国立博物館も近代美術館も常設展のレベルが非常に高く、いつも驚いてしまいます。
今回は この高村光雲の木彫「老猿」と梅原の風景画「城山」がダントツに素晴らしかったと思います。
この画像は佐橋が携帯で撮影してくれたものですが、昨年のお年賀状に彼がこの木彫作品を鉛筆で描いた時のアングルにそっくりで笑えました。
佐橋はこの角度からの老猿こそ、光雲の作品なのだと思っているのだと思います。
確か . . . 本文を読む
土曜日に臨時にお休みを頂いて、東京に行かせていただきました。 一泊で、幾つかかのオークションを覗かせて頂いたり、銀座の画廊さんに伺ったり 国立近代美術館の生誕150年横山大観展、 日本橋三井記念美術館の没後200年 大名茶人松平不昧 お殿様の審美眼、 東京国立博物館の特別展名作つながる日本美術誕生 を駆け足で 巡らせて頂きました。 途中、懐かしく銀座を歩いたり致しましたので、普段 . . . 本文を読む
昨日は思いがけず、お客様からお便りをいただきました。
先日ご紹介いたしました川端龍子の「花王」の絵葉書をお送りさせて頂いたお客様からは
この牡丹のお葉書を。
はじめはどの画家の作品かわかりませんでしたが、
裏を見てみると、納得!
鏑木清方の素描でした。
なるほど、、
素描である為だと思いますが、この牡丹は、完全のようでほんの少し何 . . . 本文を読む
清明 雁北へ帰る 候となりました。
それにしても今年は春嵐が吹き荒れて、北に帰る鳥たちも苦労の多いことでしょう。
春には「雁風呂」という、
青森県津軽地方に伝わる民話にもとづく季語があるそうです。
この地方では、
秋に海を渡ってくるとき、雁は、海面に浮かべて羽を休めるための木片や小枝をくわえて飛び
無事に浜辺に辿り着くと、その枝をはじめて嘴から落とすと言われているそうです。
そして、 . . . 本文を読む
昨日は半日京都へ行ってまいりました。
お目当ては京都国立博物館の池大雅展です。
池大雅の佳品を以前扱わせて頂く機会がありこの画家に大変興味もありましたし、
何といってもこの規模の展覧会はそうそう出会えないだろうと思っていました。
今回の展覧会で
幼いころから特に書に秀で、「神童」と云われた大雅が54年の短い生涯のうち、
30代頃より国内を多く旅し、自然のなかで実際の風景 . . . 本文を読む