マグロらしさが強調されているのだ。
どっちが好きかと問われても答えにくいが、どっちも食べたい(笑)。困ったことに、食べ比べれば食べ比べるほど、ますますどっちも味わいたくなってくる。だって、とても同じマグロとは思えないもんね。
実際、産地や時期によっておいしさは異なり、時に養殖ものの方がおいしくなったりもするというのだ。だから、どっちがいい、どっちが悪いという問題でもないそうである。
ただわかってほしいのは、それぞれ産まれも育ちも異なる、そんな理由がちゃんとあるから価格にも差がある、ということを、三崎のでっかいマグロ問屋の若旦那は説いて歩くのだった。