スコット・ベック&ブライアン・ウッズ監督、ヒュー・グラント主演、『異端者の家』、4/26、イオンシネマ大野城にて鑑賞(ACチケット74②にて。鑑賞料金1000円)。2025年24本目。
突然ですが、皆さんは「サンタクロース」の存在を信じますか?
言うまでもなく、 「サンタクロース」というのはクリスマスイブの夜に世界中の恵まれない子どもたちにプレゼントを配って回る奇特なジーサンのことですけどね。
多くの人が言うのではないでしょうか、「サンタクロース」の存在を信じるのは子どもだけだとか、たった一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配れるわけがないとか何とか。
はい、それらの「サンタクロース」の存在を否定する意見には同意します。
自分も「サンタクロース」なんているわけがないと思います。
一定以上の年齢で「サンタクロース」の存在を信じている人はおそらくいないでしょう。
もしいたとしたら、その人は周りから、いい年をして「サンタクロース」の存在を信じるなんてとおかしな目で見られるのではないでしょうか。
でももう一問、皆さんは「神さま」の存在は信じますか?
言うまでもなく、「神さま」というのは様々な奇跡をもって人々を導く人間を超越した存在のことです。
先に断っておくと自分は「神さま」の存在を信じません。
物理的に不可能なことは「神さま」であっても不可能だと自分は考えます。
でも「神さま」の存在を信じる人は世の中に多いですよね。
一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配るのは不可能だと「サンタクロース」の存在を否定する人でも、「神さま」であればあらゆる奇跡を起こすことが可能だと考えるようです。
自分にはとても不思議です。
なぜ「サンタクロース」の存在は否定しておいて、「神さま」の存在は肯定できるのか?
そこに矛盾は感じないのか。
まぁ感じないから「神さま」の存在を信じられるのだと思いますが。
自分の考えは本作でヒュー・グラントが演じたミスター・リードの考えに近いものがあります。
ミスター・リードは古今東西の宗教を研究し、神は存在しない、あらゆる宗教は信じるに値しないと結論付けた人物です。
違うのは、自分は「神さま」の存在を信じるのも、宗教を信じるのも、その人の勝手、自由であると考えるのに対し、ミスター・リードは神の存在を信じる人の宗教心を打ち砕くことに無上の喜びを見出すということです。
そんな面倒臭いこと、自分はやってられないですけどね。
単に映画や小説の解釈についての議論でさえ最終的には不毛な罵り合いになるのですから、「神さま」がいるかどうかについての議論をしたいとは思いません。
とはいえ、こういった切り口のホラー映画はとても新鮮で、面白く観ることが出来ました。
ミスター・リードは神の存在と宗教を否定しますが、作中シスター・バーンズがイエス・キリスト同様“復活”したことは興味深かったです。
お気にに入り度★★★★、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
突然ですが、皆さんは「サンタクロース」の存在を信じますか?
言うまでもなく、 「サンタクロース」というのはクリスマスイブの夜に世界中の恵まれない子どもたちにプレゼントを配って回る奇特なジーサンのことですけどね。
多くの人が言うのではないでしょうか、「サンタクロース」の存在を信じるのは子どもだけだとか、たった一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配れるわけがないとか何とか。
はい、それらの「サンタクロース」の存在を否定する意見には同意します。
自分も「サンタクロース」なんているわけがないと思います。
一定以上の年齢で「サンタクロース」の存在を信じている人はおそらくいないでしょう。
もしいたとしたら、その人は周りから、いい年をして「サンタクロース」の存在を信じるなんてとおかしな目で見られるのではないでしょうか。
でももう一問、皆さんは「神さま」の存在は信じますか?
言うまでもなく、「神さま」というのは様々な奇跡をもって人々を導く人間を超越した存在のことです。
先に断っておくと自分は「神さま」の存在を信じません。
物理的に不可能なことは「神さま」であっても不可能だと自分は考えます。
でも「神さま」の存在を信じる人は世の中に多いですよね。
一晩で世界中の子どもたちにプレゼントを配るのは不可能だと「サンタクロース」の存在を否定する人でも、「神さま」であればあらゆる奇跡を起こすことが可能だと考えるようです。
自分にはとても不思議です。
なぜ「サンタクロース」の存在は否定しておいて、「神さま」の存在は肯定できるのか?
そこに矛盾は感じないのか。
まぁ感じないから「神さま」の存在を信じられるのだと思いますが。
自分の考えは本作でヒュー・グラントが演じたミスター・リードの考えに近いものがあります。
ミスター・リードは古今東西の宗教を研究し、神は存在しない、あらゆる宗教は信じるに値しないと結論付けた人物です。
違うのは、自分は「神さま」の存在を信じるのも、宗教を信じるのも、その人の勝手、自由であると考えるのに対し、ミスター・リードは神の存在を信じる人の宗教心を打ち砕くことに無上の喜びを見出すということです。
そんな面倒臭いこと、自分はやってられないですけどね。
単に映画や小説の解釈についての議論でさえ最終的には不毛な罵り合いになるのですから、「神さま」がいるかどうかについての議論をしたいとは思いません。
とはいえ、こういった切り口のホラー映画はとても新鮮で、面白く観ることが出来ました。
ミスター・リードは神の存在と宗教を否定しますが、作中シスター・バーンズがイエス・キリスト同様“復活”したことは興味深かったです。
お気にに入り度★★★★、お薦め度★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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