読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

秋吉理香子「絶対正義」~その正義は人のためではなく・・自分の快楽のため?正義のヒーロー?正義の悪魔?

2018-09-03 01:49:31 | 
秋吉理香子「絶対正義」読み終わりました。



タイトルだけでなんかそそられる~!



これ絶対面白いやつでしょ!


・・って思って読んだら


やっぱり


面白くて止まらなくなった



どーなってくんだろ?



そう思うと先が読みたくてたまらなくなって・・


あっという間に読んじゃった^^




「正義」っていうと



どうしても



「正義の味方」


「ヒーロー」



そんなイメージだけど。




ここに出てくる



一見



「正義のヒーロー」



あっ・・



女性だから



「ヒロイン」かな?




その人は・・




正義を貫く



おっ!


いいじゃない~♪



…と思うよね。




ところが・・



コレが



半端な「正義」なんかじゃない。。





絶対正義




だから困りものなのだ。





えっ?



正義でしょ?



正しいことなんでしょ?




そうなんだけど・・





どんな状況でも・・



「正しいこと」を貫くということは・・



時として





人を傷つけ奈落のそこへ突き落す




そういうこともあるんだと・・




これを読んで初めて分かった気がします。





時には



人を守るためには



「正しくないこと」も目をつぶる。




そうでなくてはならないときもある。




うんうん。



そうなんだよ。




そんな風に思った。




もし・・



自分の知り合いに



高規範子



その人がいたなら・・



私は近づきたくないと思うだろう。




何事も


「正しい」


「正しくない」



それを基準に生きてる人




友達であろうと・・



「法律に違反してる」


「正しくないこと」



それをした時には


容赦をしない。




そして


正しいことをした時の


範子の顔は



悦に入ってる




「正しいこと」をすることは



そのこと自体が彼女の




快楽




そこまでになると・・




正義のヒーローではなく・・





正義の悪魔なのかもしれない





高校の同級生



和樹は「正義のサイボーグ」



由美子は「正義のモンスター」



理穂は「正義のヌーディスト」



麗香は「正義の夜叉」



と範子のことを称した。




範子を含めた仲良し5人組と思われていた彼女たちに・・



一体何が?!




それぞれが



範子に対してそう思ってるのは



自分だけだと思っていた。





しかし!



高校卒業後



バラバラになった5人が



顔をそろえるようになったとき・・




悲劇は起こる




範子を除く4人の気持ちが1つになった時




そして・・



4人に



正義のリンドウ色の封書は届く




それは・・



新たな



正義の悪魔からの招待状だった





最後の最後まで謎は深まり・・



自分も一緒に



範子を憎んでしまう。。




自分が間違ってるんだ。



範子は正しい。




でも・・



人として生きるということは・・



ときには



「正しい」ではいられないこともある。




生身の人間の弱さ・・




脆さ。。





でも



それが



人間ってものなんだよね~。




「人として」の自分も考えさせられる作品でした




自分ならどーする?




範子があなたのすぐそばにいたなら??










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