つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

青を愛でる

2019年04月30日 | おススメの展覧会、美術館訪問
日曜日に、名古屋市内の昭和美術館さんに伺いました。
 
こちらに伺うのは(初めてだと思っていたのですが、佐橋が「一回連れてきたことがある」というのに、納得いかないまま。。)二回目です。
 
 
こちらは主にお道具の美術館さんでいらっしゃいますので、広いお庭と共に三つのお茶室も拝見できます。
 
 
竹林ではどんどん竹の子が育っていました。
 
私はこうした風景をあまり見た事がなかったので妙に感動してしまい、佐橋に笑われました。
 
 
 
 
「青を愛でる」のテーマの通り、展覧会は中国や朝鮮の質の高い青磁などが展示されています。
 
 
 
 また私の好きな染付の小さな香合もいくつか出品されていて、大変楽しめました。
 
 
 
 伺って、ふと気持ちを落ち着かせる事の出来る美術館さんが近くにあることを忘れかけていました。
 
これから季節を変えてまた伺おうと思います。
 
 
 
 
 
 
 
 
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古川美術館さん 「日本の巨匠」

2019年04月29日 | おススメの展覧会、美術館訪問
名都美術館さんに伺う前に、古川美術館さんの「日本の巨匠」展にも寄らせていただきました。
 
こちらは、この地域の各コレクターさんがお持ちの作品を、新しい時代に残したい近代絵画として紹介されています。
 
 
当店でもお馴染みの画家の作品ばかり。
 
そして、これらの作品をお集めになられたのは、主に昭和にお仕事をなされご活躍でいらした皆様だったかという印象を受けました。
 
 
中には、佐橋が昔お客様にお納めさせて頂いた作品もあり、ある意味懐かしく拝見しました。
 
安井曽太郎の作品が私は特に良いと思いました。
 
コレクションとしても、各画家の作品としてもなかなか味わいのある展覧会かと思います。
 
 
こちらは6日迄。ご紹介が遅れてしまい申し訳ございませんが、よろしければお出かけ下さいませ。
 
 
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山元春挙展

2019年04月29日 | おススメの展覧会、美術館訪問
少し前になりますが、名都美術館さんの山元春挙展に伺いました。
 
1番驚いたのは、上の写真の通り、山元春挙ご自身ががかなりのイケメンであったということです。
 
写真だけでなく、ご趣味が色々とあったと言われるのもよくわかります。
 
そして、その作品の素晴らしさも、この画家のこの佇まいに代表されるものだろうと感じます。
 
 
 
春挙は画業50年のうち、40歳前後からの20年間全てを「山岳風景」だけにその画題をしぼったと言われています。
 
展覧会図録の名都美術館、学芸課長さんの解説にこんな記述をみつけましたので、ご紹介いたしますね。
 
一過的な奇抜さや作為にたよるのではなく、基礎をしっかり学んだ上に、渡米経験から得た近代性と写真術をとおして科学的な視野を深め、それを作画に盛り込んでいった春挙。
 
それゆえに彼の芸術はゆるぎないものとなり、高く評価される作品となったのである。
 
時代の流れの中で、不運にも竹内栖鳳の陰にかくれることの多かった春挙だが、本展を通して改めて彼の魅力に触れ、その素晴らしさを知るきっかけとしてもらえれば嬉しい限りである。
以上
 
 
 
いくら素晴らしい作品でも、その大作を飾るスペースが無ければ広げることさえできません。
 
春挙の作品の価値の下落はそういったことが一番の原因だと思えます。
 
 
せめて少しでも飾り易い、それでいながら見応えのあるよい作品をこれからも求め、皆様にご紹介してゆきたいと思います。
 
 
後期展は51日から26日まで開催されています。
私たちもまた伺いたいと思っています。
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吉野石膏コレクション

2019年04月22日 | おススメの展覧会、美術館訪問
へ伺って参りました。
 
予め楽しみな展覧会としてご紹介申し上げ、「チェッ」とかお下品な言葉は使わないとお伝えしましたが
 
そういった言葉も出ない程、圧倒されて帰って参りました。
 
日本における西洋美術品のコレクションとして最高峰のレベルになるのではないでしょうか?
 
そして、質と申しますか、「選ぶ目、選ぶ感性」を十分に感じることのできる大変興味深いコレクションです。
 
 各画家の本質的な部分、例えばモネなら蓮池ばかりでなくモネの自然観の伺える、レベルの高い風景画の数々を、ピサロは「絵というものはこういうものだ」という高い視点の伺える作品を、ルオーがどんなに深く人間を捉えようとしたかが感じられる人物画を、シャガールは、この作品群を拝見して私は初めてシャガールはこういう画家だったのかと知ることのできる、、そうした本質を教えてくれる展覧会だったと思えます。
 
 
土曜日でしたが、そう混雑もありませんでした。よろしければ、どうぞ皆さまもお出かけください。
 
 
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若竹煮

2019年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム
mahoさんのご実家より掘りたての筍が届きました。
 
ご実家といっても名古屋市内なのです。
 
ですから早朝に掘られた筍をすぐに灰汁抜きしてくださって、それをその夕方にmahoさんが運んでくれたというわけです。
 
 
ちょうど、その日、名古屋駅の高島屋さんの食品売り場で筍と睨めっこ。
 
何本もいらないし、灰汁抜きも面倒だし、当たり外れがあるし。。と購入をやめたところでした。
 
 
折角の掘りたての筍。
 
単純に北陸産のワカメと精進出汁とおしょうゆだけで煮てみました。
 
ただ、「今まで土の中に居たものは、土のお鍋で」と思い土鍋を使ってみたのです。
 
それも少し効果があったのだと思います。
 
おいしかったぁ〜
 
筍がこんなに甘いと思ったことはありませんでした。
 
 
名古屋に嫁ぐまでは、筍は八百屋さんで買うもの、つくしは土手で見るものだと思っていました💧
 
大間違い。
 
おかげでさまで、名古屋で随分春らしい食べ物をいただけるようになりました。
 
私はお料理は得意ではありませんが、器は好きなので、少しご紹介をさせてください。
 
 
 
豆ごはんが入っているのは鈴木五郎の弥七田蓋つき茶碗、若竹煮は横井米禽の乾山写し向付け、蕗の薹味噌は九谷の盃、お漬物の小皿は、、昭和初めの古いものだと思いましたがわかりません、忘れました。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
いよいよ穀雨。
 
立夏を前に今日から春土用に入ります。

食べ物の事ばかりで恐縮です。
 
 春の土用は戌(いぬ)の日に「い」のつくものや白いものを食べるといいそうです。
 
「いわし」「いちご」「イカ」「いんげん豆」「芋」「大根」「しらす」などがあります。
 
戌の日は419日(金)、51日(水)です。

どうぞ花冷えによる食べ過ぎにご注意ください。
 
 
 (画像は愛用のお灸カレンダーです)
 
 
 
 
 
 
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