読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

佐藤青南「たとえば、君という裏切り」~こんなにも人のために人生を捧げられるのか?~

2020-12-25 02:38:44 | 

佐藤青南「たとえば、君という裏切り」読み終わりました。


冒頭から最後まで

なかなか内容についていけなかった。


最後のインタビューの後の話が

どこにつながっていくのか?


その切り替えが分からなくて。。


でも読み終わってみると・・


なるほどね!


と納得できました。



小学生のころから


ずっと一人の人しか見ていなかった。


そして

その人に捧げる自分の人生


そんなことができるのだろうか?



そんなことを考えさせられた。



その人に助けられ

その才能のために身を尽くす


すごいなぁ~。


そのおかげで傷つけられた人は気の毒だったけど




フリーライターの早田直彦は


名の売れている作家「鴨志田玲(かもしだ りょう)」から


「私を取材してほしい」といきなり依頼を受ける。


最初は知り合いが冗談でしていること?


半信半疑だった早田


しかし


世間に顔出ししていないベールのかかった


鴨志田玲と対面することになる。


そして


鴨志田が女性であること


そして


パーキンソン病で自分の命が長くない事


そのために筆を折ることを知る


取材をして自分のことを


早田の視点で忖度なく正直に書いてほしいという。



なぜ自分に依頼したかということに対して


自分のことをよく知らないライターに


書いてもらいたいという。



今まで作品も読んでいなくてよく知らない鴨志田のこと


早田は取材するうえで


鴨志田のことを少し知りたいと思った。


そして

わかっていく・・


早田を選んだ理由。。



そして・・


最後の最後に分かる



鴨志田玲の正体




最後まで読んで


また最初に戻って・・


あぁ~なるほどと納得する。



私だけ?


サスペンスタッチで進んでいく内容にくぎ付けに



公園のお姫様が出会ってしまう


自分と同じように傷を負った仲間たち


そして


白馬の王子様



傷ついたからこそ生まれてくる物語


それに魅せられる


姫を護れるのは自分だけ



そう思って捧げる人生



幸せなのだろうか









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