この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

その折り紙、折り紙付き。

2022-04-23 21:30:04 | 折り紙・ペーパークラフト
 折り紙が趣味です。
 折り紙が趣味ですが、プライヴェートでは折り紙関連のイベントを除いて折り紙が趣味という人に会ったことがほとんどないですね。
 何で折り紙ってこんなに流行らないんだろうってよく思います。
 趣味としてこんなに欠点がないものもないと思うんですけど。
 
 自分は趣味に貴賤や上下はないと思っています。
 他人に迷惑をかけないない限りどんな趣味をやるのもその人の勝手ですよね。
 とはいえ、ハードルの高い趣味があることもまた事実です。
 例えばヴァイオリンやパラグライダーやパソコンといった趣味は始めようと思ったその日に始められるものではありません。
 その点折り紙は100円ショップや文具店に折り紙を買いに行けばそれで準備完了です。

 そして折り紙は時と場所を選びません。
 レストランで注文した料理が出てくるまでの間や仕事帰りの電車の中でなど、ちょっとした空き時間でも折り紙は出来ます。

 さらに言えば恐ろしく奥が深いです。
 自分は折り紙を始めてウン10年になりますが、自分の折り紙の腕前は将棋で言えば三段リーグを突破できない凡庸な棋士といったところです(←わかりにくい例え)。

 さらにさらに言えば折り紙って世界的な趣味なんですよ。
 自分は明日オンラインで折り紙の講習を受けるのですが、その講師はインドのムンバイの方です。
 う~む、ワールドワイド♪

 こんなに長所しかない趣味なのに実際やっている人は稀です。
 自分にはとても不思議です。

 さて、自分の趣味が折り紙であることを知っている方から紙を頂くことがあります。
 その気持ちはとても嬉しいのですが、正直複雑な気分にもなります。
 なぜかというと、頂くのが千代紙であることが多いからです。

 折り紙と千代紙の違いをご存知ですか?
 まぁどんな紙であれ、折ってしまえば折り紙ではあるのですが、千代紙というのは基本的に着色した和紙のことを指します。
 和紙の特徴として千代紙は丈夫ではあるのですが、同時にひどく折りにくいのです(折り線がつけにくい)。
 ひな人形など、千代紙で折ると見栄えのする作品を除き、基本的に千代紙で折り紙作品を実作することは少ないです。

 では今日から折り紙を始めるのにどんな折り紙を買えばよいのかというと、教育折り紙と書かれてあるものだと間違いないでしょう。
 もしくは日本製と表示されているもの。
 中国製は止めておいた方がいいです。
 以前100円ショップで300枚100円ぐらいの安い折り紙を買ったら、薄すぎて、ろくに折れるものじゃなかったことがありますが、それが中国製でした。
 大きさは15X15センチでいいと思いますが、最初はもっと大きい24X24がいいかもしれませんね。

 ところで、絶対に間違いがないと保証することを「折り紙付き」と称しますが、ここで言う「折り紙」とは当然のことながら現在の一般的な折り紙のことを指すのではなく、かつて公式文書や贈呈品の目録が紙を横半分に折った文書であったことに由来します。

 ですから、ここに書かれた折り紙に関する文章も折り紙作家として二流である自分が書いたものですから、残念ながら「折り紙付き」とは言えません。
 あしからず。
コメント (2)
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