つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

ブロンズ

2021年08月15日 | 佐藤忠良
この半年の間のブロンズ作品の人気1番はなんと言っても佐藤忠良の「コノハズク」です。




どの角度を正面に飾っても、全て「コノハズク」

当たり前の事ですが、この存在感は圧倒的です。

私たちもこれを手放すことを想像すると、少し寂しい気持ちになります。
今から???っておっしゃられそうですけれど。。

この作品に人気が集まるのは当たり前だと思いますが、

私は、今はこの同じ忠良の「腕を組む女」も大変気に入っています。







とにかくとても軽く、場所を取らず飾りやすい。







そして、どのニュアンスも美しく、楽しめます。

当店のブロンズ作品はこちらからもお楽しみいただけます。
よろしければご覧ください。



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どっぷりと

2021年08月15日 | 鳥海青児
名古屋も雨が降り続いております。

各地方に、このブログをご覧くださるお客様がいらっしゃいます。

皆さまが、お障りなくお過ごしくださいます事をひたすらお祈り申し上げます。


お休みをいただき、あっという間に一週間が過ぎました。

一度家に籠ると、どっぷりと夏休み気分に浸れるものです。

好きな事を仕事にさせていただいているつもりでおりますが、やはり色々と気を張っているのだなと思います。






今年前半に扱わせていただいた作品の中で、お客様、画商仲間にダントツの人気作品はこの鳥海青児作品でした。

確かに、油彩画として隙なく、しかもロマンチックで、これほど長い間眺めていて「いいなぁ」と思える鳥海作品はないと思えます。



ただ、先日店に1人でおります時に、飾る位置を変えてみようと思い、気づいた事がありました。


それはスポットの問題です。

やはり、少し明かりを当ててあげないと美しさが充分発揮されません。

よくブティックの試着室の鏡は🪞縦長に映るとか、ライトが💡オレンジ系で肌が綺麗に見えるとか耳にしますが、
画廊もスポットを駆使して作品をより綺麗に見せますので、同じ事が言えるだろうと思います。

もし、お飾りになる場所にスポットなどの照明器具の準備がない場合、この鳥海青児作品も違った見え方になるのですね。

良い絵というのは🖼お飾りになる場所や環境条件でガラッと様変わりする事を忘れてはいけないと改めて感じました。


お飾りいただく条件さえ揃えば、大きさ、内容、いずれも当店お勧めの作品です。

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今日の佐橋美術店

2021年08月06日 | 入江波光



大きな作品の搬出を終えて、スッキリしたギャラリー。

さて、夏休み前にどんな作品を飾らせて頂こうかと思った時、選んだのはやはりこれ!入江波光作品でした。









特にこちらの「護持尊」には当店にしては破格のお値段をつけさせていただいております。

気に入って、売りたくないから〜という理由ではなく、この作品を手放したら、もうこれ以上に質の高い作品にはなかなか出逢わないだろうと思えるからです。

日本人として生まれ、日本人として生きる時、そして科学がこれ程進み「目には見えないもの」を益々排除しようとする不安や心配が蔓延する時、波光の描く世界の与えてくれる安心、信仰はどんなに力強く、清く、尊いものでしょう。

私達には、日常の生活や仕事を通して自身の「愛」を深め、それを他者と共振、共鳴させ、何倍にもその輪を広げて生きていく事がどんなに大切であるか。静かに淡々と波光は教えてくれています。

夏の波間の光。

波光の作品の美しさをこれからも皆さまとご一緒に感じていければ幸せです。

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織田広喜

2021年08月01日 | 織田廣喜
前回の記事の「おしゃれ」繋がりでいえば、織田広喜作品の場合、この「群像」と「婦人像」がダントツかなと思います。



織田の魅力は幾つかあると思いますが、やはりこの色彩にビビッとこなければ何も始まらないなぁと思います。

丁度つい最近、当店のホームページトップの画家の言葉を書き換えさせていただきましたが、この鉄斎の言葉の具現化、都会的処理を織田は自然に←ここが肝心!、自然に気ままに行っていると思います。大袈裟かな??




人は一色ではいかん
いろんな色がまじりあってマダラ(曼荼羅)に
なっているのが良いのじゃ  富岡鉄斎




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