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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

『よつばと!』13巻のウサギにチャレンジしてみました。

2015-12-11 22:17:12 | 折り紙・ペーパークラフト
 『よつばと!』の最新刊である13巻が発売されました。
 実に2年半ぶりの刊行ですからね。
 読者の中には12巻で完結したのでは?と思った人もいたようです。それもまたむべなるかな。笑。

 2年半ぶりの新刊で若干絵柄が変わっていたものの、それも許容範囲内。中には久しぶりの連載再開で絵柄どころか設定すら思いっきり変わっていたりする漫画もあったりしますからね(どの漫画とは言いませんが、例えば、『ファイブスター物語』とか、『ファイブスター物語』とか、あとは『ファイブスター物語』とか)。
 まずは一安心です。

 2年半ぶりの刊行も嬉しかったのですが、それと同じぐらい嬉しかったのが作中よつばとたちが折り紙を折るシーンがあったことですね。好きな漫画のキャラクターが自分の好きなことをしていると、やっぱり「おぉ!」って思ってしまいます。


   (*普段漫画の画像をブログにアップすることはないのですが、というか、10年以上ブログを続けていて初めてアップしますが、目的があってのことなのでご容赦ください。)

 それで、よつばのおばあさんが折ったこのウサギを見たことがなかったのです。
 まぁ見たことがなくても別に不思議ではないんですよ。
 自分も折り紙を嗜んでいるとはいえ、そんなにしょっちゅうウサギばかり折っているわけではないですからね。動物を折ること自体そんなにないです。
 
 ただ、自分が好きな漫画に出てくる作品ぐらいは折ってみたいなと思って【折り紙 ウサギ】などのワードで検索したのですが、見つけきれませんでした。
 写実的な描き方をしている以上、実際に存在する作品だとは思うんですけどね…。

 見つけきれないのであれば、自分で折ればいいと思って折ったのがこれです。


   

 かなり近い作品が出来たかな、とは思うんですけど、まったく同じっていうわけではないですね。自分の力量ではこれが精一杯かな。
 結局作中に出てくるウサギを再現しようと思ったら、オリジナルのウサギが出来ちゃった、ってことですかね。笑。

 『よつばと!』13巻に出てくるウサギの折り図や創作者などをご存知の方はご一報ください。
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3次元のデカルト座標の不切正方形一枚折り。

2015-12-10 20:51:28 | 折り紙・ペーパークラフト
 折り紙作家で前川淳さんという方がいらっしゃいます。
 前川さんには二度ほどお会いしたことがあるのですが、ともかくすごい方なのですよ。
 「前川淳」という名前は知らなくても、前川さんの『悪魔』は誰でも一度は目にしたことがあるんじゃないかな。
 日本の折り紙界で5人折り紙作家を挙げよ、と言われたら、確実にその中に入る一人ですね。

 その前川さんが先日ブログで、『3次元のデカルト座標』という作品を発表されました(こちら)。
 どういった作品かというと、3枚の正方形の板を3方向から組み合わせたような形で、、、と言葉で説明するのも難しいので実物をご覧ください。

 その『3次元のデカルト座標』は2枚組の作品なのですが、自分はそれを一目見て、あれ?と思いました。
 1枚でも出来るんじゃないかって。
 で、実際折ってみたのがこれ。


   

 1枚で折ったのでどうしてもロックが甘いところがあるんですが、まぁ同じ形の作品と言ってよいと思います。
 前川さんが2枚で折った作品を自分は1枚で折ったぞ!と威張るつもりはないのです。
 自分と前川さんの実力差は充分承知しているつもりなので。
 将棋で言えば、名人と奨励会三段ぐらいの実力差があると思ってます。もっとかな。
 なので、当然前川さんも『3次元のデカルト座標』を1枚で折れることぐらいはわかっているはずなのです。
 たぶん、この作品は2枚で折ることに意味があるのでしょう。
 しかしその意味が今一つわからなくて…。

 今、頭を悩ませているのはそのことを直接ブログのコメント欄で尋ねていいかどうかってことです。
 前川さんのことだから気さくに答えてくれるような気はするんですが、その一方ですごく失礼なことを尋ねるような気もするのです。
 気にはなるから、週末にでも尋ねてみようかと思っているのですが、、、どうですかねぇ。。。
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2015年劇場鑑賞映画ワースト5!

