癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

原始性が残る奥深い「和賀岳」

2006年10月12日 | 登山・旅行
夜中に雷が鳴り、車の屋根が破れそうな大粒の豪雨となったが、朝方には上がり、日中は晴れそうなので決行する。

奥羽山脈の秋田・岩手の県境稜線を形成する真昼山地の最高峰が今日の和賀岳である。原始性を保っていることが魅力の山らしい。

日本二百名山に選ばれていて、コースはいくつかあるが、いずれも長く奥深い山である。今回歩いた一般的な秋田県の真木渓谷からのルートでも、ガイドブックでは往復7:40の長丁場である。(結果的には5:45で済んだが)

登山口から標高1100m付近までの山腹一帯のブナの原生林は見事である。登って行くに連れての黄葉の垂直変化を楽しむ。薬師岳から小杉山と小鷲倉を越えて頂上に至る快適な稜線歩きは遠望が利いたら最高であろう。ガスは時々切れるものの周りの山々は生憎見えず仕舞いだった。それでも、下山時には田沢湖と仙北平野が見えた。

薬師岳から見えていた頂上はガスの中であった。下山し始めたらまた姿を現した。頂上一帯は夏にはいろいろな花が咲いていそうである。

登り 3:15、 下り 2:30(単独)

下山後、角館温泉に入り、武家屋敷通りを歩く。明日の予定は秋田市の北東に位置する太平山である。秋田市近くの道の駅[協和]に落ち着く。