読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

大沼紀子「ばら色タイムカプセル」~プロの乙女たちが奏でる人生の彩り♪そして薔薇の庭が13歳の奏の道しるべに☆

2019-01-26 04:04:00 | 
大沼紀子「ばら色タイムカプセル」読み終わりました。


コレずーっと読みたいと思ってたの。


やっと読む事ができました^^



ちょっと突飛な内容だけどよかったです。



何が良かったかと言えば



いろんな経験を積み重ねてきたプロの乙女たち



まぁいわゆる・・



高齢者の女性たちなのですが^^>



そのプロの乙女たちが



自殺をしようとした



13歳の奏を助ける。



そして



そのプロの乙女たちの生き方を見ているうちに



奏の人生はまだまだこれからなんだ。




これからなんだってできるし



プロの乙女たちになるにはもっともっと



いろんな経験を積まなければならない!!




そう!



どう生きていったらいいかの




道しるべになってくれた




そのことが一番良かったなぁと思いました。





親の離婚



父と暮らし



父に新しい奥さんとそのお腹には新しい命



そうなったとき・・



奏は自分はここにいてはいけない存在と感じる。



母と暮らすと父に言い出す奏



父は渋々承諾する



しかし



奏は母と暮らすことも選ばなかった。




父と母に嘘をつき



家出をする奏




奏の毛髪はストレスで真っ白になっていた




一人で生きていこうと決めた家出だったが・・



13歳の奏に働き口は見つかるはずもなく・・



たどり着いたのは千葉だった・・



いろんなことに疲れ



楽になりたいと思う奏



そして



断崖絶壁から飛び降りる




目を覚ますとカラフルな頭の老女たちが。。



天国か?



そう思う奏




しかし・・



もう一度目を覚ますとベッドの上にいた。



そして



そこが


女性専用の有料老人ホーム「ラヴィアンローズ」だと知る。




そして



奏は



20歳だと嘘をつき



そこで働くことになる。



そして



奏ではそこの入居者たちに


教育されていく☆



そこでは



常識は通用しない。



プロの乙女たちは



自分の先行きの時間のないことが分かっている。



そして



そのためには


なにを優先させるのか



なにより



人生の楽しみ彩りを優先させる



歌舞伎役者に恋をし



医者や料理人にも惹かれたりする



人生がいつ終わるか分からないから楽しむ♪



奏にはそれがよく分からなかった。




でも



プロの乙女たちの生きざまや




ラヴィアンローズの庭にたくさんのバラを育てている


遥の異常なまでのバラへの執着



そのわけを知ることで・・




奏は大人の階段を上がることになる☆




そして



奏のなにもかもを見破った



同じ13歳中2の「田村和臣」と初めて友達になる。



奏にはそれまで「友」と呼べる人がいなかった。




田村との関係も奏を変える



そして



奏が犯してしまった罪。。



それと向き合い



自分のこれからを真剣に考える



そして


出した結論は




登紀子が親を思う気持ち



そして



認知症になった登紀子の母が見せる登紀子への愛情




そんなものを間近に見て


奏は親子というものを考える。




自分の家族・・



そして


これからを。




人は完璧じゃなくて



何かが欠けてるから人間なんだ。



そして



出会いや経験で人は変わることができる



そんな風に思えた作品でした



















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