この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ヤクルトのおばちゃんは楽な商売だと思う。

2022-04-28 20:57:19 | 戯言
 平日はほぼ毎日、ヤクルトのおばちゃん(っていうほどの年ではないのだけれど、「ヤクルトレディ」とは呼びにくいので便宜上そう呼びます)からジョアのブルーベリー味を買っています。
 ヤクルトのおばちゃんってそんなに長く続ける仕事でもないようです。
 もちろん長く続ける人は長く続けるんでしょうけれど、だいたいうちの地区を担当している人は、短ければ半年、長くても一年ぐらいでヤクルトのおばちゃんを卒業してフツーのおばさんになります。
 でも中にはヤクルトのおばさんから、ヤクルトの化粧品の(販売の)おばちゃんになる人もいます。
 それが単なる担当替えなのか、それとも出世なのかは知りません。
 ともかく、ヤクルトのおばちゃんはヤクルトの化粧品のおばちゃんになったその日から態度が一変します。
 一切愛想を振りまかなくなります。
 ガン無視。
 挨拶も無ければ会釈も無し。
 それどころか視界にも入らないみたいです。
 気持ちはわかります。
 男である自分に愛想を振りまいたり、挨拶をしたとして化粧品を買うわけではないから(うちの会社の事務のおねー様方に売りに来る)。

 でもさ、あなたがヤクルトのおばちゃんだったとき、自分は毎日あなたからジョアを買ってたよね?
 ヤクルトのおばちゃんじゃなくなった途端ガン無視って現金すぎない?
 それが許されているのだとしたら、ヤクルトのおばちゃんって楽な商売だよね。
 自分は担当が変わったとしても、以前のお得意さんに挨拶ぐらいはするけどな。
 それが当たり前だと思っている自分は昭和の人間なんですかね。
 
 それで、今のヤクルトのおばちゃん(年齢的には「おばちゃん」というより「おねーさん」なんだけど)に言ってみたんですよ。
 あなたも化粧品を担当するようになったら、あの人みたいにまったく愛想が無くなっちゃうんでしょうねって。
 そしたらそのおばちゃんは「そんなことないですよ!」と強く否定しました。
 私が化粧品を担当するようになっても、○○さんにはちゃんと挨拶します!と言ってくれました。
 その言葉に少し嬉しくなって、同時に恥じ入るものがありました。
 以前のヤクルトのおばちゃんが愛想が無くなったからといって、今の人もそうだとは限らないですよね。
 確かに決めつけはよくないなと思いました。

 今日いつものようにヤクルトのおばちゃんが会社に来ました。
 いつもと違ったのはもう一人年配の女性が一緒にいたことです。
 その年配の女性は地区マネージャーのようで、今の担当が辞めるので5月からしばらく自分が担当します、と言いました。
 で、そのまま二人はさっさと帰っちゃいました。

 あのさ。
 ヤクルトのおばちゃんに限らず、どんな仕事であっても、始めるのも辞めるのもその人の自由だとは思うよ。
 でも始めるときは「今日から担当になりました○○です。よろしくお願いします」と挨拶するべきだし、辞めるときは「今までお世話になりました。ありがとうございました」って一言礼を言うべきなんじゃない?
 と思う自分は昭和の人間なのでしょう。

 ヤクルトのおばちゃんは楽な商売なんだと思います。
コメント
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