つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

アトリエの画家たち

2018年06月30日 | 日記・エッセイ・コラム

先日お客様から頂いた図書「アトリエの画家たち」を大変面白く読ませて頂いています。

何人かの画家のアトリエと言葉を、皆さまにもこれから少しずつお伝え致します。

 

まず今日は、鴨居玲です。

 

 

 

 

 

面白いページは沢山あるのに、何故鴨居を1番先にえらんだか?自分でも不思議です。

 

鴨居の言葉が、案外普通でビックリ‼️ というのが、その理由かもしれません。

 

鴨居の作品を「演じていると思って見れば、怖さも感じることなく楽しめます」 とおしゃっていらしたお客様の言葉が「なるほど」と思い出されます。

 

 

 

 

 

 

 

私は1点をコツコツと描くタイプではなく、数点並べて少しづつ描き出す。

 

1、2年かけて画面を創り出し、完成するときはほんの一瞬。

 

スランプになると、色々な思い入れが強くなり絵が壊れてしまい、 この世に私の存在価値はないだろうかという焦燥感にかられます。

 

ここでギブアップしたら、人生はおしまい。

 

それを悔いて、また立ち上がる。 そんなとき視界が開けてパッと絵ができると最高です。

 

でも、翌朝イーゼルの前に行くのが怖くってねぇ。

 

 

次回は織田広喜のアトリエをご紹介致しますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

五島美術館さんへ

2018年06月20日 | おススメの展覧会、美術館訪問

大好きな高山辰雄展を観るために上京したものの、せっかく新幹線に乗ってきたのだからと

欲を出し、二人ともに今までに伺ったことのない「五島美術館」さんに伺ってみることにしました。

けれど。。

世田谷区立美術館さんに行くのにも、名古屋からですと少し不便ですのに、

そこから距離の離れた、しかも交通の不便な五島美術館さんに向かうのは、至難の業でした。

方向音痴の私は、佐橋に任せっきりで後からついていくだけでしたが

流石の佐橋も、今回は乗り換えを間違えたり、反対方向の電車にのってしまったり。。

大変でした。

しかも。。。こんなものをお昼に食べたい。

自由が丘の雑貨屋さんを覗いてみたいという私の我儘を聞きながらですので、

「旅のしおり」を作らなければ到底 名古屋☞東京の日帰りができません。

 

五島美術館さんは、東京急行電鉄(東急電鉄)を築いた五島慶太さんとそのご子息が集められた

美術品を展示されている美術館です。

今回はその収集品のなかでも、近代日本画を展示され、横山大観を主に、玉堂や芋銭の

お軸作品を鑑賞することができました。

残念ながら、こちらも17日までの展覧会で、皆さまにおススメさえできませんが、

美術館のある東京世田谷区上野毛は、坂の多い高級住宅街で、迷子になりながらも

その散策を楽しむことができました。

 

結局迷子になっている時間がながく、自由が丘もゆっくり歩くこともできませんでしたが

ふらっと入った「かえる」グッズばかりを扱う雑貨屋さんで

 

この子をゲット。今週から洗面所のお人形仲間になってくれました。

 

そうです。

 

かえるといえば、ラインストアのお茶です。

韓国語の得意なお友達がスラスラと読み、調べてくれました。

この箱の中身は プーアール茶 だったのです。 

集まったお友達がみな「可愛い、可愛い」とそれぞれのお茶を楽しんでくれました。

 

蛙の季節。

思いもがけず、私は蛙グッズにはまってしまうかもしれません。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高山辰雄展

2018年06月20日 | おススメの展覧会、美術館訪問

17日の日曜日には、二人で上京し、世田谷区立美術館さんに伺って参りました。

人間・高山辰雄展 森羅万象への道。

先にお出かけになられたお客様がお勧めくださっていましたが、

なかなか予定が立たず、とうとう展覧会最終日になってしまいました。

展覧会の図録を頂いていましたので、大体の展示作品は把握していたつもりでしたが

やはり高山辰雄作品です。

絵葉書や図録では、まったく味わうことのできない独自の世界。

 

 90歳を過ぎても、その探求心と筆の力に衰えを見せず、

絶筆作品を含む、展示最後の室内では

この作家自身が以前から考えていたとおり

高山辰雄の魂がとうとう大いなる宇宙、自然と一体化し、空気中に浮遊しているように感じられました。

 