2015-12-09 20:27:57 | 新作映画
 2015年は12月9日現在、47本の映画を劇場で鑑賞しました。
 18日に公開される『スター・ウォーズ フォースの覚醒』の前売り券は購入済みなので、48本観に行くことになると思います。
 もしかしたら年末駆け込みであと、一、二本観に行くかもしれませんけどね。

 とにかくおよそ50本近く観て、今年は比較的ハズレの少ない年だった、と思います。
 だいたい毎年5本ぐらいなら簡単にダメ映画を選べるのですが、なかなか5本選ぶのが難しかったです。
 まぁよくよく考えてみれば、誰に強制されているわけでなし、自分で観たい映画を選んでいるというのに、10本のうち1本をダメ映画として選べちゃうことがダメなんですけどね。笑。

 では2015年劇場鑑賞映画ワースト5、第5位から。

第5位『ブラックハット』
 この第5位の『ブラックハット』は惜しい映画ではあるんですよ。ここを改変すればすごく面白くなるのに、というポイントがやたらあるのです。逆にいえばそれだけつまらなかったってことですが…。

第4位『アナベル 死霊館の人形』
 昨年公開された『死霊館』のスピンオフ作品なのですが、本家に比べて面白くないことといったら!唯一目を背けたくなったシーンはミシンでガガガ!ってところだけでした。ミシンを扱っている最中に目をそらすんじゃねぇ!と言いたくなりました。

第3位『96時間/レクイエム』
 アクション映画なのに肝心のアクションがガチャガチャしていてワケがわかんなかったです。普段カット割りなんて気にすることはないのですが、この映画を見ると大事なんだなってことに気づかされます。

第2位『ギャラクシー街道』
 Yahoo映画において前代未聞の1.89 点という評価点を叩き出した『ギャラクシー街道』ですが、自分はフツーにつまらなかったです。まぁ自分の評価も★☆ですけど。笑。

第1位『マッハ!無限大』
 『ギャラクシー街道』を押しのけて、自分の中でぶっちぎりにつまらなかったのがこの『マッハ!無限大』です。
 まさにつまらなさ無限大でした。

 こんなところかな。
 5作挙げましたが、上位2作品がやっぱり突出してましたね。笑。
 来年はワースト5は選べませんでした!鑑賞した映画すべて面白かったから!という年にしたいです。
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健康診断の結果が送られてきました。

2015-12-08 21:50:22 | 日常
 先月受けた健康診断の結果が送られてきました。
 総合判定はC!経過観察でした(ちなみに判定は異常なしのAから、要精密検査のHまで8段階あります)。
 まぁそれはいいんですよ、、、いや、よくないんですけど。
 各検査項目に目を向けると、身体計測がA、血圧がA、聴力がA、診察所見がA、胸部X線検査がA、心電図検査がA、尿検査がA、貧血検査がA、肝機能検査がA、糖尿病検査がAとAばかりでした。
 唯一引っ掛かったのが脂質代謝検査のCでしたが、Cはそれだけ。残りの検査項目はすべて判定がA。メタボ判定も非該当。
 にもかかわらず総合判定がCっていうのはちょっと納得出来ないですよ。

 生活習慣を改めろってことなんでしょうけれど、毎日三度の食事をきちんととっていて、夜9時以降に食べ物を口にすることがなく、喫煙もせず、清涼飲料水もほとんど飲まず、これでいったい何を改めろっていうんでしょうか。
 確かに運動は足りてないかなと思わないでもないですが、朝、時間があるときは腕立て伏せと腹筋運動をしているし、階段も出来るだけ使うようにしてるし、自分なりにやれることはやっているつもりなんだけどなぁ。

