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この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

最終バトルも高石あかりにやって欲しかった『ゴーストキラー』。

2025-04-23 22:40:42 | 新作映画
 園村健介監督、高石あかり主演、『ゴーストキラー』、、4/13、イオンシネマ大野城にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞)。2025年21本目。

 脚本がきちんとした映画が好きです。
 起承転結がはっきりしていて、伏線もちゃんと回収され、結末でカタルシスが得られる、そんな映画が好きです。
 映画ってどんな駄作であっても、製作、公開されるのに何千万ものお金がかかると聞きます。
 何千万ものお金をかけて製作して、こんなテキトーな脚本?と思うこともしばしばです。

 とはいえ、常に脚本が至上と考えているわけではないです。
 時には脚本以外のものを求めて映画を観に行くこともあります。
 例えばアクション映画がそうですね。
 アクション映画は極上のアクションを見せてくれたら脚本がテキトーなものであっても特に文句を言うことはありません。

 『ゴーストキラー』、めっちゃ満足しましたよ。
 お話は現世に未練を残した幽霊が主人公に憑りついて成仏を図るというもの。
 ぶっちゃけ言って2月に観に行った『死に損なった男』とまんま同じです(というか、よくあるお話といっていい)。
 違うのは本作には極上のアクションがあるということです。
 本作のプロットは見た目が華奢な高石あかりに極上のアクションを演じさせるためにあると言っても過言でないと思います。
 なので高石あかり演じるふみかが幽霊である工藤に憑依され、クソみたいな男どもをぶちのめしていく様は観ていて快感でした。

 唯一難を言えば、最終バトルがふみかではなく、三元雅芸演じる工藤によるものだったということでしょうか(設定はあくまでふみかなんですけど戦っているのが工藤になっている)。
 事情はわかるんですよ、わかる。
 それだけバトルがハイレベルなものだった、ってことでしょう。
 でも高石あかりか極上アクションを演じるという本作の売りを否定することでもあると思うのです。
 最終バトルも高石あかりでやって欲しかったと思うのは高望みなのかもしれませんが…。

 お気にに入り度★★★☆、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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