明日とお伝えしておきながら記事の更新が大変遅くなってしまいました。今週は佐橋の残した宿題のうち、私にとって二番目くらいに気の重かったことについて、一応の解決を得ることができましたので大変ホッとし、そのあとはずっとボ~っと過ごしてしまっていました。店主であり夫である佐橋に守られながら、ずっと引きこもり気味に生きてきたのに、それがいきなり社会の矢面に立たせられると「即断」ができず、ついズルズルと問題を . . . 本文を読む
ショーウィンドウに土田麦僊の「嬉雀」を飾らせていただきました。こうして見てみると、やはりお軸は作品ばかりでなく、お軸全体を楽しむべきものだということがよくわかります。そして、描かれた雀の、三羽であることの意味も、それぞれの位置の意味もよく味わうことができ、庭先に来た雀を眺めているかのように鑑賞できます。 . . . 本文を読む
こちらは今月仕入れたばかりの土田麦僊のお軸です。「嬉雀」箱書きに 己羊 臘月 とあります。つちのとひつじ は1919年 大正8年。臘月 ろうげつ は師走のことを指しますので、まさに今の時期になります。土田麦僊は新潟佐渡の生まれ、京都の竹内栖鳳の門下生となり、のちの大正7年村上華岳などと国画創作協会を結成し、京都画壇で新しい時代の日本画を模索しました。肝臓癌で49歳で他界してしまいますが、その斬新な . . . 本文を読む
仕事が好きな私も、流石にお休み明けは辛いものがあります。昨日、ご来店くださったお客様は「休み明けで怠くて寝ているかと思ったよ。ちゃんと店を開けいるねぇ」なんて笑顔で私達の気持ちが楽になるようなことを言ってくださいました。今佐川美術館さんで田中一村展が開かれているので、お休みの間、当店にあった一村の工芸画をショーウンドウに飾らせて頂いていました。お休み明けの月曜日にそれをお見かけくださったお客様がい . . . 本文を読む