つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

モーリス・ドニ リトグラフ 

2015年09月30日 | 絵画鑑賞

 

モーリス・ドニ リトグラフ 「テラス」

 

 

以前モーリス・ドニの展覧会にいき、この画家のファンが日本に多くいらっしゃることを知りました。

最近仕入れた版画ですが、やはりどこか温かみがありホッとします。

以下、ドニについてWEB上の資料を利用させて頂きますね。

 

 ※納品のため画像を削除させていただきました。

 

モーリス・ドニ Maurice Denis

1870-1943 | フランス | 後期印象派・ナビ派・フランス象徴派

ナビ派、フランス象徴派を代表する画家兼版画家。装飾性に富んだ叙情性豊かな象徴的絵画や版画を手がけ、最年少ながらナビ派の画家として確固たる地位を確立。日常に典拠を得た親密的で柔和な作品の他、信仰心と精神性を感じさせる宗教画や神話画、挿絵、壁画装飾など様々な作品を制作した。また理論家としても名高く、ナビ派を象徴する作品『護符(タリスマン、ポン・タヴェンの愛の森)』の制作者でもあるポール・セリュジエと共に同派の絵画表現理論の中核を担った。敬虔なカトリック教徒であったモーリス・ドニはピエール・ボナールやエドゥアール・ヴュイヤールとは異なり、ジャポニスム(日本趣味)よりも初期ルネサンス(特にフィレンツェ派のフラ・アンジェリコ)や新古典主義に強い影響を受けるほか、アール・ヌーヴォーとの類似性も指摘されている。1870年、仏英海峡サンマロ湾に面するグランヴィルに生まれ、パリ郊外サン=ジェルマン=アン=レで幼少期を過ごした後、1882年から87年までパリのリセ・コンドルセ(コンドルセ高等学校)で学び、同校でエドゥアール・ヴュイヤールと出会う。1888年からアカデミー・ジュリアンへ入学し、ポール・セリュジエ、ピエール・ボナール、フェリックス・ヴァロットンらと知り合う。当時、ブルターニュ地方ポン=タヴェンで制作活動をおこなっていた総合主義の創始者ポール・ゴーギャン、エミール・ベルナールらの新しい絵画表現に魅了され、同年、セリュジエによる『護符(タリスマン、ポン・タヴェンの愛の森)』の完成によりナビ派(預言者の意)の結成に至る。1890年8月、20歳の時に芸術雑誌「芸術と批評(アール・エ・クリティック)」へ理論的な芸術論文「絵画とは軍馬や裸婦、或いは何かの逸話である以前に、本質的には一定の秩序の上に集められた色彩で覆われる平面であることをまずは認識すべきである~(序文抜粋)」を寄稿、ポール・セザンヌ以降の近代絵画の定義や理論考察に多大な影響を与えた。また、この頃オディロン・ルドンにも大きな関心と尊敬の念を寄せる。1893年からエミール・ベルナールやポール・セリュジエらと共にパリやヴェネツィア、カイロなど中東、スペインなどを旅行。1898年頃から古典主義的な傾向を強めつつ、翌1899年にはポン=タヴェンへ初来訪するなど、シャンゼリゼ劇場やヴェジネの教会付属礼拝堂を始めとした壁画装飾等の仕事をこなしながら、50年近くブルターニュの情景を描き続けた。1908年にブルターニュ北海岸沿いのベロ=ギレックで別荘を、晩年期には幼少期を過ごしたサン=ジェルマン=アン=レで邸宅を購入、現在、この邸宅はプリウレ美術館としてドニを始めとしたナビ派の作品が数多く展示されている。1943年、同地で死去。

 

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月曜日

2015年09月28日 | わたくしごと

今日は郵便やさんがドアをノックして届けてくださいました

「ポストに入りきれないので・・」

シルバーウィークあけの月曜日。この郵便物たちにどんなに力を頂いたか知れません。

 

まず宝塚ファンのお友だちにお願いして送ってもらった宝塚舞台のDVD。

彼女の詳しい解説つきなので、何も知らなくても、気分はすっかりヅカファンです。

いまの宝ジェンヌは足が長い。顔が小さい。踊りも歌もすごい練習量だと思います。

そして、なんというのかな??根性が違う。トップの人たちはすっかり何かを覚悟している。

そこここの男性もきっと顔負けです。

劇場に通うには、勇気とこれもまた何か??が私には足りませんが、親友を通して楽しむ

宝塚は最高です。

 