高山辰雄の作品は

この世は全て「動いている」「過ぎている」という感覚を一瞬に鑑賞者に与え

その生死の哀しみを、わずかな温もりで共有しようとする強さに満ちています。

古径のような厳しさでなく、土牛のような謙虚さでなく、高山は高山の強さで私達を抱いてくれるのです。

「自然を描く」から「自然と一体化する」道を、高山は人間として常に探り続けたのだろうと思います。

 

 

画家91歳の作品「雨」

雨が激しく降る一日に

この二つの傘は、今日の私には、私と妹。

そう感じられます。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お土産

2018年06月16日 | 日記・エッセイ・コラム

記事をあげさせて頂くときは一辺で。。

もう少し毎日ブログをマメに更新できないものか?と自分でも長く思ってきたのですが

これがまた出来ないのですねぇ。

絵を観ていたり、お客様とお会いしたり、お掃除やお台所仕事をしているときの頭を

すぐにブログ用に切り替えられないようです。どうぞ、お許しください。

 

このところ、ご旅行にお出かけのお客様からお土産を頂戴しています。

台湾にお出かけのお客様から頂いたブルーベリーのお茶は、紫の色がとても濃く出て

初めはいただくのに少し抵抗がありましたが、お味がとても良くてびっくりしています。

 

 

韓国にお出かけのお客様からは、Lineストアでお求めになられたお茶をいただきました。

Lineって韓国で誕生したのですね。便利に使わせて頂きながら、知りませんでした。

表示が韓国語でどんなお味のお茶かわかりませんので、お持ちくださったお客様が「箱の絵をご覧になって選んでくださいね。ただし、蛙の箱のお茶は何かわかりません。蛙の味だったりして。。」とおっしゃってくださってからは

「蛙の味」という言葉が頭から離れず、頂くのに相当の勇気がいりました。

ティーパックの香りをクンクンと嗅いでも、お湯を注いで飲んでみても、結局何のお味かわからず残念でしたが

私のなかではこれを「蛙の味」と決めようと思いました。来週韓国語が得意なお友達に会うので、お茶をご馳走しながら

何味か?正解を得ようと思います。

 

北欧に出かけられたお客様は、ストックホルムのあの有名なノーベル博物館にお出かけになられたそうで

そこでしか売られていないメダルチョコレートをお分けくださいました。

受賞者を輩出した大学でも、実際のメダルは飾れないので、このチョコレートをお飾りになっていらっしゃるそうです。

当店も、しばらくテーブルに飾らせて頂こうと思います。ちなみに中身はブラックチョコだということです。

 

今週作品をお譲りくださったお客様は、ご自身が集められた画集や美術雑誌、録画ビデオなどを

私達にお土産にお持ちくださいました。私が最近能を鑑賞するのをご存知でいてくださって

このタイル画など沢山のプレゼントを頂きました。

一番上の「アトリエの画家たち」は各画家のアトリエの写真集で大変楽しめます。

(下は牛島憲之さんのアトリエ、清々としていていかにも牛島さんらしいですね。)

ページを開き写真を撮り、また後日皆様にも少しづつご紹介いたしましょう。

 

私達はどこへも出かけず、皆さまから色いろなものを頂戴するばかりです。

図々しくいただくばかりで恐縮に存じますが、私達には皆様のお気持ちがとても嬉しく

励みになっています。ありがたく頂戴いたし、お客様みなさまと楽しませて頂きます。

ありがとうございます。

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

織田広喜

2018年06月14日 | 織田廣喜

いま当店の顔として、エントランスに飾らせて頂く事が一番多いのが

この織田廣喜のキャンバス・油彩 100号「花と乙女たち」です。

色々なお声がけを頂いて、ブログの掲載を一時お休みさせていただきましたが、晴れてフリーになれたようですので

またあらためて皆さまにご紹介いたします。

結局売れていないということなので、少しは悲しむべきなのでしょうけれど。。

やはりこの作品は私達のお気に入りなのです。

そばにいてくれると嬉しいと素直に思えます。

本当に優しく、織田らしく、佳い絵だと感じています。

 

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする