自分のお金では、ましてや一人では絶対に行こうとは思わない高級なお店がある。職場からも近い大通りの地下は、僕にとっては秘境だ。
でも、いるんですねぇ、たぶん自腹で、しかも一人でランチをしているおじさんやOL風が、けっこう。
今日は、おっさん二人飯で『A食の道』としか言いようのない『瀬里奈 浪漫茶屋』にやってきた。ワケあって、相棒にごちそうになるという幸運である。
ありがとう、いい腐れ縁です（太田胃散のCMふうに）。
頼んだランチは、まさかの「ステーキ重」（2980円）だ。牛肉メインを頼むのは、吉野家以来か（笑）。
お盆の上のどの料理も手がかかっていておいしい。ま、そりゃそうだ。大門の「かけそば」なら13.5杯も食べられる価格なのだ。うまくなかったら、相棒の代わりに物申すところである。もちろん後日手紙でだけど（笑）。
さて、食べ終わると、デザートとコーヒーがやってきた。今日のデザートは、プリンのシャーベット風だ。びっくりするくらい小さくカットされている。
ところが、これがチョーうまかったのだ。少しだけ甘く、どちらかというとホロ苦い印象。ブラックのコーヒーにぴったり。ちょっとかじってはコーヒー、ちょっとかじってはコーヒーの作業を永遠に繰り返したくなった。
おいしくて贅沢なお肉のランチを、しかもゴチでいただいたというのに、最後の最後で、とっても小さなスイーツに全部持っていかれちゃったよ。
それにしても自腹一人飯の人たち、こんなうまい小ちゃなもん食ってたのか～。なんというゼータク。