壁際の時計の短針が真上を指す。
それに合わせるかのように、駅前の喫茶店の扉が軽い音を鳴らして開く。
店を訪れたのは、医者でもあり、探偵でもある男。
男は自分を呼び出した相手の姿を見つけ、ゆっくりとその向かいの席に腰掛けた。
Opening2 依頼 シーンプレイヤー:皇傍院 叡輝 3月8日 a.m 12:00
ハンドアウト(PC2)
君の住む町――飯塚市で連続して発生している殺人事件。既に3人もの被害者が出ているにもかかわらず、警察の捜査は全くと言っていいほど進展していなかった。君は直感的に感じる。この事件にはオーヴァードが絡んでいる、と。
シナリオロイス:連続殺人犯(執着/憎悪)
GM では次のオープニング。シーンプレイヤーはPC2な。
叡輝(ダイス振って登場)皇傍院 叡輝(こうぼういん よしてる)です。開業医の傍ら、趣味で探偵もやってます。
周 何人っ!?
叡輝 ちゃんとした日本人ですよ。ただ家系がちょっと特殊で。皇傍院家は先祖代々天皇家に仕えてまして、そこでアドバイザー的なもの――軍師みたいなことをやってきたんですよ。だから天皇の傍らにいる者ということで「皇傍院」の名を冠したというわけです。
GM 由緒正しい家系なんだよね?
叡輝 です。基本的には裏方家業なんで、せめて名前だけは光り輝いてほしいという両親の願いから、「輝」という字を名前に入れられたんだとか。
周 しかしそんな由緒正しい家の子がどうしてこんな三流くずれの探偵なんかに……
叡輝 いやぁ、もともと幼少の時に事故に遭って重傷を負いまして、その際に恐らくソラリスだと思うんですけど、オーヴァードとしての力が発動して助かったのですよ。でも皇傍院家の家訓というかスタンスというかが『人間の思考の限界に挑戦する』というものでして、そこでこう、「お前人間ちゃうやん」ということになって、長男のくせに後継者争いからのけ者にされてしまったんですよ。ちなみに現在は弟が後を継いでます。
GM ということは、家族も君がオーヴァードであることは知っているということ?
叡輝 いや、ただ単に「異質な存在」として扱われているだけです。もっとも現在は家を出て嫁さんを貰った上に、開業医をして気ままに暮らしているのですが。
GM ふむ。ではそんな君のオープニングだが、君は旧知の警察官である深山 晃に呼び出された。どうやら君に頼みたいことがあるらしいね。駅前の喫茶店で正午に会おうという話だ。
叡輝 み、や、ま、あ、き、ら……と(かきかき)。ではその喫茶店に到着したということで。からんころんからーん(ドアを開けたらしい)
ウェイトレス/周 「いらっしゃいませ~」
叡輝 「あー、先に待っている人がいると思うのだが……」
深山/周 「おう、こっちだこっち」……って深山いくつ?
GM んー、30歳だね。叡輝と大体年齢が一緒ってことで。
叡輝 「おう深山、久しぶりだな」
深山/周 「久しぶりだな、叡輝」
叡輝 「それで、今日はその、何の用だ?」
深山/周 「…………」(にっこり笑って無言でGMを見る)
GM えーと……そろそろ話して、いい?(一同なぜか爆笑)
周 いやだって、GMでもないのにセリフが続くわけないだろうが!
そう思うなら勝手にNPCを乗っ取らないでもらいたい。
GM いやぁ、このまま放っといたらどこまで話が続くかなーと。
深山/周 無茶なことを……あー、「実はな……その……ほら、現在ここらを賑わせてる殺人事件、知ってるだろ?」(それでも続けるつもりらしい)
叡輝 「あー、あの事件か。うん、知ってるな」
周 ……でまあ、さっき俺がオープニング1で聞いたような話を通り一遍話す……という感じで、いい?
