つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

山菜

2015年05月25日 | 日記・エッセイ・コラム

ホームページの今週の作品欄を更新させて頂き、藤井勉先生の作品をご紹介させていただいたところ・・

届きました!盛岡の藤井先生から山菜!! ぜんまい、姫竹、アスパラ

あら?この新聞に包まれている山菜は何かしら?お礼の電話を差し上げるとき先生にお聞きするのを忘れました。

 

仕方なく時間をかけて検索したところ、

 萎びてはいますが、確かにモミジのような葉の形から、これは シドケ!!別名モミジカサ。

山菜の王様といわれ、東北の山に入る方達はこれを採取した数を自慢しあうのだと

検索先には書いてありましたが、何だか私の想像を絶する世界です。

藤井先生は絵も描くけれど、山仕事も沢山なさっていて春には山菜、秋にはキノコを

毎年送ってくださいます。

名前も知らない山菜やキノコ、食べて大丈夫?と思いながら口にすると、必ずとても美味しいのでびっくりします。

 

シドケは、やはりほろ苦さが特徴のようです。これは天ぷらにしてみよう!

春の短い東北では山菜は貴重な緑の野菜。ブナ林を想像しながら、料理してみようと思います。

 

 

 

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お便り

2015年05月23日 | 絵葉書

お嬢様の留学先に滞在されたお客様からお土産を頂きました。

私のために選んでくださったもの。

一度も行ったことのないフランスから私の手元にやって来てくれたもの。

ブルーがとても綺麗で気に入っていますありがとうございます。

今日はこんなおたよりも頂きました。展覧会が終わった翌日、私が店を留守にしたときに

お立ち寄りくださったお客様からのハガキです。

(李朝 青花 窓絵草花文 面取壺 東洋陶磁美術館)

眼にご病気があり美術品をはっきりと視覚で捉えることが難しいとお聞きしていますが、

いつも作品の本質をズバリおっしゃってくださるので私はこの方をとても尊敬しています。

知識とか財力とか、そして視力さえ・・

絵を見るということにおいて何の条件も必要がないということをこの頃深く考えさせられます。

以下お便りより

「小満の午後お邪魔いたしました。

お目にかかれなかったのは残念でしたが、ゆっくり拝見いたしました。

ゆき彦(安田)さんの気品がすばらしかったです。

お庭のシナノキも爽やかでした。ありがとうございました」

 

すべてに満ち満ちて小満のころを過ごしてまいります。

皆さまどうぞよい週末をお過ごしくださいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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手拭い

2015年05月10日 | 手ぬぐい

 

新しい手拭いのご紹介をさせていただきますね。

上はかまわぬさんの「おくら」模様の手拭い、母の日に息子がプレゼントしてくれました。

息子がくれるものは何でもよく見えるのか?オクラの切り口がとても可愛らしく感じられます。

下はにじゆらさんの「紡がれて」シリーズの「散歩道」です。にじゆらさんは最近お世話になっているヨガの先生が

紹介をしてくださったお店です。

先生は私がいつも手拭いを持っているのを横目でチェックしてくださっていたようです。

そのお心遣いが嬉しく、かえってすぐにパソコンを開きお店を覗いてみました。

 

まだまだ知らない手拭い専門のお店があるものですね。

他にもお客様が教えてくださったお店がいくつかあります。色々覗かせて頂いて、新しい物を選んでみます。

楽しみ~楽しみ~

 

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生誕150年記念 竹内栖鳳展 碧南市藤井達吉記念美術館

2015年05月01日 | おススメの展覧会、美術館訪問

 

昭和の日にやっと碧南市藤井達吉現代美術館さんに伺うことができました。

お目当てはいつもの麦の家さんのランチと、そして勿論 「生誕150年記念 竹内栖鳳展」の鑑賞です。

平成25年の秋に確か京都市美術館さんで大規模な栖鳳展を拝見しましたので

今回は正直なところ余り期待をして出かけたわけではなかったのですが。。

結局、久しぶりに佳い日本画の展覧会に出会えた!!と感動して帰って参りました。

ご存知の通り栖鳳は絵が上手いのです。それも抜群に、上手いのです。

ですから、展覧会で同じ栖鳳の作品ばかりを続けてみていくと筆の上手さに目が慣れてしまい、感動が薄くなる。

やっぱり上手いなぁ~で終わってしまうことがあります。

年譜によって画業を追うような展覧会ですと猶更そういったことになりがちです。

けれど今回は碧南美術館さんの展示室の窮屈さが功を奏したというか?

それを上手く利用して展示されたのだと思うのですが、

観る側のテンションがどんどん上がっていくように工夫されていました。

作品がイキイキと見えてきました。

 

個人的には。

今回初めてお目見えした唯一の油絵「スエズ景色」も「絵になる最初」も晩年の水墨画もとてもよかったけれど。。

やはり栖鳳は動物がいいのではないかと今回も感じました。

関雪や華楊など動物を描く名手は沢山いますが、栖鳳の描く魚、鳥、獣の首から背中、お尻から足の線は

本当に無駄がなく豊かです。そして、構図も色彩も、印譜も隙がなく美しい。お見事!です。

 

「画家は矢張り生来不断に画心を働かすことが慰安であり、愉悦でもある人が本当の名作を造ると思う」

本人の言葉のとおり、きっと栖鳳は動物を見続けることを慰安とし、それを描こうと筆を動かすことを喜びとしたのだろうと

私は美術館の一階の動物画ばかりを展示した小さな部屋で、とくに上の「臥虎」昭和2年を観ながら考えました。

虎年の私。虎の絵には敏感なのです

 

同じ展示室で絵をご覧になっていらしたご婦人の「なんだか絵から動物が飛び出してきそうで恐いわ~」と

おっしゃられた言葉が今も忘れられません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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