癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

道北随一の鋭鋒・鬼刺山

2013年09月22日 | 登山・旅行

敏音知岳から眺めた鋭く天を突く鬼刺山(中央右)

 「鬼をも刺す」と言われる山名といい、鋭く天を突く端正な尖峰といい、道北の山の中では非常にインパクトの強い山である。しかし、奥深い山で山麓からはほとんど見えないし、登山道もない。自分がこの山を目にしたのは2004年に登った敏音知岳(ぴんねしりだけ)からだった。そのとき以来、機会があったらあのてっぺんに立ちたいものだ・・・と思っていた。

 期せずして、今回の全道から集まるお馴染みの藪山仲間の年1回の例会?がこの山だった。その中の2人が10年ほど前に登っている天塩川支流の西面の知良志内川を遡って登頂することができた。3kmほどの林道跡歩きの後、入渓し、上流の滝を越え、源頭部からは急斜面の強烈なネマガリダケなどの藪を掻き分けて、一等三角点の設置された尖った頂上へ立つことができた。

 あいにく頂上稜線へ着いたときから頂上にいる間は雨に降られて、頂上からの展望には恵まれなかった。しかし、その前後の利尻山や近くの山々や日本海とオホーツク海までのわずかながらの展望に救われた。往復9時間にも及ぶハードな山だったが、まさに頼もしい仲間たちのお陰で念願が叶って大満足だった。

 なお、山名の由来は、地元ではほど鬼をも刺すほど鋭い山だから鬼刺山と名づけられたという説もあるが、和人が入る前からその名の記録のある麓を流れる鬼刺辺川からとられた山名でアイヌ語が起源であろう。

 6:40スタート 登り4時間45分、下り4時間05分、ゴール15:40。下山後、天塩川温泉でさっぱりして解散した。


林道跡の終点から入渓し、穏やかな川の中を進む


2ヶ所目の連瀑を登る


源頭部の強烈な藪漕ぎ


雨のそぼ降る中を頂上ピークへ


頂上にて・・・お付き合いの長い頼もしくも気持ちの良い藪山仲間の顔ぶれ


下山途中から望む利尻山

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