 健康診断は自分がどれぐらい健康なのか、おおよその状態を知りたいと思って受けているのだけど、余計な不安を煽るだけなら来年から受けんぞ!!
 まぁ受けるけどね。

 とりあえず間食を少し減らすか…。
 
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いろいろ考えさせられた『グリーン・インフェルノ』。

2015-12-07 23:55:38 | 新作映画
 イーライ・ロス監督、ロレンザ・イゾ主演、『グリーン・インフェルノ』、12/6、中洲大洋劇場にて鑑賞。2015年47本目。


 ペルーの未開のジャングルとそこに住む先住民族を救う活動に参加した大学生たちは飛行機の事故により救おうとした先住民族の囚われの身になってしまう。
 彼らは知らなかった。
 その先住民族が食人族であるということを…。

 プロットだけ聞くと、ゲッ、何それ?と言いたくなると思いますが、実際観てみるといろいろ考えさせられる映画でした。

 自分は過去に一度だけすっぽん料理を食べたことがあります。
 すっぽんの生き血こそ口に出来ませんでしたが、唐揚げや鍋、〆の雑炊はとても美味でしたよ。
 また台湾に行ったとき、蛇を食べたことがあります。
 薬膳料理だったので特に美味しいということはありませんでしたが、食感はちょっと固めの鰻といったところでした。
 今年の夏はバーベキューで食用蛙を食べました。鳥の肉とほとんど変わりませんでしたね。
 
 もし自分が韓国に行って犬肉を食べることになったら、特に抵抗なく食べると思います。
 自分が可愛がっていた犬を食べるというわけでなし、それがその土地の食文化というのであれば、出来るだけそれを尊重したいと思っています。

 日本での鯨の捕鯨が欧米ではバッシングの対象となっています。
 いわく、鯨のような賢い動物を食べるのは残酷だ、云々。
 また、その一方で韓国で犬肉を食すことを残酷だとバッシングする日本人がいます。

 自分は、豚や牛を食すことは問題ないが、犬や鯨を食すのは残酷だという考えは筋が通らないと思います。
 どんな動物であってもそれを食すことは残酷なのだと思っています。
 スーパーの食肉コーナーで売っている豚肉や牛肉は血に塗れていないので、残酷さを感じることがないですが、場に行けばいくらでもそれを感じることが出来ます。
 残酷ではあるがそれは人間が生きていくための業なので、受け入れるしかない。受け入れて、感謝して、食べる。
 それでよい、と考えています。

 自分が唯一食べられない肉は言うまでもなく人の肉ですね。
 人肉を食べなければ餓死する、という状況に陥ったら、迷わず餓死したいです。
 人間の肉を食べてまで生きていたくはありません。

 しかしそれは言うまでもなく、個人的な価値観にすぎません。
 今、食人の文化を持つ民族から、なぜ豚や牛は問題なく食しているのに人の肉は食べてはいけないのか?と問われたら、自分は答えに窮しますね。
 人間の肉を食べてまで生きていたくないという考え自体は揺るがないのですが、それがなぜいけないのかの答えが出せません。
 彼らなりの食文化であるなら、それを否定すべきではないのではないか、なんてふうに思ってしまいますね。

 ホラー映画はときに思いがけずするどく問題提起をするので油断が出来ません。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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第二回ガチャピン会無事終了♪

2015-12-06 23:58:57 | 日常
 日曜日は第二回ガチャピン会でした(ガチャピン会とは何かというとこちら)。
 どうせ飲み会をするなら遅くなっても構わない土曜日にしたかったのですが、日曜日開催となったのはそれがガチャピン会主要メンバーの一人であるK野くんたっての希望だったからです。
 まぁ日曜日開催でもその分早めに集まればいっか、と思ったのですが、当日出かける段になってそのK野くんから「体調が悪いので遅れます」と電話で連絡がありました。
 うわ~~、幸先悪~~~い♪

