癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

迫力の谷川岳

2008年10月17日 | 登山・旅行
画像は、ロープウェイ山頂駅から望むトマの耳とオキの耳の双耳峰の谷川岳

新潟県と群馬県に股がる谷川岳(1977m)。最近はあまり聞かなくなったが、「死の山」のイメージが強く、山をやらない人でも山名は知っている人が多い。それだけ多くのクライマーを引き寄せ、転落事故が多かったということだろう。

今回の山旅で楽しみにしていた山の一つ。そのアルペン的山容、深く刻まれた谷、細く連なる稜線、日本三大岩場の一つに数えられる一ノ倉沢から見上げる東壁・・・すべてに大満足の山だった。

妻も一緒に往復ロープウェイを利用して、トマの耳を越えて頂上のオキの耳まで往復した。昨日もそうだったが、平日にも関わらず物凄い数の登山者に驚く。ほぼ蟻の行列状態。明日の週末はどうなることか?

このコースは、急な岩場はあるが、特に危険なところはない。左手の万太郎岳の鋭峰や仙ノ倉など日高の山を彷彿させる細い稜線、右手には明日の予定の朝日岳を見ながら高度を稼いで行く。

天候はいいのだが、春霞みのようで遠望は利かないのが少し残念。でも、苗場山や巻機山やこの後の予定の武尊山や至仏山などは同定できた。頂上から少し先へ進んで東壁を斜め上から覗いて見た。やはり思わず足がすくむ物凄い迫力だ。

登り、2時間20分。下り、1時間55分。

下山後、この時期の週末は交通規制のかかる一ノ倉沢まで車で入って谷川岳の顔とも言えるクライマーを引き寄せて止まない巨大な東壁を下から見上げる。生憎逆光でその素晴らしさを伝えられるような写真を撮ることはできなかった。明日は、早朝から、この岩壁を眺めながら隣の朝日岳に登るのでそのときを期したい。