GM(そろそろどーでもよくなってきた)うん、そんな感じ。
叡輝 「ふむ……で?この私を呼んだということは、何かあるんだろ?」
周 えーと……(やはり無言でGMを見る)
深山/GM 「ああ――これは、あくまで俺個人からの相談だと思ってほしいんだが……警察が捜査しているこの事件について、お前の方でも調査してもらいたいんだ」
叡輝 「ははあ、この私に?」
深山/GM 「そういうことだ。俺も可能な限りそっちに捜査の過程で出てきた情報を提供するけど、あくまでお前に独自に調査してもらいたい」
叡輝 ……。
深山/GM 「ほら、わかるだろ?あんまりお前が表立って活躍すると、さ、上の連中のメンツが丸潰れになるだろ?」
叡輝 ああ、警察のプライドってやつですね。
周 なんかこう、思わずネウ○を想像してしまうのだけど(笑)
深山/GM ほっとけ。「かといって、今のままの状態で事件が解決できるとも俺には到底思えないし……だから……」
叡輝 「ふむ、まあ私に任せておけば大丈夫だ」
深山/GM 胡散臭え(笑)「――あ、1つ言っとくけど、俺はお前のことは信用してるし、お前がこの件について無関係だと思ってるから、お前にこんなこと頼んでるんだからな。くれぐれも、このことは内密に頼んだぜ?」
叡輝 「んん~~~……大丈夫、任しておけ」(視線があらぬ方へ)
GM 本当に大丈夫かよ……が、とにかく、君にはこのシナリオ中、《コネ:警察官》をあげよう。それにこれまでの捜査状況を記録した資料の一部も深山から受け取ったということで。残りの資料も、新たに判ったことと併せて明日の夜、君の家に赴いて渡すことを深山は約束してくれるよ。
叡輝 了解です。「ふっ、まあ大船に乗ったつもりで待っておけ」
GM その大船がタ○タニック号だったらどうするつもりだか。
叡輝 でかくてカッコいいじゃないか。
修治 氷山にぶつかるまでは大丈夫大丈夫……この事件が氷山というオチだがな。
GM ……なんかそんな気がする。
それに合わせるかのように、駅前の喫茶店の扉が軽い音を鳴らして開く。
店を訪れたのは、医者でもあり、探偵でもある男。
男は自分を呼び出した相手の姿を見つけ、ゆっくりとその向かいの席に腰掛けた。
Opening2 依頼 シーンプレイヤー:皇傍院 叡輝 3月8日 a.m 12:00
ハンドアウト(PC2)
君の住む町――飯塚市で連続して発生している殺人事件。既に3人もの被害者が出ているにもかかわらず、警察の捜査は全くと言っていいほど進展していなかった。君は直感的に感じる。この事件にはオーヴァードが絡んでいる、と。
シナリオロイス:連続殺人犯(執着/憎悪)
GM では次のオープニング。シーンプレイヤーはPC2な。
叡輝(ダイス振って登場)皇傍院 叡輝(こうぼういん よしてる)です。開業医の傍ら、趣味で探偵もやってます。
周 何人っ!?
叡輝 ちゃんとした日本人ですよ。ただ家系がちょっと特殊で。皇傍院家は先祖代々天皇家に仕えてまして、そこでアドバイザー的なもの――軍師みたいなことをやってきたんですよ。だから天皇の傍らにいる者ということで「皇傍院」の名を冠したというわけです。
GM 由緒正しい家系なんだよね?
叡輝 です。基本的には裏方家業なんで、せめて名前だけは光り輝いてほしいという両親の願いから、「輝」という字を名前に入れられたんだとか。
周 しかしそんな由緒正しい家の子がどうしてこんな三流くずれの探偵なんかに……
叡輝 いやぁ、もともと幼少の時に事故に遭って重傷を負いまして、その際に恐らくソラリスだと思うんですけど、オーヴァードとしての力が発動して助かったのですよ。でも皇傍院家の家訓というかスタンスというかが『人間の思考の限界に挑戦する』というものでして、そこでこう、「お前人間ちゃうやん」ということになって、長男のくせに後継者争いからのけ者にされてしまったんですよ。ちなみに現在は弟が後を継いでます。
GM ということは、家族も君がオーヴァードであることは知っているということ?
