平成24年10月5日(金)白山市美川総合文化会館 13:30~15:30
美川女性ネットワークの講演会を美川生活学校が企画。
昨年の加賀地区研究集会でお世話になった常光講師を迎え、高齢社会を迎えた現在、男女共同参画社会の推進のためのお話をきいた。
「八十代の母の日々」 講師 NPO法人志ネット・石川 常光利恵氏
母の人生から、女性の生き方を考えてみる。
50代は孫守と姑の介護。60代は夫の介護。そして一人になり「優雅な一人暮らし」を望んだが、2年足らずで亡くなった。母の人生は◎だったのか。
私ひとりが我慢すれば波風たたない。母の生き方が社会全体の女性が我慢すればという慣習や風土になってきたのではないか。声をあげて言うことは自分だけではなく、周りにも影響すること。
自宅で見送る選択をした場合。家族、親族、包括支援センター、ヘルパー、看護師、医師(安田ドクター)、ご近所が協力しあわないといけない。特に医師の方の理解と包括支援センターのサポートが重要だ。母の命を皆でわかちあうという経験はとても尊い。
2011年の平均寿命では、日本女性が26年連続で世界1位だったが、2位になった。(85.9歳)この理由は、東日本大震災と20代の自殺の増加。(男性も4位から8位(79.44歳)になったが理由は東日本大震災が主)
本気で自殺したいと思ったのは、20代が28.4%で各年代で最高。男性が5人に一人に対して、女性は3人に一人。
私たちは、妹たちを、娘たちを、孫娘たちをどれだけ励ましただろうか?!
65歳~年金をもらえるようになった人(女性)は今こそ若い人たちに支援を。働いている(有償、年金もしかり)が働いていないものを支援できないだろうか!
高齢者だからといって、声帯は筋肉なので、足腰と同じ。鍛えることができる。高齢になり粘膜が乾いてくるので、「風呂で歌う」ことをお勧めする。
最低でも1時間会話をすること。新聞をよんで話し合うことを自分のホームではしている。日々声を出して声帯を使うこと。
立ち上がるイクジイたちとおばぁちゃんの存在。再びの出番です。共働き、長時間労働、子育て困難な若者世代を支えるのは社会的使命。子どもは未来そのもの。大成する場面に立ち会えないが、子どもにどんな社会を用意するのかはこれからの行い次第!!