乾くるみの「クラリネット症候群」読みました☆
実は、
コレ読んだのは2回目です。
もう何年前かな?
時間がたつとまた読みたくなって・・
というか・・
内容を所々忘れていたりして^^;
そんなわけけで、また読み直してみました。
でも読み直してよかった♪
改めて感動しちゃいました!!
小説の内容もそうですけど、
乾くるみのマジックに魅せられました
私は、
最初読んだ乾くるみ作品は、「イニシエーション・ラブ」だったんです。
コレを読み終えたとき・・
最後の2行に気づかなかった!!
そこがポイントだったのに。。
それで、
あるサイトでこの作品からくりを読んで・・
そういうことだったんだぁ~!!
・・って初めて気づいたんです。。はは。。
そんな経緯があって・・
くるみさんにはやられちゃいました
そして、
2番目に読んだのが、
この「クラリネット症候群」だったんです。
コレは、
「マリオネット症候群」と「クラリネット症候群」の2作品が収められています。
マリオネット症候群は、
ある女子高生が朝起きると、
自分の体が自分のものじゃなくなっていて・・
体は誰かが操ってる!!
しかも、
その人に自分の思いは伝わらず。。
まるで、
操り人形!!
しかも・・
自分の体を操っていたのは・・
昨日のバレンタインにチョコをあげた憧れの先輩だった!!
なんということでしょ~!笑
その女子高生里美は、
里美本人も気づかないうちに・・
なんと!!
その憧れの先輩を殺していたという!!
里美の特異体質が招く・・
悲劇!!
だけど・・
なんだか笑えちゃう
ミステリー?
ただの人の入れ替わりなら、
他の作品にもあるけど・・
乾くるみはそれじゃすまない!
最後は・・
一人の体に、
5人同居?!
そして・・
そんな状況になっても、
なぜかみんなめげずに、
その状況を受け入れて割り切っちゃう!!
なんて前向きなんだ
なんだか最後は笑えてしまう♪
いや・・内容的には悲劇のはずなんだけどね(^^ゞ
そして、
「クラリネット症候群」は、
高校生の翔太は、
クラリネット奏者の養父関と暮らしていた。
ある日、
翔太が家に帰ると置手紙があり、
関はしばらく留守にするという。
朝学校に行くときには何も言っていなかったのに不審に思う翔太。
携帯にも連絡がつかないし・・
クラリネットの「クララ」も置いたままになっていた。
翔太はその日、
ある計画を立てていた。
憧れの先輩絵里に近づくため、
ジャズ好きの絵里の帰宅時間に合わせてクラリネットを吹くこと。
その計画は成功したものの・・
そこに通りかかった昔の同級生にからかわれ、
クラリネットの「クララ」を壊されてしまう。
それから、翔太に異常が!!
翔太の耳に、
ドとレとミとソとラとシの音が聞こえなくなってしまう。
そして、
関の失踪には、
暴力団が関係していたことがわかる。
関の残していった暗号。
その解読に奮闘する翔太。
そして、
アパートの住人たち。
暗号を解く鍵。。
クラリネット奏者にしかわからない解読法
そして、
絵里の正体。。
何重にも隠された・・
仕掛けに躍らされ楽しめる♪
翔太が知らなかった父の正体までもが明らかになっていく!!
そして・・
翔太のクラリネット症候群は治るのか?
ホントに乾くるみは読めば読むほど~
ハマります
そして・・
私は今、
乾くるみのデビュー作!
「Jの神話」読み始めてます!
閉ざされた全寮制の女子高で起こる事件。。
さて、どうなるのか?
続きが楽しみ~