 天神のライオン広場に11:45集合だったのですが、自分は5分前、若林くんが45分ちょうど、まささんが5分過ぎに到着しました。平均するとピッタリだね。笑。
 お昼は個人的な事情があって大名にある蕎麦屋の【やぶ金】で頂きました。
 老舗のお蕎麦屋さんだけあって料金はちょっとお高めですが、それに見合うお蕎麦を頂くことが出来ます。
 なのですが、この日は昼から、訂正、朝からまささんが絶好調で、迎え酒を飲みまくり。当然おつまみも頼みまくりで、お昼とは思えないぐらい料理が運ばれてきては下げられ、運ばれてきては下げられ、そして運ばれてきました。
 ¥930の出しまき(卵)はさすがに美味しかったです。笑。

 食事を済ませ、お店の2階に移動しました。
 というのも蕎麦屋がある建物は【松楠居】といい、2階のギャラリーでは『有座まさよ折り紙建築 ペーパークラフト展2015』が行われていて、遊びに行く約束を有座さんとしていたのです。
 自分は見慣れていましたが、一緒に行った二人は初めての折り紙建築に甚く感動した模様です。


   

 会場にはこの他たくさんの折り紙建築作品が展示されていました。

 その後いつものコースでサナトリウムに移動。
 1時間半ぐらいひたすらトランプの「ドボン」をしました。
 この日が初のドボンだった若林くんもドボンの面白さに目覚めたようで熱中してプレイしていました。
 しかしこのドボン、誰とプレイしても面白いと言ってくれるのに、このゲームを知ってるって人に会ったことがありません。
 面白さに反比例する知名度の低さは何なんでしょうか。

 映画の上映時間が近づいてきたのでサナトリウムを出て、中洲大洋に向かいました。
 この日観る映画は食人映画の『グリーン・インフェルノ』。
 もちろん何の映画を観るか、まささんと若林くんには事前にちゃんとタイトルは伝えていたのですが、二人ともどういう映画なのかよくわかってなかったみたいです。笑。
 上映までまだ若干時間があったので映画館の喫茶ルームで駄弁っていたのですが、それでもK野くんは現れず。そちらに向かってます、というメールは届いたのですが、果たして…。
 映画の感想についてはのちほど。
 結局K野くんは間に合わなかったのか、、、と思っていたところ、館内が明るくなったら飄々とした彼の姿が見えました。笑。

 映画館を後にして、この日の夕食を食べるお店に移動することに。
 お店は焼き肉専門店【牛仙人】
 そう、この日は基本的に忘年会だったのですが、「食人映画を観た直後に人は肉を食えるのか?」という実験企画でもあったのです(悪趣味だな!)
 さて、その答えはというと、、、A.「食える」でした。
 普段ホラー映画を見ることがないという若林くんはさすがに食欲が減退するかと思いきや、フツーにパクパク食べてましたよ。笑。

 焼肉はめちゃめちゃ美味しかったです。食べログを参考に自分が直感で選んだお店だったのですが、牛仙人、当たりでした。


   

 普段家で食べる焼肉とはまったくの別物。
 焼肉だけあってもちろんお安くはないのですが、機会があればまた行ってみたいと思いました。

 本来であれば日曜日なので焼肉を食べてそれで解散、となるはずだったのですが、若林くんが彼女と別れたという話を聞くにつけ、慰労会を急遽開くことになりました。
 せっかくだからガールズバーに行くかってことになったのですが、1年振りに行ったお店は9月で閉店となってました。世知辛い世の中だよ。
 代わりにワンコイン・ガールズバーなるものに行くことに。
 ガールズバーにワンコインの組み合わせ、行く前はめちゃめちゃ胡散臭さを感じていたのですが、実際行ってみたら、よくあるスナックでしたよ。
 世の中いろんな営業形態のガールズバーがあるものなのだなぁ。
 9時半ぐらいになり、まささんが「明日も仕事だからそろそろお開きにしよう」と言い出しました。
 え?と思いました。
 確かにお開きにするにはちょうどの時間だったのですが、それをまささんが言い出すとはまったくもって予想外でした。
 店の女の子に見送られ、エレベーターを降り、駐車場に向かう途中、まささんが時間を聞いてきました。
 9時半ぐらいですけど、と答えると、今度はまささんが「マジか」と言いました。
 どうもまささんは酔っ払い過ぎて時間の感覚がわからなくなり、とっくに12時を過ぎているものと思ったみたいです。道理で。笑。

