読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

東野圭吾「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」~叔父と姪が殺人の真相に迫る!最後のショータイムで真実が☆

2020-12-13 03:23:24 | 



東野圭吾「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」読み終わりました。


待ってました!


いつも圭吾さんの作品は

必ず新作が出ると購入して読んでいます


今回の作品は


今のコロナ過も取り入れつつ


人間の弱いところを浮き彫りにした作品でした。



そして


ワクワク惹かれていく仕掛けがいっぱいです。



今まで関わりのほとんどなった


叔父と姪が協力して


殺人事件の真相に迫っていく!!




真世の元中学教師の父「英一」が殺される


そして


英一の弟で元マジシャンの「武史」と真世は


自分たちの手で真相を究明しようとする。



叔父が姪に覚悟を持たせるために


見せる現場写真


真世が目を背けずにいられなかったもの


それを敢えて見せようとする。



なんていう叔父だ!



そう思う真世



真相を追うことで


人を欺きしゃべらせる手口


叔父のことを信用できないでいた。



しかし


それがいつしか


変わっていく



いくつもの絡まった真相へ糸を


鮮やかに紐解いていく叔父



そして


叔父の父への思いを感じていく



中学時代


自分の父親が教師ということで


父との距離を取ってきた真世



東京に出て


その距離もずっと遠くなっていた



そんな真世の知らなかった


英一と生徒の関係



それをだんだん知っていくことになる



生徒一人一人のことを大切に思い


真剣に付き合ってきた父



しかし・・


そんな父の生徒との向き合い方が


事件に発展してしまった



友情を美化した教師


そして


友情を利用してしまった


ある人物の罪悪感



思いの行き違いが。。



そして


叔父の武史が


同級生たちを招く


最後のショータイム



そこに現れたのは死んだはずの英一



マジシャンが暴く真実とは




みんなが今抱えるコロナ過の辛さ


現実を受け入れなきゃならない。。


だけど


その先に見えてくる光



きっとそれもあるんだと思えた作品でした。



どんな辛いことも


結局向き合うことでしか解決しない


厳しいけど優しい


圭吾さんの作品を読むといつも思うのは


そういうことです。



でもその中に


ちゃんと「笑い」もある



刑事と武史の掛け合いが面白くて


ついつい笑ってしまう場面も



こういうところも圭吾さんの作品の魅力です



読者に勇気と希望


そして笑いをくれる作品でした








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