この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

由布院に行ってきました、その3。

2024-07-08 20:05:01 | 旅行
 鶴の湯の次に行ったのは《書肆ゲンシシャ》でした。
 自分の中で別府に行ったら必ず寄る、定番のようなお店です。
 一言で言えば古書店なのですが、扱っている本がヤバいのです。

   

 このお店はお客さんのリクエストに応じて店主が蔵書から本を見繕い、それを閲覧するというシステムなのですが、この日は午前中の登山で疲れ切っていたので自分は特にリクエストはしませんでした。
 写真に写っているのは他のお客さんがリクエストした本です。
 『アジアの奇才』、『ハエ全書』、『SPLENDID SLIPPERS』、『稀で特異な精神症候群ないし状態像」、タイトルを聞いただけでも、ヤベぇな、と思える本ばかりですよね(「SPLENDID SLIPPERS」というのは「纏足」のこと)。
 ネットではしばしば「検索してはいけない」みたいに煽る記事を見かけます。
 でも実際検索すると大したことないな、と思うことがほとんどなのですが、このお店に置いてある本はネットで閲覧できる記事の100倍はヤバくて、本当にヤバいものってネットには落ちてないんだなって思いますね。

 ちなみにこのお店では本以外のものも扱っていて、過去に見せてもらったものは、首長族の女性が首を長くするために用いる首輪、アメリカの精神病院で使われていた拘束具、ベトナム戦争で使われていた死体袋などなど、自分の貧困なボキャブラリーでは「ヤバい」としか言えないものが目白押しでした。
 死体袋の中に入ってみませんか、と誘われましたが、丁重に辞退させてもらいました。笑。

 ゲンシシャを後にし、この日の宿である《湯布院カントリーロードユースホステル》へと向かいました。
 着いたのは18時過ぎで、疲れ切っていた自分は談話室のソファで座り込みました。
 このまま動けそうにないと思ったのですが、身体が汗でべとついて気持ち悪かったので、夕食前に何とか館内にある温泉に入りに行きました。
 こちらのお湯はちょうどの泉温でしたよ。笑。

 夕食後、談話室でオーナーのRyoさんや他の宿泊者の方と少しばかり駄弁りました。
 岡山から由布岳に登りに来たという男性に、由布岳もいいですけど、由布川もいいですよ、と翌日の七夕由布川峡谷ツアーのことを紹介し、鞍替えさせることに成功しました。笑。
 この日は翌日のこともあるので前日同様少しばかり早くベッドに入ったのですが、疲れ切っていたせいで逆になかなか寝付けませんでした。

                                続く。
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