 とても楽しい1日でした。
 つきあってくれたまささん、若林くん、K野くん、お疲れ様でした、そしてありがとう!
 来年もよろしくお願いします、、、というか、まだ今年も出来たらどこかに遊びに行きましょう!
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ネットの評判に反して面白かった『グラスホッパー』。

2015-12-05 21:48:35 | 新作映画
 伊坂幸太郎原作、瀧本智行監督、生田斗真主演、『グラスホッパー』、12/4、Tジョイ久留米でのナイトショーにて鑑賞。2015年46本目。


 金曜日の夜は久しぶりの久しぶりにナイトショーで映画を観てきました。
 ナイトショーというのはレイトショーのさらに後の上映のことで、九州ではTジョイでのみ採用されているようです。
 Tジョイはポイントによる割引がないですが、このサービスはありがたいなぁ。
 さて、ナイトショーで何を観たかというと伊坂幸太郎原作の『グラスホッパー』です。

 実はこの『グラスホッパー』、一度は劇場で観るのは止めておこうかと思ったんですよ。
 どうもネットでの評判が芳しいものではなかったので。
 自分は過去に同じ伊坂幸太郎原作の『陽気なギャングが地球を回す』を劇場で観て、そのあまりの不出来にブチ切れた経験があるので、あの轍は二度と踏みたくないなと思ったのです。
 ただ、今回はいろいろ事情があって結局観に行くことになりました。
 で、感想を先に述べておくと、、、充分面白いと思いましたよ。
 面白いというか、正確には画(絵)的にとても安定していて、それが観ていて心地よかったというか。

 画的に安定しているというのは冒頭からそうでしたね。
 ドラッグでラリった男が渋谷の交差点で人を引きまくるというシーンで物語は始まるのですが、このシーンが本当に渋谷の交差点で撮影しているように見えるんです。
 今の邦画でそういった撮影が可能なのか?あれだけ人が多い渋谷の交差点で?
 自分にはあのシーンが本当に渋谷で撮影しているのか、それとも合成なのか、まったくわかりませんでした。
 映画ってそういうふうにどのように撮影しているのか、まったくわからないというシーンが一つでもあれば、それだけで充分見る価値があるんじゃないかって思います。

 安定した画はその後も続き、構図はきちんと計算されているように見て取れ、美術や小道具にも手抜き感はなく、またアクションシーンも非常にクオリティが高いように思えました。
 痛いシーンが本当に痛そうに見えることって邦画では案外少ないのですが、この『グラスホッパー』ではアクションシーンもそうだし、拷問シーンでも本当に痛そうでしたよ。

 何だかべた褒めしているようですが、必ずしもそういうわけでなく、脚本は正直「う~~~ん」ってレベルではありました。
 冒頭の渋谷の暴走も、事件を起こすことで市場を混乱させ、ドラッグの流通をより簡単にするのが目的だそうで、、、ね、頭が悪い脚本でしょ?笑。
 本作で脚本を兼ねた瀧本智行監督は、脚本に恵まれれば、すごい傑作を物にするのでは?と思いました。
 瀧本監督には次回作を期待します。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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ネットの評判通り面白かった『ガールズ&パンツァー 劇場版』。

2015-12-04 23:01:10 | 新作映画
 水島努監督、『ガールズ&パンツァー 劇場版』、12/4、Tジョイ久留米にてレイトショーで鑑賞。2015年45本目。


 金曜日の夜は久しぶりにレイトショーで映画を観てきました。
 観たのは『ガールズ&パンツァー 劇場版』!
 自分はテレビ版を未見です。あまり萌えアニメに興味がないんですよね(よく勘違いされますが)。
 ただ、この『ガールズ&パンツァー 劇場版』はYahoo映画の評価が驚異の4.71 点!!『ギャラクシー街道』の低評価も前代未聞でしたが(12/5現在1.89 点。2点を切る作品にはなかなかお目にかかれない。)、こちらの高評価にはさらに驚かされます。
 これはちょっと無視できないな、と思って観に行くことにした次第です。
 実際観に行っての感想ですが、なるほど、これは面白いと高評価にも頷けました。

