読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

佐藤青南「白バイガール~幽霊ライダーを追え!」幽霊ライダーの正体は娘を案じる父の思いそのものだった☆

2018-01-12 03:16:53 | 
佐藤青南「白バイガール~幽霊ライダーを追え!」読み終わりました。



読みどころは


やっぱり熱い思い


かな^^



いろんな意味で「熱い思い」が詰まった作品だと思います。




バイクに対する熱い思い



父親の娘に対する熱い思い



そして



仲間に対する熱い思い




殺人現場に落ちていた



天使のガーディアン・ベル



一点もののこれが語る



犯人




ぽっちゃり体形で白髪ねぎをのせたような頭の


九州弁の坂巻は


その犯人に近づくために


交通機動隊にも協力を要請する。


白バイ隊員、同期の本田木乃美


木乃美の親友で同い年の川崎潤も協力することに。



潤はガーディアン・ベルの写真を見たとき



ある人物に思いいたる。



それは


バイク仲間で憧れの人だった望月だった。



潤は望月がひき逃げをしてしまったことを


暴いてしまい


それから


望月ともバイク仲間とも疎遠に。



苦しい心情を隠し


望月の無実を確かめようとする潤




そして


そんな潤の気持ちに気づき


潤の支えになろうとする木乃美



そして


白バイ隊員の先輩たち




仲間っていいなぁ




そして



望月を追ううちに



望月が妻と離婚し



離れてしまっていた涼子に再会する潤




涼子に接する内に見えてくる




真実




殺された矢作と涼子の接点!



そして


望月の




父親の娘への愛




望月は


絶対犯人なんかじゃない



そう信じて真実にたどり着こうとする








そして



潤に協力する木乃美たち




そして・・



木乃美が犯人に拉致




木乃美はどうなる??




手に汗握る展開




最後までドキドキ!ハラハラ・・






苗字に


「本田」「川崎」「山羽」と



バイクのメーカーがさりげなく使われていたり


バイクの種類もいっぱい☆



バイク好きには楽しめると思いますよ。




バイクに全く興味のない私でも


箱根駅伝の先導をする白バイ隊員になるのが


いかに大変か?


など


そんなことも知れたりして楽しめます♪



共通の趣味を持った仲間っていいなぁ~!


なんて思ったりもしました。



坂巻と木乃美の


お互いをなじり合う


だけど


心をゆるしてる相手だから言いあえる


そんな掛け合いも楽しいです♪



あなたも是非















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佐藤青南「行動心理捜査官・楯岡絵麻 サッド・フィッシュ」~サイコパスに利用される絵麻。それは惚れた弱み?を西野が・・

2018-01-08 03:52:34 | 
佐藤青南「行動心理捜査官・楯岡絵麻 サッド・フィッシュ」読み終わりました。


1日で読んじゃった^^



すっかりハマってしまったこのシリーズ☆



このタイトルにもなってる



「サッド・フィッシュ」とは・・



「悲しい魚」・・



winkのあの歌じゃないよ。



あっ・・



あれは「淋しい熱帯魚」か!




・・・と小説中で絵麻が言っていたのが



ちょっと面白かった




「SADFISH」



とは



Sは sadness 悲しみ


Aは anger 怒り


Dは disgust 嫌悪


Fは fear 恐怖


Iは interest 興味


Sは surprise 驚き


Hは happiness 幸福




これらの感情は表情に現れてしまう。



どんなに隠しても完全に消し去ることは難しい。



そう語る絵麻



行動心理捜査官の絵麻は



被疑者のそういう表情の微細を読み取り



嘘を導き出し自供に持って行く。





そんな絵麻だけど



今回は



愛した人の・・



依頼を断り切れずに受けてしまう。



公安の「塚本拓海」



絵麻の元カレで



サイコパス




他人の感情を操り



自分の利益のために人を使うことを何とも思わない



自分を一番愛してる人




そんな塚本の「S」になっていた過去をもつ絵麻



それが嫌で別れたのに・・



今回「S」に使っていた



樋渡初美が行方不明になったことで



内密に行方を捜してほしいと絵麻に依頼する塚本に



自分が「S」になり



サイコパス「工藤大和」が率いる「ヌール」に潜入する



そして・・



そこに現れる警視庁捜査一課の筒井!!




