癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

自然度満点の「神室山」(1365m)

2006年10月11日 | 登山・旅行
福島県を後にして北上し、鳥海山でも神室山でも対応可能な道の駅[天童温泉]で夜を明かした。朝の天気予報から、秋田県と山形県の県境に位置する日本二百名山の神室山へ向かう。

奥羽山脈の中央部、栗駒国定公園南西部に連なる神室連峰の主峰である。この神室連峰は地累山地で高さの割に起伏が激しく、東面(秋田県側)がすっぱり切れ落ちた急峻な荒々しい地形が特色で、「みちのくの小アルプス」のよび名もある。

いくつかコースがあるが、どれもロングで標高差の大きいハードなコースばかりである。当初単独で秋田県側の変化に富むハードな周回コースを考えていたが、妻の同行希望と天気が下り坂なので、最短距離の山形県側の有屋口コースからトライした。それでも、妻の体調不良もあったが、往復で7時間弱も要した。

コースは整備はされているが、人工物などは一切なく、後半の急な尾根は丁寧にジグが切られ、昔から歩き込まれた感じで、自然度満点の快適なコースである。たくさん生えているブナの大木が印象的である。

稜線付近の紅葉がピークだったが、それは山形県側だけで、急峻な秋田側には紅葉するような木も生えていない(画像)。展望は数日前に登った北側の栗駒山と焼石岳が懐かしいが、いつも見えていたこれまでで最も近くの鳥海山は雲の中で見えなかった。

明日も鳥海山は雨絡みの予報である。今回は諦めることにする。さらに北上し、和賀岳を目指し、途中のコインランドリーに寄り、登山口に最も近くの道の駅[なかせん]に落ち着く予定。