宝島社刊『このミステリーがすごい!』2006年版、伊坂幸太郎著『砂漠』、三谷幸喜著『冷や汗の向こう側』、購入。
毎年『このミステリーがすごい!』2006年版が発売されると、いよいよ年も押し迫ってきたのだなぁと思います。
『このミステリーがすごい!』、通称『このミス』はその年に発売されたミステリー、及びエンターティメント小説の総括、いってみればガイド本です。
『このミス』を買うようになってからもう随分なるのですが、買うたびに思うこと、それはミステリー小説は貧乏人の読むものじゃないなぁってことです。
だって国内編のベスト20までの中で本体価格が¥1000以下のものって一冊しかないんだもんな。
いわゆるライトノベルが売れて、ミステリー小説が売れなくなって久しいけれど、それも道理。だってミステリー小説高すぎるよ。
それなのにそれほど読後得られるカタルシスに違いはないしね。
出版界の人にももう少しどうにか考えて欲しいものです。
必ずしもハードカバーの存在が悪いってわけじゃないけど、もっと気軽に読める、つまりは本体価格が¥1000以下の新書や書き下ろし文庫にも力を入れて欲しいと思います。(以前どこかの出版社が実験的に試みた400円文庫みたいなあまりに中身がなさ過ぎるのも駄目。)
さて、『このミス』の国内編、海外編ともベスト20で既読だったのはそれぞれ一冊ずつしかなかった。
国内編が伊坂幸太郎著の『死神の精度』、海外編がジェフリー・ディヴァー著の『獣たちの庭園』の計二冊。
『死神の精度』は贔屓の作家である伊坂幸太郎の新刊ということで迷わず購入したんだけど、正直なところ出来はイマイチ。
といってまだ見限ってはいないけどね。今日も『砂漠』を買ったぐらいだし。
『獣たちの庭園』は売れっ子作家ディーヴァーの新刊が文庫で読めるということで購入。こういうところを国産ミステリーにも見習って欲しい。出来の方はというと、決して好みの作品ではなかったけれど著者渾身の力作ということはよくわかった。
『このミス』をざっと目を通して、購入意欲をそそられたのは東野圭吾の『容疑者Xの献身』ぐらい。ボーナスが出たら買ってみよう。(出なければ買わない。涙。)
あと石持浅海の『扉は閉ざされたまま』という作品もノベルズで出版されているから、読んでもいいかなという気になった。
最後に今年読んだミステリー小説で『このミス』の国内編、ランク外だった作品を一作だけ紹介。
それは何かというと辻村深月著の『子供たちは夜と遊ぶ』。
ん~、確かにミステリーとしては特別目新しい新機軸みたいなものはなかったけど、でもとても丁寧に書かれた作品という印象を受けたけどなぁ。この作品がランク外だなんて選者のセンスを疑ってしまう。
とはいっても前作の『冷たい校舎の時は止まる』に比べるとどうしても劣るかなって気はするけどね。あれは今までに聞いたこともないような設定のミステリーだったから。そういったものを期待したのかなぁ?
