瀬尾まいこ「図書館の神様」読み終わりました☆
自分自身と重なって考えさせられる作品でした
自分は
こうしなければいけない
そんな概念にとらわれて・・
動けなくなる清
固定観念が自分自信を苦しめる
高校時代バレーボールに打ち込んだ清
自分に厳しく
他人にも厳しかった
あるとき部員に強く注意した
その後・・
その部員「山本」は自殺してしまう。
清がいったことが原因なのか?
それはわからないけれど
周りからそんな目でみられ・・
自分自身も自分のせいだと思いこむ。
その後バレー部を辞め
大好きだったバレー自体を封印する。
自分はそんなに悪いことをしたのか?
ずっと苦しむ清
安らぎを求めて浅見と不倫
浅見に癒される
浅見は清にバレーをやることを勧める。
そして
高校の講師になれば
バレー部の顧問になれるかも・・
そんな浅見の言葉にのっかり
講師に
しかし・・
清が顧問になったのは
文芸部だった
しかも
部員は「垣内くん」一人だけ。。
部活内容も
図書館で毎回本を読むという地味なもの。
まったく楽しいと思えなかった清
しかし
垣内くんはいつも楽しそうだった
そして
清は垣内くんによって
呪縛から解放されていく
こうでなきゃ!
と思っていたことが
「べつに・・こうでもいいんじゃない?」
そんな風に思えるようになっていく。
根底にあった山本への贖罪
浅見との不倫
そんなものが・・
垣内によって清から放たれる。
考え方ひとつで
それが
つまらないものにも楽しいものにもなる
そういうことを清に気づかせてくれた垣内
最後に
文芸部なのに
清と垣内は
走って~
走って~
走り回る!!
そして
図書室で飲む
サイダー
あのシーンは実に爽快
私も
清と同じようなことをやってしまった覚えがある。
自分がこれだけがんばってるんだから
あなたも頑張ってよ!
・・って
押しつけてしまったこと。
人それぞれ力量は違う。
そして
何を「一番」とするかも・・
それに気づかずに
やってしまったこと。
人はいろんな経験をして
いろんな人に出会って
成長する
ときに
教師は
自分よりずっと年下かもしれない
私もこれからたくさんの教師に出会うだろう。
それは
人間とは限らない。
自然や・・
目に見えないものかも~♪
そう思うと今日1日も楽しくなる
そんな元気をもらえる1冊でした。