 花道や茶道と同じく、戦車道が女性のたしなみとされる、という設定がまず面白いですよね。
 そして、戦車道での戦いにおいては実弾が使用されるが、砲塔内部は特殊なカーボンで覆われ、乗員に危害が及ぶことがない、という設定もアリだとは思います。
 でも、戦車の指揮官が戦闘時、当たり前のように上半身を砲塔から覗かせているのにはビビりました。
 それだと実弾がかすったら、上半身が雲散霧消するのでは…?
 まぁそういった心配も杞憂なんですけどね。
 ともかくこの作品の世界では戦車本体がどれほど大破しようが乗員は一切かすり傷ほどのケガすら負わないらしいです。
 そういうものだと受け入れるしかないってことですね。笑。

 初っ端からケチをつけてしまいましたが、それさえ受け入れれば、あとはひたすら楽しい映画でした。
 女の子と戦車の組み合わせの妙が光る作品ですが、その戦車愛がハンパではないのです。
 戦車バトルが尋常じゃなく燃えます!
 一つ一つのバトルがよく計算されていて、工夫されている。感心しました。

 はっきりいってそれだけの映画でした。それ以上でもそれ以下でもない。
 でもそういう映画もたまにはいいですよね。
 正月休みはテレビ版の『ガールズ&パンツァー』を見れたらいいなって思いました。


 お気に入り度★★★★、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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事実を元にした映画の難しさを感じた『海難1890』。

2015-12-03 23:49:10 | 新作映画
 田中光敏監督、内野聖陽主演、『海難1890』、12/3、Tジョイ久留米での試写会にて鑑賞。2015年44本目。


 振り返るにはまだ些か早い気もしますが、2015年はとても充実していた一年でした。
 とてもありがたいことだと思っています。お世話になった方には感謝の意を表したいです。

 ただ、映画に関しては、というか正確には試写会に関しては、もう一つな年でした。
 何しろ今年当選した試写会はたった一回でしたからね(その一回が『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』ということに何か意味があるのかもしれないですが)。
 だいたい毎年、三、四回は当選するんですけれど。

 と思っていたら年の瀬になって『海難1890』の試写会が当たりました。やっぱり今年はツイてるなぁ。
 
 この映画は1890年に和歌山県串本町沖でオスマン・トルコ船籍のエルトゥールル号が沈没した際、地元村民が献身的に行った救助活動と、1985年イラン・イラク戦争時にテヘランに残された日本人を救出するためにトルコ政府が救援機を飛ばした出来事とを絡めて描いた作品です。
 どちらの出来事も人間が本来持っているであろう心の中の“善”が起こした感動的な逸話なのですが、感動的な出来事を二つ合わせて映画にしたとしても、必ずしも感動的な映画になるわけではないのだな、と思いました。

 前半のエルトゥールル号沈没事件編では、物語は田村元貞という1人の医者を中心に動くのですが、この田村という医者があまりにも完璧な人物として描かれているんですよねぇ。
 医者としての腕はよいが、貧乏人からは治療費を受け取らず、有事の際も肝が据わっていて、的確な指示を出し、さらに英語にも通じているという、およそ欠点というものが見当たらない人物なのです。
 こんな人物、本当にいたのかな?と思って鑑賞後調べたら、案の定映画のために作られた、架空の人物でした。
 これは正直感心しないですね。
 史実を映画にする際、そのままでは作品になりにくいという理由で架空の人物を主人公に据えるというのはわからないでもないですが、その場合、完璧な人物を主人公に据えるべきではない、と自分は考えます。
 なぜなら主人公が完璧すぎると、それだけで物語が嘘っぽくなるからです。 

