朝、携帯に電源を入れたら、娘から「予定よりかなり早かったが、元気な男の子が生まれました。」とのメールが入っていた・・・孫2号の誕生である。
さて、今日の中ノ沢岳は、今回こちらへ来てから登れそうな山を探していて見つけた山である。地図上に山名の記載もなく、三角点もない1189mである。しかし、増毛市街地方面から眺めると立派に存在感のある山で、名前があるのも納得できる山容である。
無風、快晴のすばらしい朝を迎える。あわよくば西暑寒別岳(こちらも地図上に山名の記載もなく、三角点もない)への縦走も考えて、4:45分に暑寒別川とポンショカンベツ川の合流点に架かる暑寒橋を渡ったところから直登尾根に取り付く。幸い、尾根の末端から残雪が繋がっていた。
いきなりこのコース最大の急登の標高差200mを登りきると、あとはずっと広大な緩やかな尾根が続く。700m付近までは、展望も変化もなく飽きてくる感じだ。700m付近で、ようやく暑寒別岳~西暑寒別岳~中ノ沢岳が見えるようになり、登りも変化に富んでくる。
高度を上げると、今回登った天狗岳や幌天狗を初め、群別岳、浜益岳、雄冬岳などが見えてくる。特に緊張する場面もなく、8:15には頂上に到着。しかし、西暑寒別岳への向かうには、下り始めてすぐに、多分無理だろうと思っていた一番の難所である雪の落ちてしまった岩稜が見える。雪の斜面も急でとてもトラバースできる状態ではない。ここを通過するには右のハイマツが雪で覆われているときでも自分にはむりであろう。時間はたくさんあるが命はひとつしかない・・・あっさり断念。
西暑寒別岳に安全に登るには、ポンショカンベツ川が塞がっている時期に直登尾根を登るのが一番・・・来年以降の楽しみに残しておこう。
4:45スタート、登り3時間30分、下り2時間15分、11:00ゴール。下山後、昨日ものんびりしたオーベルジュましけの温泉に入り、ブログを更新。
これで、増毛山塊は切り上げて、この後層雲峡へ移動し、明日は大雪山の黒岳から、まだ現れたという情報はないが白雲岳の「幻の湖」を考えている。もしまだだったら雪で覆われているときしか登れない凌雲岳と烏帽子岳でも・・・。
だだっ広い緩やかな長い尾根がずっと続く
700m付近で、暑寒別岳~西暑寒別岳~中ノ沢岳と対面
969ポコを越えて目指す中ノ沢岳へ
西暑寒別岳(左)と中ノ沢岳(右)
西暑寒別岳をバックに
西暑寒別岳への縦走を阻んだ岩稜・・・雪に覆われていても自分には無理だろう
群別岳(左)と一昨日登った幌天狗
昨日登った天狗岳
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