つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

南都大安寺と観音さま展 熊谷守一展 

2012年09月26日 | おススメの展覧会、美術館訪問

先週三重県のパラミタミュージアムに出かけました。

 

最近少し仏像に興味が出来てましたので『観音さま展』にひかれてのことです。

地元ゆかりの大安寺の名宝とこの地方をはじめとした全国の観音菩薩像 約50体
(重文14点)の展示がされています。

 

日本ほど観音菩薩の制作がされる国はないということですが、なるほどそれぞれの地で身近に信仰された“仏さま”はそれぞれのお姿、お顔に個性があり、国宝や重文の仏像を観る展覧会とは違った面白みが有りました。

またパラミタミュージアムの常設展示 長快作 長谷寺式十一面観音像(鎌倉時代はとても美しい仏像でした。

 

ちょうど熊谷守一展 ―孤高の至宝― も同時開催されており鑑賞が広がります。

 

私は何故か守一の描く裸婦と花が大好きです。どちらも10月10日までの開催。

 

 

又10月13日からは 

 

福富太郎コレクション 鏑木清方と美人画名作選 ―描かれた日本の美―

 

が開催されます。

 

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カルベ・ディエム 豊田市美術館 いのくまさん 刈谷市美術館

2012年09月19日 | おススメの展覧会、美術館訪問

豊田市美術館「カルベ・ディエム 花として今日を生きる」と刈谷市美術館「猪熊弦一郎展 いのくまさん」に出かけてきました。

 

それぞれに鑑賞の目的があり出かけた展覧会でしたが、企画が面白く、思いがけず長居をしてきました。

下の画像は ノット・ヴィタル 2011年作 「Lotus」 

蓮の花のつぼみは 何とも不思議に美しいものです。

展覧会のテーマ「カルベ・ディエム」はローマ時代の格言で「今日を生きよ」という意味だそうです。

死の意識を喚起することによって生へのアプローチを試みる。

現代美術の魅力もよく味わえる作品群でした。

2012091707100000_2













Image























猪熊弦一郎は洋画家(1902~93年)

 

今回の展覧会は2006年に出版された 絵・猪熊弦一郎 文・谷川俊太郎の絵本「いのくまさん」をテーマに開催されています。

 

期待していた前期の作品があまり見られず残念でしたが、猪熊弦一郎の収集したおもちゃの数々を展示したコーナーなど楽しみました。

用意された猪熊作品のぬりえに子供たちが一生懸命色付けをしていた姿も印象的な展覧会でした。

 

豊田市美術館カルベ・ディエムは9月23日までの開催。

刈谷市美術館いのくまさんは11月4日までの開催となります。

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手拭い

2012年09月15日 | 手ぬぐい

手拭い

日中はまだまだ暑いので手拭いが大活躍をしてくれます。

 

 せめて秋らしくと、柄を撫子から秋桜に替えてみました。

 

 2本とも東京歌舞伎座前の大野屋さんの手拭いです

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ボストン美術館展 名古屋展 

2012年09月04日 | おススメの展覧会、美術館訪問

なんとか名古屋のボストン美術館展の前期展に間に合いました。

私ひとりだけ上野での展覧会を見逃してしまったので、慌てて出かけて参りました。

東京では仏像や小袖なども観ることができたそうですが、名古屋は会場の関係からか平面ばかりの展示で少し残念でした。 

が、そんな贅沢なことを言いますか?というくらい・・ピゲロ-の肖像からはじまり、曽我蕭白(しょうはく)のコーナーまで溜め息の出てしまうような名品が揃い、感動しました。

今回改めてすばらしなぁと思った画家は

室町時代 文清 (画像 右下 山水図)

桃山~江戸時代 長谷川等伯(画像 左下 龍虎図)

江戸時代 曽我蕭白 です。

と書いても、これらの画家のすばらしいのは当たり前のことでありますが、

中世から江戸時代の美術品をみていると、もうお手上げ状態というか、鑑賞のあとグタッと疲れ果ててしまいます。

この完成度、成熟度。 日本人って素晴らしい。ところで、日本人は今何をしているのだろう?私は何をしているのだろう?

そういった脱力感、焦りさえ感じてしまいます。

名古屋ボストン美術館の「ボストン美術館 日本美術の至宝 後期展」

は9月29日~はじまります。後期展だけに出品される作品が幾つかありますので、楽しみにまた是非出かけてみようと思います。

Touhaku

Ryu_4

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