 また本作は日本とトルコの合作なのですが、監督が日本人であるせいか、邦画特有の欠点である登場人物が心に思ったことを口にするシーンがところどころありました。
 例えば、田村をサポートする看護師としてハルという女性が登場するのですが、彼女は婚約者を海で亡くしたという設定です。
 彼女に想いを寄せる漁師の男が彼女の背中を見つめながら、「俺はあいつにしてやれることが何もないんじゃ」と呟くシーンがあるのですが、普通、そんなことって想ってはいても口に出したりはしないですよね。

 作り手がなぜそのように改変したのか、そういうシーンを挿入したか、おおよそわかるつもりです。おそらくは観客にわかりやすいものを提供しようとしたのでしょう。
 しかしそうすることで作品がずいぶん安っぽいものになってしまった、と思いました。

 また後半の日本人救出編ですが、自分は史実として、そういうことがあったのだということは知っていました。
 が、映画を観て初めて知ったことがいくつもありました。
 自分はこれまで当時のテヘランでは日本人が脱出するすべがなかった、またトルコ政府はその日本人を救出するためだけに専用機を飛ばしたのだと勝手に思ってました。
 だが映画を観る限りではどうも違うようなんですよね。
 というのも、救援機に日本人を乗せたため、乗れなかったトルコ人は陸路でイスタンブールに脱出した、と映画の中で説明があったのです。
 え?って思いましたよ。
 そして続けて、こうも思いました。
 そのトルコ人たちが脱出した陸路のルートで日本人たちも脱出すればよかったんじゃないの?って。
 たぶんこの感想は間違ってるんですよ。
 (その陸路では)トルコ人たちでは脱出出来ても、日本人では脱出出来ない、何かしらの理由があったから、日本人はテヘランに留まらずを得ず、また優先的に救援機に乗せてもらえたのだと推測されます。
 ただ、その理由が映画の中では述べられなかったので、トルコ人が日本人に手を差し伸べる、感動的なシーンでも、何かモヤモヤしたものが胸の中にあって、素直に感動出来ませんでした。
 当時日本人がテヘランからの陸路での脱出を断念せざるを得なかった、具体的な理由をご存知の方は教えてください(ネットで調べてもよくわからなかった)。

 相変わらず細かいところが気になって、どうも評価が低くなりがちですが、本作は決して不出来な作品というわけではなかったですよ。
 歴史好きな方であればまず観て損はないと思います。

 あと一つだけ、作品の出来とは直接関係ないのですが、本作は唐沢寿明主演の『杉原千畝 スギハラチウネ』と公開日が同じなんですよね。
 どちらも史実を元にした、人を助けることがテーマの作品なので、客層がかぶるような気がするのですが、公開日をずらさなかったんでしょうかね。
 実際試写会に一緒に行ったお袋は『海難1890』を観たから『杉原千畝 スギハラチウネ』の方はいい、みたいなことを言ってましたけどね…。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)。
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【ハートライトフェスタ2015】を観てきました。

2015-12-02 21:01:02 | 街で見かけた・・・。
 土曜日は映画を観た後、食事に行く前にちょっと寄り道をして警固公園に行きました。
 誰かがツイッターで警固公園のイルミネーションが綺麗だって呟いていたんですよね。


   

 正直言わせてもらうと、それほどでもないかな、と思いました。
 何生意気なことを言ってんだよ、警固公園は福岡でも指折りのイルミネーションのスポットだぞ!と言う方もいるかもしれません。
 でも本当にそう思ったんだから仕方ないのです。
 自分はもっと綺麗なイルミネーションのスポットを知っているので…。
 それはどこかというと他でもない自分の地元の鳥栖。
 鳥栖駅前の中央公園がここ数年、【ハートライトフェスタ】と称して年末までの一ヶ月間、イルミネーションでライトアップされるようになったんですよね。
 それが結構すごいんですよ。


   

   

   

   
   
 どうでしょう、湖面(湖というか池だけど)に映ったイルミネーションが幻想的で目を奪われませんか?
 クリスマスのデートスポットとしては最適ではないでしょうか。
 
 自分はお袋と一緒に行きましたけどね…。
 悲しくなんてない!


ps.この記事には明らかな間違いが一つあります。それは何でしょう?わかった方は「わかった!」とコメントしてください。
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