叡輝 いや、ただ単に「異質な存在」として扱われているだけです。もっとも現在は家を出て嫁さんを貰った上に、開業医をして気ままに暮らしているのですが。
GM ふむ。ではそんな君のオープニングだが、君は旧知の警察官である深山 晃に呼び出された。どうやら君に頼みたいことがあるらしいね。駅前の喫茶店で正午に会おうという話だ。
叡輝 み、や、ま、あ、き、ら……と(かきかき)。ではその喫茶店に到着したということで。からんころんからーん(ドアを開けたらしい)
ウェイトレス/周 「いらっしゃいませ~」
叡輝 「あー、先に待っている人がいると思うのだが……」
深山/周 「おう、こっちだこっち」……って深山いくつ?
GM んー、30歳だね。叡輝と大体年齢が一緒ってことで。
叡輝 「おう深山、久しぶりだな」
深山/周 「久しぶりだな、叡輝」
叡輝 「それで、今日はその、何の用だ?」
深山/周 「…………」(にっこり笑って無言でGMを見る)
GM えーと……そろそろ話して、いい?(一同なぜか爆笑)
周 いやだって、GMでもないのにセリフが続くわけないだろうが!
そう思うなら勝手にNPCを乗っ取らないでもらいたい。
GM いやぁ、このまま放っといたらどこまで話が続くかなーと。
深山/周 無茶なことを……あー、「実はな……その……ほら、現在ここらを賑わせてる殺人事件、知ってるだろ?」(それでも続けるつもりらしい)
叡輝 「あー、あの事件か。うん、知ってるな」
周 ……でまあ、さっき俺がオープニング1で聞いたような話を通り一遍話す……という感じで、いい?
GM(そろそろどーでもよくなってきた)うん、そんな感じ。
叡輝 「ふむ……で?この私を呼んだということは、何かあるんだろ?」
周 えーと……(やはり無言でGMを見る)
深山/GM 「ああ――これは、あくまで俺個人からの相談だと思ってほしいんだが……警察が捜査しているこの事件について、お前の方でも調査してもらいたいんだ」
叡輝 「ははあ、この私に?」
深山/GM 「そういうことだ。俺も可能な限りそっちに捜査の過程で出てきた情報を提供するけど、あくまでお前に独自に調査してもらいたい」
叡輝 ……。
深山/GM 「ほら、わかるだろ?あんまりお前が表立って活躍すると、さ、上の連中のメンツが丸潰れになるだろ?」
叡輝 ああ、警察のプライドってやつですね。
周 なんかこう、思わずネウ○を想像してしまうのだけど(笑)
深山/GM ほっとけ。「かといって、今のままの状態で事件が解決できるとも俺には到底思えないし……だから……」
叡輝 「ふむ、まあ私に任せておけば大丈夫だ」
深山/GM 胡散臭え(笑)「――あ、1つ言っとくけど、俺はお前のことは信用してるし、お前がこの件について無関係だと思ってるから、お前にこんなこと頼んでるんだからな。くれぐれも、このことは内密に頼んだぜ?」
叡輝 「んん~~~……大丈夫、任しておけ」(視線があらぬ方へ)
GM 本当に大丈夫かよ……が、とにかく、君にはこのシナリオ中、《コネ:警察官》をあげよう。それにこれまでの捜査状況を記録した資料の一部も深山から受け取ったということで。残りの資料も、新たに判ったことと併せて明日の夜、君の家に赴いて渡すことを深山は約束してくれるよ。
叡輝 了解です。「ふっ、まあ大船に乗ったつもりで待っておけ」
GM その大船がタ○タニック号だったらどうするつもりだか。
叡輝 でかくてカッコいいじゃないか。
修治 氷山にぶつかるまでは大丈夫大丈夫……この事件が氷山というオチだがな。
GM ……なんかそんな気がする。
暗い身の上、渋いいでたち。
――これが完膚なきまでに破壊されることを、彼らはまだ知らない。
お疲れだろうががんばっとくれ。
とりあえず感想。皇傍院叡輝って案外深くて暗い身の上があったんだったよな。探偵にして医者といういかがわしいイメージが強かったけど。
まあ、それはさておき。スーさん、新歓活動が忙しい中、ご苦労さまです。
無理だけはせんといてくださいね~。