国内で最も多くの愛読者を持つ登山関係月刊誌『山と渓谷』に、過去「ふるさとの山」→「全国名低山」→「○月の山」とそのシリーズ名は変わってきているが、ずっと続いている、毎月全国から6~7山ほどの山の紹介のシリーズがある。
その北海道の山を13年もの長い間担当してきた北海道山岳界の重鎮今村朋信氏から、ひょんなことで引き継ぐ形になって2年。現在、江別在住の山と渓谷社元社員のH氏と二人で北海道を担当している。掲載されるのは、二人で年間4~5山のペースである。拙稿が掲載されたのは昨年の6月号の「仁頃山」、今年の8月号の「チセヌプリ」、そして、今回の11月号の「海向山」と3回目である。
前年に取材した山(自分の登った山)から4山ほどの候補を年末に提出し、その中から向こうの担当者が選んで執筆依頼が届くというシステムになっている。紹介文の他に、写真が目次に使う物も含めて5枚ほど、その山に関するデータ、登山道地図と周辺地図などである。校正段階で結構シビアな注文やチェックが入るので、いい加減な対応は厳禁である。昨年までは、その本文は客観的なガイド文で良かったが、今年からエッセイ風となり、頭を痛めている次第である。
今回は、町村合併で函館市の山となった海向山を紹介した。恵山と火口原を挟んで対峙し、サラサドウダンやヤマツツジの紅葉で全山真っ赤に燃えるのが魅力の山である。下記がその紹介文のネタになったページである。
http://sakag.web.infoseek.co.jp/kaikou05.htm
その年によって赤の鮮やかさが違うので、今年は例年より遅い紅葉のようであるが、近々また訪れてみようと思っている・・・・と同時に来年の投稿候補の山を選出しなくてはならない時期でもある。さて・・・・?