癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

暑寒別岳(箸別コース)

2013年09月13日 | 登山・旅行

登山口へ向かう正面に、朝日に輝く暑寒別岳。右は西暑寒別岳。

 明日の「増毛山道トレッキング」に参加するために増毛までやってきた。秋晴れに恵まれた今日は箸別コースから暑寒別岳(1491.6m)に登った。このコースは一度花の頃に登っているが、そのときはガスの中だったので、多くの花しか印象に残っていない。そこで、展望狙いで再訪した。ちなみに、雨竜沼湿原コースも暑寒コースも一度ずつ登っている。暑寒コースは5月上旬のスキー登山だが・・・。

 登山口まで舗装道路が続き、登山道も草が被ってなく、スパイク長靴だったのにまったく濡らすことはなかった。一昨日のユニ石狩岳は十石峠までの2時間半は朝露で濡れた胸丈ほどの笹で覆われていて、カッパを着てもびしょ濡れになっただけに、快適な歩きが非常にうれしかった。

 前回も印象に残っているが、2合目までは平坦で1時間も掛かったのに、標高200mしか稼げない。その後は1合15分のペースで続く。どうやら、登山口から頂上まで標高差が1000mなので、1合をおよそ標高100mごとに設置しているようだ。

 熊の掘り返しと糞が非常に多かった。特に、5~6合目の間が賑やかで、7合目より上の花畑にも多かった。暑寒コースから登ってきた青年は、3合目付近で真新しい糞を見た途端に直ぐ近くで唸り声を聞いたそうだ。

 さすが、標高1500m未満だけに、日高や大雪に比べて紅葉は、まだ色づき始めたばかりだった。しかし、4~5月に何度もやってきては登っている群別岳、奥徳富岳、幌天狗、浜益岳、雄冬岳、増毛天狗岳などの峰々を初め、遠く大雪連峰~十勝連峰、夕張山系、積丹岳~ニセコ連峰~羊蹄山~恵庭岳~樽前山の連なりがきれいに見えたのがうれしかった。

 無風で気持ちの良い頂上で、暑寒コースから登ってきた歌志内の青年と1時間半ほどもお喋りしながらのんびりと寛いだ。

 スタート6:05、登り3時間15分、頂上休憩1時間35分、下り2時間30分、ゴール13:10。下山後、オーベルジュましけ(トロン温泉)でのんびりし、夕方からは、昨夜も泊まった市街地のメモリアルパークの駐車場に連泊し、明日に備える。明日は1日中雨予報だが、雨でも決行してほしいものだ。

8~9合目付近の夏は花畑が広がっている斜面


頂上から眺める奥徳富岳(左)~群別岳(右)。いずれも残雪期に登っている。
群別岳に右後ろに少し見えているのが今年の5月に登った幌天狗。


浜益岳(左)と雄冬岳(右)


西暑寒別岳の尾根の奥に見えるやはり今年5月に登った増毛天狗岳。
その手前にうっすらと見えている尾根は、明日歩く増毛山道が通っている。
今年5月に登った中ノ沢岳は、西暑寒別岳の陰で見えないのが残念。


雨龍沼湿原をズームアップ


大雪連峰~十勝連峰の連なり

 
この時期独壇場のエゾホソバトリカブト  落雷で折れたという頂上標識の前で歌志内の青年と一緒に。

 
5~6合目の間に賑やかだった熊の糞と掘り返し。糞の大きさからするとかなりの大物だ。