明日、六月二十八日は何の日か、ご存じですか?
そう、他でもない自分の誕生日!!ではなく(なぜ嘘をつく・・・)、『ターミネーター2 特別編』がテレビ放映される日なんです!!
といっても、これが初放映ってワケではなく、むしろこれで何度目の放映だよ、おぃ、っていいたくなるぐらい繰り返し放映されてますので、今日は『ターミネーター2』をよりマニアックに楽しむためにいくつかトリビアを紹介します。
その1.消えたり現われたりする警官バッジの謎。
旧型ターミネーター(以後シュワ)と新型ターミネーター(以後パトリック)が初顔合わせとなるゲームセンターの裏口から続く業務用通路での銃撃シーン。シュワはパトリックにショットガンの銃弾を七発撃ち込みます。このときパトリックの胸についている警官バッジが(よくよく注意して見ると)不規則に消えたり現れたりしているのです。
また弾痕も二発目以降移動しています。
同じことはクライマックスでの溶鉱炉の前のシーンでもあり、サラの放った六発の銃弾に対し、弾痕は五箇所しかありません。
その2.阿修羅型ターミネーター。
通常パトリックは警官の姿をしています。必要によっては他人に化けることもありますが、ともかく人の姿をしています。車と追いかけっこをする羽目になったときも律儀に人の姿をしたままで追いかけます。バイクなどにはなれずともせめて四つ足で走ったらどうだ、と思わないではないですが、基本的にパトリックは人の姿、形でいることが好きなのでしょう。
そんなパトリックが唯一人型であることを放棄しているのがヘリコプターを操縦しているシーン。
このときのパトリック、何とヘリコプターを操縦しつつ、同時にサラたちの乗るバンにその手に持っている銃で発砲しています。つまり、このときの彼には四本腕が生えているのです(!)。
阿修羅のような形相という表現がありますが、まさに阿修羅となってパトリックはサラたちを追いかけていたのですね。
その3.義理堅いジェームズ・キャメロン。
ハリウッド一義理堅い映画監督であるジェームズ・キャメロンは、日本人雑誌編集者に『ターミネーター2』へ出演したいと頼まれ、断れず、特別出演させています。業務用通路でパトリックに殺されるアジア系の男性がそうなんですけど、この人、今何やってるんでしょうね?
また、義理堅さはキャスティングにも及び、しばしば同じ役者を自作で起用しています。『ターミネーター』でカイル・リース役だったマイケル・ビーンが『エイリアン2』ではヒックス伍長役だったのはよく知られていますが、『エイリアン2』でバスケス役(筋肉ムキムキで懸垂をやってた女兵士)だったジェニット・ゴールドスタインが『ターミネーター2』ではジョンの養母役なのはあまり知られていない事実です。
その4.超古典的なトリック。
当時としては最新のCGを用いていた『ターミネーター2』ですが、そのCGの技術は今見てもまったく見劣りしません。
しかし最新のCGが用いられる一方、古典的といっていいトリックもまた用いられていました。
精神病院に侵入したパトリックは自動販売機にコーヒーを買いにきた警備員をその手にかけます。このときパトリックは警備員に化けたため、同一画面上に二人の警備員が出現します。
このシーン、CGによるものと思っている人もいるかもしれませんが、実は何のことはない、双子の役者を使って撮影されています。
同じトリックはもう一ヶ所使われていて、それはどこかというとやはり溶鉱炉のシーン。同一画面上にサラと彼女に化けたパトリックが映っています。で、このとき、一方のサラはサラ役のリンダ・ハミルトンの双子の妹であるレスリー・ハミルトンが演じています。
自分はこの話を聞いたとき、トリック一つを取ってもジェームズ・キャメロンはセンスが違うなぁと感心しました。ジョン・モストゥとはえらい違いだよ。
ま、こんなところでしょうか。
では皆さん、六月二十八日の土曜プレミアムの『ターミネーター2』をお楽しみ下さい。
ps.トリビアネタはデータハウス刊『ターミネーターの秘密』から拝借しました。
そう、他でもない自分の誕生日!!ではなく(なぜ嘘をつく・・・)、『ターミネーター2 特別編』がテレビ放映される日なんです!!
といっても、これが初放映ってワケではなく、むしろこれで何度目の放映だよ、おぃ、っていいたくなるぐらい繰り返し放映されてますので、今日は『ターミネーター2』をよりマニアックに楽しむためにいくつかトリビアを紹介します。
その1.消えたり現われたりする警官バッジの謎。
旧型ターミネーター(以後シュワ)と新型ターミネーター(以後パトリック)が初顔合わせとなるゲームセンターの裏口から続く業務用通路での銃撃シーン。シュワはパトリックにショットガンの銃弾を七発撃ち込みます。このときパトリックの胸についている警官バッジが(よくよく注意して見ると)不規則に消えたり現れたりしているのです。
また弾痕も二発目以降移動しています。
同じことはクライマックスでの溶鉱炉の前のシーンでもあり、サラの放った六発の銃弾に対し、弾痕は五箇所しかありません。
その2.阿修羅型ターミネーター。
通常パトリックは警官の姿をしています。必要によっては他人に化けることもありますが、ともかく人の姿をしています。車と追いかけっこをする羽目になったときも律儀に人の姿をしたままで追いかけます。バイクなどにはなれずともせめて四つ足で走ったらどうだ、と思わないではないですが、基本的にパトリックは人の姿、形でいることが好きなのでしょう。
そんなパトリックが唯一人型であることを放棄しているのがヘリコプターを操縦しているシーン。
このときのパトリック、何とヘリコプターを操縦しつつ、同時にサラたちの乗るバンにその手に持っている銃で発砲しています。つまり、このときの彼には四本腕が生えているのです(!)。
阿修羅のような形相という表現がありますが、まさに阿修羅となってパトリックはサラたちを追いかけていたのですね。
その3.義理堅いジェームズ・キャメロン。
ハリウッド一義理堅い映画監督であるジェームズ・キャメロンは、日本人雑誌編集者に『ターミネーター2』へ出演したいと頼まれ、断れず、特別出演させています。業務用通路でパトリックに殺されるアジア系の男性がそうなんですけど、この人、今何やってるんでしょうね?
