先日、佐久間さんの作品をこのブログでご紹介させていただきました翌日、御遠方のお客様からご連絡をいただきました。
作家と作品についてのお問い合わせ。ちょうど佐橋が店におりましたので、電話でお話しさせていただきました。
その後、以下のようなメールも頂戴いたしました。
佐久間さんの作品について懇切丁寧な対応、ありがとうございました。10数年前に東京の画廊で若い作家の作品を求めました。私にとっては今でも大切な一点です。今も現役作家として頑張っておられます。若い作家のものはこの一点のみです。
ちょうど今時分になって若い作家さんの作品が欲しいと思っていたところ、若い感性の作品がブログに掲載され、気になってお聞きをしたものです。
お若い作家さんの作品を扱うことの意味を、お客様のこのお便りから、あらためて感じました。
「気になって求めた作品の、そしてその画家の、10年後を楽しみにする」
それは、まだ見ぬ「10年後の自分」を楽しみにするという事に繋がるのかもしれません。
10年後、生きているか?それも、段々危うくなってくるお年頃の私達だからこそ!という事もあるでしょう。
実際私達も、去年ピンチに晒されて、何か自然の流れの中で佐久間さんに作品を催促していました。
命を超えて繋がるもの。
命を超えて繋げるもの。
美術品の魅力はそこに有り、きっと私達はその永遠を信じて、大いなる「収集病」に罹るのだと思います。
残念ながら、その病気をお治しする事はできませんが、、、
「美は信である」という小林秀雄の言葉を頼りに、
それぞれのお客様のコレクションを豊かに、美しく感じ、学ばせていただけますように、
又私達のコレクションで皆さまに何かしらをお伝えできます様に、いつも願っています。
佐久間さんはまだまだこれからの作家さんでいらっしゃいますが、このブログでお客様にご興味をお持ちいただけた事を
大変嬉しく思っています。ありがとう存じました。