この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

アレルギー。

2011-02-22 23:07:57 | 戯言
 自分が毎年どんなに花粉症に悩まされているか力説していた人に、花粉症には土筆がいいみたいですよ、とアドバイスしたところ、ふ~ん、と軽く受け流された。

 もし本当に花粉症に悩まされているんだったら、何かしら治療法や特効薬があるって聞いたら、それについて根掘り葉掘り聞くと思うけどな。

 それともお前のアドバイスなんて端から聞く気になれねぇよ、ってことなのか。

 科学的な根拠がまったくないというわけではないけれど(こちら)、どちらかというと経験則による。
 我が家ではずっと以前から土筆を食してきて、そのせいなのかは知らないが家人で花粉症に悩まされたものはいない。
 ただ、兄が大学生になって一人暮らしを始めたら、つまり土筆を食べなくなったら、見事に花粉症を発症してしまった。

 花粉症に悩まされている方は、今年の春は是非とも山野に出かけ、土筆を採ってみたらいい。食すまでに手間がかかるものだが、野趣溢れる味わいは一見の、いや一食の価値があるはずだ。

 ところで、花粉症そのものははるか有史以前からあったそうだ。
 それが今のように社会的な問題にまでなったのは、ここ十年か二十年ぐらいのことではないかと思う。
 
 よく花粉症の深刻化の原因を戦後の杉の植林政策によるものだと思っている人がいるが、それだけではないだろう。
 日本人の、いや、人間の体質そのものが変化しているのではないだろうか。

 十八世紀後半におけるイギリスでの産業革命以後、人間の暮らしは豊かになっていると信じられているが、暮らしそのものは豊かになっても、人間という種そのものは滅びに向かって突き進んでいるのではないかと思うことがある。

 人類が絶滅する理由として、よく核戦争が挙げられるが、自分はこれを信じない。人間はそれほど愚かではない、と言いたいところだが、そうではなく、核ミサイルの発射ボタンを押せるほど肝っ玉の据わった人間はそうはいないと思うからだ。

 また、外宇宙からの侵略者によって人類が滅びるというのも荒唐無稽すぎる。

 だが、アレルギーによって人類が滅びる、つまり人類が食べられるものがなくなるという説はそれほど荒唐無稽には思わない。
 なぜならこれほど急激に花粉症が深刻化しているのであれば、その可能性も笑い飛ばせるほど低くはないだろうからだ。
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2 コメント

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Unknown (雨場毒太)
2011-02-27 00:23:29
冒頭部ですが、「長らく苦しんでいるので、対処法もいろいろ試してきたがことごとく効き目が無く、もう既に諦めている」という好意的な解釈も可能かなと思いました。どうも楽天家なもので。

私は食べ物系のアレルギーは一切ないのですが、小さい頃は塩素アレルギーが酷かったです。
小学校のプールは、一日目で肌が真っ赤に爛れてドクターストップ、以後は見学の毎日でした。
それだけのせいとは言えないですが、未だに泳げません(苦笑)
コメント、感謝です。 (せぷ)
2011-02-27 20:12:43
>好意的な解釈も可能かなと思いました。
その解釈も不可能ではないですね。
自分はまぁ単なる病気自慢かと思いましたけど。

>小さい頃は塩素アレルギーが酷かったです。
世の中にはいろんなアレルギーがあるということは知ってましたが、塩素アレルギーというのは初耳です。

人間泳げるに越したことはないですが、泳げないといけないというわけではないので、雨場さんはせいぜい水場に近寄らないようにしないといけませんね。
もしくはどうしても近寄らないといけない場合は浮き輪を手放さないようにするとか。笑。

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