また、義理堅さはキャスティングにも及び、しばしば同じ役者を自作で起用しています。『ターミネーター』でカイル・リース役だったマイケル・ビーンが『エイリアン2』ではヒックス伍長役だったのはよく知られていますが、『エイリアン2』でバスケス役(筋肉ムキムキで懸垂をやってた女兵士)だったジェニット・ゴールドスタインが『ターミネーター2』ではジョンの養母役なのはあまり知られていない事実です。
その4.超古典的なトリック。
当時としては最新のCGを用いていた『ターミネーター2』ですが、そのCGの技術は今見てもまったく見劣りしません。
しかし最新のCGが用いられる一方、古典的といっていいトリックもまた用いられていました。
精神病院に侵入したパトリックは自動販売機にコーヒーを買いにきた警備員をその手にかけます。このときパトリックは警備員に化けたため、同一画面上に二人の警備員が出現します。
このシーン、CGによるものと思っている人もいるかもしれませんが、実は何のことはない、双子の役者を使って撮影されています。
同じトリックはもう一ヶ所使われていて、それはどこかというとやはり溶鉱炉のシーン。同一画面上にサラと彼女に化けたパトリックが映っています。で、このとき、一方のサラはサラ役のリンダ・ハミルトンの双子の妹であるレスリー・ハミルトンが演じています。
自分はこの話を聞いたとき、トリック一つを取ってもジェームズ・キャメロンはセンスが違うなぁと感心しました。ジョン・モストゥとはえらい違いだよ。
ま、こんなところでしょうか。
では皆さん、六月二十八日の土曜プレミアムの『ターミネーター2』をお楽しみ下さい。
ps.トリビアネタはデータハウス刊『ターミネーターの秘密』から拝借しました。
そして、たった今放送観終わりました。
最高でしたね。相変わらず。
この作品は、生まれて初めて封切り日に劇場へ行った映画でした。
オープニングテーマで涙があふれた記憶があります。
バイクvsトラックのチェイスは、何度観ても興奮します。T1000の奇怪なCG演出も完璧です。
今夜は娘と観てたんですが、もうT1000の暗黒アクションにヒーヒー脅えておりました。
俺は『ターミネーター』シリーズが死ぬ程好きです。
それだけに『T3』も大好きなのです!
『T2』がパーフェクトな続編だった為に、嫌われまくっている『T3』ですが、もう許してあげてください!
本日『T2』を観ながら、俺は『T3』に思いを馳せてしまいました。
すべてが破綻している『T3』に。
善のターミネーターVS悪のターミネーターのド派手なチェイスという部分で、『T3』も立派な続編だと思います!
たまに眠気に耐えられず、そのまま寝ちゃうことがあるんですよね。
>素晴らしいトリビアです。
ネタ的にはそのままですから。笑。
とはいえ文章まで丸写しでは芸がないので、書くのには苦労しました。
コメントをもらえただけでとても嬉しいです。
>嫌われまくっている『T3』ですが、もう許してあげてください!
むぅ、これは厳しいな・・・。
自分にとって『ターミネーター2』と『ターミネーター3』は山田康夫とクリカンぐらいの違いがあるんですよね。って上手い例えじゃないかな。笑。
とはいえ、デヴォンさんの言葉も無視できません。
どうでしょう、公けの場では『ターミネーター3』及びジョン・モストゥの悪口は口にしない、ということで手を打ってもらえませんか?
手を打つ、っていうのも何だか変なんですけど。笑。
それで手を打ちましょう。
でも、『T4』公開時にどうせまた文句言う気ですよね、せぷ殿のことですから。
でも山田康夫とクリカンぐらい違うのは厳しいですよね。
クリカンのルパンをクソ同然だと思ってる俺にとっては、そこまでターミネーターシリーズを堕落させたジョンモストゥを嫌うせぷ殿の気持ちがわかってきました。
やっぱ『T3』は罪深いです。
バレバレですね。笑。
っていうか、『ターミネーター4』は『ターミネーター3』の存在ありきで製作されるみたいなので、まったく言及しないというのはちょっと難しいかもしれませんね。
>クリカンのルパンをクソ同然だと思ってる
デヴォンさんにも何かしらこだわりがあることを知ってホッとしています。笑。
小峰たかおですよね。プレイボーイの編集者
してたって聞きます。T2当時は
ワイドショーのレポーターもやってたね。
ちょうどその時、番組のネタで出してほしいと
頼んでいたのを覚えております。
横着せずに調べるべきでした。
KAINさん、ありがとうございます。
今は何やってるんでしょうか。
小峰さんだけでなく、エドワード・ファーロングをはじめ、『ターミネーター2』の出演者、関係者って『ターミネーター2』以降ぱっとしないような気がします。唯一の例外がシュワルツネッガー知事ですねぇ・・・。