そのことで



絵麻と筒井はピンチに





人を意のままに操るために行われる



ヌール内での



手術




脳の扁桃体を取りのぞく




絵麻と筒井は工藤の手下になってしまうのか??





絵麻の塚本を愛するが故の



絵麻らしからぬ行動。。




愛は冷静さを失わせてしまう




それが分かっていて



絵麻を使った塚本・・




それを許せなかった



相棒の「西野」




西野の鉄拳が




塚本の頬を打つ





「なんで楯岡さんが、あんたの無茶な頼みを引き受けたのか、

 あんたにわかんのか・・・わかってんだろ?

 わかってるから、楯岡さんに頼んだんだろ。

 それがどれだけ残酷なことかー」



↑そういう西野



かっこよかった



顔は武田鉄矢でも


心は竹野内豊級のイケメンだよ!笑




ホントにいい相棒を持って絵麻は幸せもの~♪




いつも対立してる筒井と綿貫も



絵麻のいつもの絵麻らしからぬ行動に



心配して・・



そして巻き込まれてしまったこの事件




なんだかんだ言っても・・



「愛」なんだねぇ




このシリーズがもっと読みたくなったよ^^




行動心理捜査官でも・・


やっぱり人間だもの



愛につき動かされて冷静でいられなくなることもある。



そんな絵麻にもまた


「愛」を感じちゃうよね









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佐藤青南「行動心理捜査官 楯岡絵麻 インサイド・フェイス」~元夫婦が加害者と被害者に?絵麻はからくりを見破る!

2018-01-07 02:38:03 | 
佐藤青南「行動心理捜査官 楯岡絵麻 インサイド・フェイス」読み終わりました。



これシリーズものみたいなんだけど


最初を飛ばして途中のから読んでしまったみたい(^-^;



でも内容的には全く問題なく読めたよ。




被疑者の行動を見て



その心理を暴き



自供に追い込む




その自供率100%と名前をもじり




「エンマ様」



と呼ばれる



楯岡絵麻



彼女は行動心理捜査官




竹野内豊が好きで



見た目はキャバクラでスカウトされるほどの容姿の持ち主



そして



相棒の後輩巡査「西野」は



人情派で被疑者の話に同乗して泣いてしまうような男



自称「竹野内豊」



しかし


絵麻から言わせれば「武田鉄矢」の間違いじゃない?


らしい^m^



西野はいつも絵麻にいたぶられ・・



それを西野も本気で嫌がってはいない。



いざというときは協力し合う名コンビ☆




一方



絵麻のやり方に反発し



昔ながらの「現場百篇」と強面で脅しをかけ



被疑者を落とす



筒井道大



そして



その昔堅気な刑事に憧れを寄せる



相棒後輩刑事の「綿貫」



こちらもまた名コンビ☆



そんなコンビ同氏が反発しながらも


ある事件をきっかけに協力し合うことに。



反発はしても


どこかで認め合ってる


絵麻と筒井




そんなところも読みどころです



そして


なんといっても


絵麻の行動心理を暴く観察力はすごい!!



被疑者のパーソナルスペースに



いつの間にかスッと入り込み



相手との距離を縮め



その上で



被疑者の嘘を見破り


自供させてしまう技は必見!!



「なだめ行動」と呼ぶ


嘘をつくときに自分の本心をごまかすために出てしまうしぐさ。



それを絵麻は見逃さない!



そして


被疑者を落とすときに


決める!



尖塔のポーズ



それは自信の表れ





ストーカー行為から



相手を刺してしまう「三嶋祐貴」



そして


刺された被害者は



三嶋の元妻「細川めぐみ」




この元夫婦の間には「花凛」という娘がいた



そして



花凛は3年前に殺されていた



なぜ


元妻にストーカー行為をし


刺してしまったのか?



三嶋には


統合失調症という病が



元妻の証言から



一緒にいるときからその症状は現れていたと。




しかし!


絵麻はそのことに疑惑を持つ。




そして・・



たどり着いた事件の背景



そして



その裏にあった




刑法39条の壁




心疾患ならば罪は問えず・・



人格障害ならば罪になる!




