柴田よしき「いつか響く足音」読み終わりました☆
最近本を読むペースが早い!
内容にもよるのかもなぁ
この作品は
昔の
ご近所づきあい
面倒だなぁ~!
・・って思うときもあった
だけど
「困ってるときはお互いさまよ!」
↑そんな風に助け合う関係
それを思いださせてくれた
なんだか
心が
ぽわぁ~
・・ってあったかくなったよ
今のご近所づきあいって
挨拶だけはして
なるべく余計なことは話さない。
↑私も今はそうなんだぁ。。
隣の人とも滅多に会わないし
いつの間にかご近所の人が亡くなっていた!!
なんてことも珍しくない。。
だけど~
昔は違ったよね~。
私が子供だったころは・・
ご近所のおばちゃんが「おかず」を持ってきてくれたり
こちらがまた何かあげたり
困ったことがあると
助けてくれたり
私は小学生のとき
子犬を拾ってきてしまい
母に怒られ・・
ドアの外で泣いていたとき・・
ご近所の犬好きのおばちゃんが
「どうしたの?」
・・って声をかけてくれて
事情を知って
「おばちゃんがその犬もらってあげる」
って犬を連れて行ってくれたの。
あ~
そぅそぅ
昔ってそんな・・
人の温かさ
あったよね~。
この小説に出てくる
「里子さん」は
まさに!
そんなおせっかいなおばちゃん。
大量に作った「肉じゃが」を
ご近所に配る
ちょっぴり鬱陶しくもあり、
だけど
その
「おせっかい」に救われもする
だけど・・
そんな里子さんは
隣町に住む「息子夫婦」と疎遠になってしまった
という
寂しさゆえの「おせっかい」な行動だった。
↑そんな事情があったり
里子さんと同じ年ぐらいの「静子さん」は
夫となった3人の人が亡くなってしまう。。
という経験の持ち主!
3人目の夫は事故死だった。
しかし!
その事故は・・本当は??
いつか響いてくる足音に
静子さんはおびえていた
カメラマンの米山克也は
猫の集会の写真を撮ろうと
夜中に団地の植え込みに隠れていたり・・
ちょっと怪しい人に見えたりする。
しかし!
克也は実は売れっ子カメラマンだった
仲島は最初の妻と結婚したときにこの団地にやってきた。
夢をいっぱい抱えて
しかし
子供ができず
妻は精神を病んだ。。
そして~。。
↑そんないろんな事情を抱える団地の住人達。
そして
借金の取り立てに追われて
「うちにおいでよ」といってくれた友達の朱美のもとにやってきた
「絵里」は
この住人達によって
救われる
朱美と父の関係・・
父と母が離婚してからしばらくあっていなかった父に
偶然再会し
この団地で一緒に住むことになる。
しかし
父は半年後に失踪。
それから朱美は
この父名義の団地に一人で住むことに。
そんな朱美もまた
団地の住人たちに救われる
家族ってなんだろう?
人とのかかわり方って?
血のつながりよりも
血のつながらない関係に救われることもある
家族よりも
家族
そんな関係もあるんだよなぁ~。
なんだか読んでいて
懐かしい気持ちになりました