読書って楽しいね♪

好きな作家は東野圭吾さん☆他の作家さんのもいろいろ読んで感想を書いていきたいと思います♪

北森鴻「深淵のガランス」~小説もだけど主人公に惚れる♪~

2013-08-20 01:53:18 | 



北森鴻「深淵のガランス」読み終わりました☆



今回もまた図書館で借りてしまった




この小説は、


花師と絵画修復師二足のわらじをはく主人公、


佐月恭壱




なんといっても、



この主人公に惚れてしまいます




このシリーズは前にも読んでいて、



「佐月恭壱」いいなぁ




そう思ってました。




で、


今回もコレを読んでますます惚れました





何がいいか?



やっぱり、



何といってもその仕事ぶりです



自分の仕事に対する妥協しない姿勢




これがいいです!




小説中にたびたび登場する、



朱明花が佐月恭壱に惚れてるのもうなづけます





自分の仕事に誇りを持つ♪



そして、



頼まれた仕事もちゃんと選び、



時には断る。




そこがまたいい





今回の内容は、




洋画家の長谷川宗司の孫娘から依頼を受けた佐月。




祖母が気に入っていた風景画だというその作品を、



修復してほしいと。




それを受けた佐月だったが、



その絵を修復前に調べたところ・・



不自然さが気になる。




そして・・



その下に隠されたもう一つの絵の存在を知る。




その下の絵のほうに興味を持った佐月。




孫娘にその絵の存在を知らせるも・・



孫娘は上に描かれている風景画の修復をしてほしいと。




が・・



その孫娘の元夫が佐月の前に現れ、



風景画の下に描かれた絵のほうを再現してほしいといわれる。




佐月の依頼主は孫娘であるため、


そんなことは出来ないと断る。




しかし、


そのことでますます下の絵が気になる佐月。




風景画を残すためには・・


下に描かれた絵を諦めるしかない。



下の絵を再現するためには、



上に描かれた風景画を残すことはできない。。




風景画を残すのか?



元に描かれていた絵を再現するのか?




そして、



佐月は









「血色夢」では、




洞窟の壁画を自分の土地から発見した多田。



佐月はその壁画の修復を依頼される。



その壁画に魅せられた佐月。



依頼を引き受ける。



しかし、


朱明花の父「大人」の知人だという多田からの依頼。



それを「頼む」と大人からも言われた佐月だったが、



なぜか、



大人の横槍が入り。。



修復作業が遅れてしまう。




なぜなのか?



本人に確認することも出来ず・・



気をもむ佐月。




実は、


この依頼の裏には・・



大人の人情劇が潜んでいた




お金では動かない大人が、



多額のお金を使い・・



守ろうとしたものは






この壁画の修復作業に取り組む佐月恭壱☆



その時代のそのときの絵を再現することの難しさに、


全身全霊で取り組む姿は・・


本当に息を呑むほどです






佐月恭壱。



魅力的な人です





あ~このシリーズ・・



もっともっと新作が読みたかったなぁ。。




そう思うとスゴク残念です。





でも、



もう新しい佐月恭壱に会えないからこそ!




ここにいる佐月恭壱がますます輝くのかもしれません
















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