この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

思いがけぬ拾い物だった『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画 』。

2021-01-23 19:56:51 | 新作映画
 ジャガン・シャクティ監督、アクシャイ・クマール主演、『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画 』、1/23、ユナイテッド・シネマキャナルシティ13にて鑑賞。2021年5本目。

 1/23は本来『シン・エヴァンゲリオン劇場版』を鑑賞する予定でしたが、公開が延期されたので代わりに『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』(邦題が長すぎ!その上「火星」打ち上げって意味がわからない)を観てきました。
 『ザ・スイッチ』の代わりに見た『映画えんとつ町のプペル』は「何だかな…」という出来でしたが、こちらはとてもよかったです。
 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開延期に感謝しなければいけないのかもしれません。

 しばらく前まで実話を元にした映画に対してあまり良い感情を抱いてはいませんでした。
 実話を元にしているからといって、だから何?って感じだったんですよね。
 自分が好きな映画の一位と二位は順不同で『ターミネーター2』と『ショーシャンクの空に』ですが、どちらも完全なフィクションですしね。
 実話を元にしていることとその映画が面白いかどうかは完全に無関係だろうと思っていました。
 それに実話を元にしていても事実をかなり改変している映画も多いんですよ。
 そこまで改変していたら、それはもうフィクションじゃないの?と言いたくなることも多々あります。

 しかし最近は実話を元にした映画を見る自分の目も変わってきました。
 というか、フィクション映画を見ていると、設定の無理さ加減や登場人物の奇天烈な行動にイライラすることが多いんですよね。
 そんなの絶対あり得んやろ、と心の中でツッコミを入れることもしばしばです。
 ツッコミを入れるのも映画の楽しみ方の一つかもしれませんが、何事も度を越えれば疲れてしまいます。
 その点、実話を元にした映画だと最低限のリアリティラインが保たれているので、イライラすることがほぼありません。

 『ミッション・マンガル 崖っぷちチームの火星打上げ計画』は史上最低の予算と史上最短の期間で作られたインド初の火星探査機「マンガルヤーン」の開発秘話を元にした映画です。
 実際マンガルヤーンは打ち上げと火星探査に成功しているのですから、物語の最後がどうなるかは十分予想がつくわけですが、それでも打ち上げシーンは観ていて熱くなるものがありました。
 インドって飲酒運転が許されているの?とか、チームの中の老スタッフが実は59歳という設定だったり(マジで「えぇっ?」って思いました。80歳ぐらいに見えたので。)、ツッコミどころがないわけではないですが、非常に良く出来た映画です。
 公開館が少ないのが難ですが、近くの映画館で公開されていたら是非観に行ってください。
 観たらきっと元気になれると思いますよ。

 お気に入り度★★★★☆、お薦め度★★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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