その境界線とは?!





法の抜け道を利用し




人を操る!




許せない犯人に



絵麻は立ち向かう!!



そして



筒井と綿貫も




絵麻のピンチに



相棒の西野が活躍




果たして絵麻は?!





ある部分ではスカッとし☆



ある部分では


スッキリしない・・



法の壁




人を裁くことの難しさを考えさせられた




絵麻と西野のコンビ☆



そして



筒井と綿貫のコンビ☆



その後をもっと見たくなりました



それにしても



行動でこんなに心理を暴かれてしまうなんて・・



絵麻のような人が近くにいたら・・



怖いかも(^^;)










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秋吉理香子「放課後に死者は戻る」~自分を殺した犯人を捜しに他人の姿で戻ってきた教室☆その真相とは?!

2018-01-01 02:32:19 | 
秋吉理香子「放課後に死者は戻る」読み終わりました。



集中して読んだら昨日1日で読み終わったよ^^



元旦から本の感想が書けるなんてラッキー☆



それにしても



秋吉さんの作品は



グイグイ引き込まれていきます!!



途中で


えっ?


あれ?


そうなっちゃうの??


・・とホントに目が離せない。




カンタンに言えば



中身が入れ替わっちゃうやつなんだけど



そう言う作品は他にもあるんだけど



コレはそういうのとはまた違っていて・・



謎解きも含まれてる



そして


その犯人も


「こいつか?」


「それとも・・こいつ?」



それっぽいのがいろいろ出てきて・・



すごくワクワクする♪



そして


最後は・・


そう言う結末?!



予想外の展開



面白かった~





教室でいつも目立たず



空気のような誰にも気づいてもらえない



そんな存在だった「小山のぶお」



唯一の友達は


同じような存在の「田中吉雄」



共通の趣味は鉄道だった




そんな目立たない「小山のぶお」が



イケメンの「高橋真治」になって





教室に戻ってくる




その目的は




自分を殺した犯人を見つけること




のぶおの机の中に入っていた1通の手紙



「9月2日19時に三浦海食崖で待っています」




そこにのぶおが行き・・



誰かに背中を押され



崖から落ち・・



遠ざかる意識の中見たのが・・



上から助けてくれようとした「高橋真治」が



落ちてしまう瞬間だった!!




そして


目覚めたとき・・



見知らぬ「パパ」と「ママ」が



ぼく・・



「真治」を呼んでいたのだΣ(゚Д゚)



なぜか


のぶおは真治になっていた。




本当の自分は?



「死んだ」らしい。。




真治になったのぶおは



犯人を必ず見つける決意をして


教室に臨むのだった。




今までは話したこともなかった



クラスの中心になってる


佐々木君や新井君が


積極的に話かけてくれる。



隣の席だった


机に誰かが彫ったハートマークのせいで


冷やかされていた「丸山美穂」


暗く目立たない彼女も


自分がイケメンになったことで


話しかけてくる



やっぱりイケメンの威力はすごい!



等と感心するのぶお



親友だった「吉雄」に近づき



犯人捜しを手伝ってくれるように頼む



しかし・・


なんだか吉雄の様子がおかしい?!



自分に心を許してくれない吉雄



そして・・


そこには


裏であやつる




重要人物が




そこから



急展開していく



犯人への道しるべ!!





自分の家に侵入し



見つける!



自分に掛けられた多額の保険金




そして



担任教師と母親との関係?




自分の部屋の大切な鉄道模型や引き出しのお金が消えていた?




謎・・



謎・・



犯人は一体




姿が変わっただけで



人はこんなにも積極的になれるのか



見た目は「自信」になるのだろうなぁ~。




自分が他人になったことで



自分自身の事も見えてくることもある☆




真治になったのぶおが



本当に大切なものに気づいたとき



のぶお自身が変われる



自分が思ってるほど


自分は捨てたもんじゃないよ!



そんなことも教えてくれる作品です



美穂の正体とそうなった真実には



切なさを感じたよ~。




ただ不器用だった。。



それだけなのにねぇ。




あなたはこれを読んでどんな感想を持つのかな^^




秋吉さんの作品もっと読んでみたくなった♪











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