ともかく、辻村深月はこれからも個人的に勝手に応援していきたいと思います。
毎年『このミステリーがすごい!』2006年版が発売されると、いよいよ年も押し迫ってきたのだなぁと思います。
『このミステリーがすごい!』、通称『このミス』はその年に発売されたミステリー、及びエンターティメント小説の総括、いってみればガイド本です。
『このミス』を買うようになってからもう随分なるのですが、買うたびに思うこと、それはミステリー小説は貧乏人の読むものじゃないなぁってことです。
だって国内編のベスト20までの中で本体価格が¥1000以下のものって一冊しかないんだもんな。
いわゆるライトノベルが売れて、ミステリー小説が売れなくなって久しいけれど、それも道理。だってミステリー小説高すぎるよ。
それなのにそれほど読後得られるカタルシスに違いはないしね。
出版界の人にももう少しどうにか考えて欲しいものです。
必ずしもハードカバーの存在が悪いってわけじゃないけど、もっと気軽に読める、つまりは本体価格が¥1000以下の新書や書き下ろし文庫にも力を入れて欲しいと思います。(以前どこかの出版社が実験的に試みた400円文庫みたいなあまりに中身がなさ過ぎるのも駄目。)
さて、『このミス』の国内編、海外編ともベスト20で既読だったのはそれぞれ一冊ずつしかなかった。
国内編が伊坂幸太郎著の『死神の精度』、海外編がジェフリー・ディヴァー著の『獣たちの庭園』の計二冊。
『死神の精度』は贔屓の作家である伊坂幸太郎の新刊ということで迷わず購入したんだけど、正直なところ出来はイマイチ。
といってまだ見限ってはいないけどね。今日も『砂漠』を買ったぐらいだし。
『獣たちの庭園』は売れっ子作家ディーヴァーの新刊が文庫で読めるということで購入。こういうところを国産ミステリーにも見習って欲しい。出来の方はというと、決して好みの作品ではなかったけれど著者渾身の力作ということはよくわかった。
『このミス』をざっと目を通して、購入意欲をそそられたのは東野圭吾の『容疑者Xの献身』ぐらい。ボーナスが出たら買ってみよう。(出なければ買わない。涙。)
あと石持浅海の『扉は閉ざされたまま』という作品もノベルズで出版されているから、読んでもいいかなという気になった。
最後に今年読んだミステリー小説で『このミス』の国内編、ランク外だった作品を一作だけ紹介。
それは何かというと辻村深月著の『子供たちは夜と遊ぶ』。
ん~、確かにミステリーとしては特別目新しい新機軸みたいなものはなかったけど、でもとても丁寧に書かれた作品という印象を受けたけどなぁ。この作品がランク外だなんて選者のセンスを疑ってしまう。
とはいっても前作の『冷たい校舎の時は止まる』に比べるとどうしても劣るかなって気はするけどね。あれは今までに聞いたこともないような設定のミステリーだったから。そういったものを期待したのかなぁ?
ともかく、辻村深月はこれからも個人的に勝手に応援していきたいと思います。
まだ実写映画のほうは見ていないですけど。
個人的でSランク対象だったものが「あるタブー
」に触れてしまっているためBランクに落ちた思い入れのある作品です。
懲りずによくやるなあ。
ミステリーは最近はさっぱり。もともと古典ものしか読んだことが無いのですけどもね。
私はいつも立ち読みで斜め読みですわ。ほっほっほ♪
でも、充分参考にはさせて貰ってます(笑)。
ところで、ジェフリー・ディヴァーの『獣たちの庭園』ってリンカーン・ライムシリーズですか?ライムシリーズは好きで何冊か読んでいるのですが、他のシリーズは当たり外れが多いような気が・・・(個人的に、ジョン・ペラムシリーズはイケてなかったので)。
ってことで、今後の読書の参考にしたいので、読破の暁には是非感想記事アップ下さいませ~♪
モキエルさん、『四日間の奇跡』は自分も読んだんですけど、自分の評価はすご~く低いのです。
でも低い評価をしているのはざっと調べた限りではごく少数派でしたねー。
目指せ、マイナー路線一直線!!って感じです。
そういえば『買ってはいけない』も最新版、出てましたね。
言ってることは正しいかもしれないですけど、あれに書かれてあることを全て実践するっていうのは難しいでしょうね。(最新版は未読ですが。)
自分はあくまで気晴らしに小説を読むので、あまり小難しいのは読まないです。
本格ミステリーなど頭を使うものを読むことはありません。
小夏さん、えぇ、もうそういう時期なんですよ。
一年が過ぎるのは早いというか。
『このミス』、立ち斜め読みで充分だと思いますよ。笑。
購入した自分も、結局これで紹介されている小説、食指が動くのは、一作か二作程度ですから。
『獣たちの庭園』、、、もう感想はアップしているのですが、大したことは書いていません。
決して悪い出来ではなかったですよ。
あとは好みの問題で、スパイ物などのジャンルがお好きだったら損はないと思います。
何と言っても個人的には文庫だったのがポイント高いですね。
まぁそれはその人の財布の中身にもよるんでしょうけれど。笑。
このタイトルって映画『幸せの向こう側』をパロってたのね。
でも肝心の『幸せの向こう側』という作品を知らないので、ピンときませんでした。
あまり昔の作品は見たことないんですよねー。