そして、スタンプは鳥の葉工房さんにお願いしていたものです。

久しぶりに3年日記をこの夏から書き始めましたが、挫折が多いので

シールやらスタンプを押してテンションをあげています。

全部で5千円も買ってしまったので佐橋に呆れられました

でも、こちらのスタンプは完成度が高くて綺麗です。

 

それから、いつもお便りの交換をしていただいている大切なお客様(

すでにお友だち感覚でいつも失礼しています。)とお着物の仕立てやさんの

お友達、まりなさんからのお葉書です。

こんな私にもみなさんがお便りを送ってくださるので救われます。

 

10月末までに決算作業を終えて申告をしなくてはなりません。

これだけは一人で。。

毎年、なかなか辛いです。

ですから、すみません、今日はすっかりわたくしごとで

blog更新させていただきました。

 

あれ?いつもわたしごとと言えばわたくしごとかな?

とにかくいつもお読みいただきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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野村美術館と泉屋博古館 京都

2015年09月24日 | おススメの展覧会、美術館訪問

南禅寺山門

 

連休を頂いて日帰りでしたが京都の二つの美術館に伺いました。

東山の野村美術館と泉屋博古館。

野村、住友のそれぞれの財を築いた二人のコレクター、野村得庵と住友春翠のコレクションを同時に観ることができ

それぞれに入場料の割引もしていただけるお得で面白い企画です。

野村美術館には名物、大名物といわれる最高峰の茶道具がずらりと並び、1つ1つ味わって鑑賞することができました。

北野茄子茶入、練上志野茶碗 銘 猛虎には特に感動いたしました。

泉屋博古館では西洋画を中心に作品を鑑賞しました。

なんといっても須磨に建てられた春翠の別邸の建物自体の大きさ、趣向に驚き、迎賓館としての建物に

飾られる作品を集めるというコレクターとしてのスタンスが得庵とは対照的に感じられました。

それぞれ期を設け作品の展示が替わります。秋の京都のお楽しみの1つにぜひお出かけくださいませ。

 

↓↓↓ それぞれの美術館のアドレスです。 

 

春 翠 の 色 気得 庵 の 男 気 

  住友春翠(1864-1926)と野村得庵(1878-1945)、大正期の京都を代表する二人のコレクターにちなんだ展覧会が、この秋、京都東山で催されます。ともに実業界で活躍する一方、市中からはずれ閑静で緑豊かな東山に別荘を構え、それぞれの趣味の世界に没頭しました。公家出身の春翠は、中国や西洋にも目を向け優美で華やかな世界を、大阪商人である得庵は大名茶のような力強く豪華な世界をめざしました。住友コレクションと野村コレクションの名品が同時に公開されます。名品を楽しみつつ、また見比べて、違いを味わってみてはいかがでしょうか。

 

泉屋博古館  http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/program/index.html

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斎藤典彦 作品

2015年09月19日 | 絵画鑑賞

いよいよシルバーウィークに入りました。

今日実家から名古屋に戻ってきましたが、途中の東京駅は大混雑。

お土産売場もお弁当売場も沢山の人たちが並んでいました。

皆様は休日をどのようにお過ごしのご予定でしょうか?

 

斎藤典彦先生から、4号の新作が届きました。

こまやま秋

こまやま冬

どちらもやはり色の美しい作品です。

特に冬をご覧くださったお客様が「あら、美味しそうな色」と

おっしゃってくださったのが忘れられません。

「あぁ~小豆のいろ?」ピンときてしまう私も食いしん坊!

日本には本当に美しい色が沢山あります。

 

斎藤先生には他にも小品を頂きましたので、

しばらくギャラリーに飾らせていただきます。

 

是非ご高覧くださいませ。

 

 

 

 

 

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秋の気配

2015年09月16日 | 日記・エッセイ・コラム

盛岡の藤井勉先生からキノコをお送りいただきました。

立派な野生の舞茸とシメジ。

キノコごはんと、おそばに入れてたっぷり堪能させていただきました。

制作とお山の仕事。

藤井先生の日常のおすそわけを頂き、秋本番を迎える準備ができました。

 

 

 

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