つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

なつみはなんにでもなれるぞ

2019年03月15日 | 日記・エッセイ・コラム

お気に入りの絵本で久しぶりにパネルシアターを作ってみようかと考えて、これもまたかなり久しぶりに絵を描いてみました。

 

パネルシアターは布製の紙芝居のようなものです。

私は学生時代にほんの短い間でしたが、児童文化研究会に席をおいていましたので、人形劇と共にこのパネルシアターを仲間と制作して幼稚園などで披露させていただいたことがありました。

 

「なつみはなんにでもなれるぞ」の絵本のなっちゃんを鉛筆で描いてみましたが、

佐橋に見せると、おもむろに緑のペンをとり出し、添削をしてくれました。

「体を描くとね、人はどうしても自分の体を描いてしまうんだよ。このなつみちゃんは、こうやっておなかで生きていくタイプだ。夏美さんのようなやせっぽちではない」

と言われました。

 

なるほど、おなかで生きていくタイプか?

じゃ、私は何で生きていくタイプ?と佐橋にたずねそうになりましたが、かえってくる答えが怖いので、聞くのをやめました。

 

絵とセリフの割り振りはなんとかできそうです。

問題は色ぬりです。

全く苦手です。

 

ポスターカラーで色ぬりをしますが、私は線からはみ出してしか塗れません。

魔法の手を持つ部長のリエちゃんがいればな、

ゆっくり丁寧なユミちゃんがいればな、

姪のサヨさんは塗り絵の名人だけれど、

みんな遠いし。。

佐橋にお願いするとお金を取られそうだし。。

 

とりあえず、絵を描きためてから考えようと思います。

飽きっぽい私がどこまで続けられるでしょうか?

なつみはなんにでもなれるぞ!

明日から色々楽しみながら頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

深夜ギャラリー

2019年03月13日 | おススメの展覧会、美術館訪問

きっと日本に一軒だけ、、

 

夜の更けた今も営業しているギャラリーのご紹介です。

 

 

 

       

春の3の付く日のお楽しみ。

 

私達も期間中にシュモクさんの岸本清子展にお邪魔しようと思います。

 

そうか、今からでもいいってことか。。凄い企画力だ!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四つ葉のクローバー

2019年03月12日 | 日記・エッセイ・コラム
 

四つ葉のクローバーの写真をYumiko さんが届けてくださいました。

 

             

とっても綺麗です。

 

私も以前探したことがありますが、なかなか見つからず、時間だけが過ぎていったという記憶が残っています。

 

シロツメクサの葉が四つ葉になる可能性は0.01%0.001%だそうです。

短気な私に見つけられる筈がない。。

            

 お友達が作ってくださったクローバーのストラップをさげ、この写真を待ち受け画面させていただいて、今日の幸せを忘れないようにしようと思います。

いかにも自分で四つ葉のクローバーを見つけたように、ちゃっかりとです(^^;;

結局Yumiko さんに頼ってばかりです。

 

私はガラケイの画面の中に柴犬を飼っています。

 東京の父がこれを見つけて嬉しそう見ていたのを思い出します。

孤独に強い父が、毎日ペットショップに通い、柴犬を飼いたいと何度か言った時に、すぐに買ってあげるべきではなかったかと今でも考えます。

 

こんな小さな葉の一つでさえ、今日の私を支えてくれるのだと知って、はじめて想う亡父の心です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオカンザクラ

2019年03月10日 | 日記・エッセイ・コラム

今朝の中日新聞の記事です。

 

以下、記事をそのまま抜粋させていただきますね。

 

名古屋市東区の地下鉄桜通線高岳駅付近から北に伸びる市道で、早咲きの寒桜が見頃を迎え、訪れる人たちが散策や写真撮影を楽しんでいる。

1961年に地元住民の要望で苗木16本が植られたのが始まり。

現在は14キロの区間に約140本が並び、オオカンザクラと濃いピンク色のカンヒザクラが通りを華やかに彩る。 

この市道は当店からすぐのところにあります。


 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水仙

2019年03月06日 | 日記・エッセイ・コラム

裏庭のシナノキがなくなってしまって、もう2年近くが経ってしまいます。

 

大家さんにお願いをして何か別の木を植えていただこうかとも考えましたが、陽の当たり具合、コンクリートに囲まれた地下のことを考えると、それも次の樹木にとっては過酷だろうということになり、そのままにしていました。

 

このシナノキの無い風景を1番寂しがっていたのは佐橋かもしれません。お花など育てたことのない人が水仙を買いたいといいだし、こうして球根を植え出したのは去年のことです。

 

昨年 少し咲いて、今年も咲いてくれるだろうかと佐橋が甲斐甲斐しく面倒を見ていると、この頃やっと目の悪い私でも見えるほど茎を伸ばし始めてくれました。

 

そして、それに欲がでたのか?

 

       

今年はまた新しい水仙を求め、ここに植えました。

 

佐橋は毎朝、この水仙を見るのを楽しみに出社しているようです。

 

水仙の花にはたしかになんとも言えない魅力がありますね。

冬の花なのか、春のお花なのか?

わかりにくいところもあります。

 

この時期だけの楽しみを見つけ、お花が終わったあとの一年をどのように過ごすつもりなのか?佐橋が少し心配になりますが、、

 幾つになっても、どんなに経験を積んでも、先を読むことだけはできませんね。

 

先がわからないことを不安に思い、自分をがんじがらめにしてしまったことも今までしばしばありましたが、この頃は少し気持ちが変わってきていることに気づきます。

 

 

 

 

「子供でも、老人でも、先があるということだけが人の救いになる」と確か吉本隆明が何かに書いていました。

 わからない先があるからこそ、今が救われることもある。

いまこの小さな水仙が私達の足がかりになってくれるのなら、それを大いに支えにして今日を楽しみ、明日を迎えようと思います。

日本人はみなそうして生きてきたのだよと目の前に飾ってある多くの絵が教えてくれてもいます。

この次は桜かな?

またみなさまからの励ましの写メールをお待ちいたしております。

 

 

水仙花 よくよく 冬に生まれつき

水仙や 常につめたき藪の中

水仙の香や こぼれても雪の上

水仙や何かとすれば春のもの

 

加賀千代女俳句より

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする