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ソシアルメディアの声で、シリアの少女の生活が変わった

2018年09月27日 | 国内
9月28日 本と鉛筆を手に、廃紙回収用の手押し車にすわっている11歳の少女の映像が、今週、トルコのソシアルメディアを騒がせました。

 Hurriyet

少女は1年前、両親と弟妹たちといっしょにトルコに来たハリメ・ジュマちゃんだとわかったと、9月25日、デミルオレンニュースが報じました。トルコ教育省が乗りだし、ハリメちゃんは9月26日から学校に通いはじめました。

ハリメちゃんは6人の弟妹と両親といっしょに、イスタンブルのアルナヴトキョイに住んでいます。彼女は7人きょうだいの一番上。家族で学校に通っているのは、一番下のハミデちゃんだけでした。「学校で勉強ができてシアワセ」とハリメちゃんは言っています。

ビデオが話題になるまで、彼女は学校に行かず、父親のアブデュルレッザク・ジュマさん(35)といっしょに、街でリサイクルできる廃紙を集めていました。「私は父と母と弟妹たちが大好き。ウチで働いているのは父だけです」と彼女は言いました。


「露土のイドリブに関する協定は“ラスト・チャンス”」トルコ外相

シリア体制側のイドリブ攻撃を回避するためのトルコとロシアの協定は、シリアの政治的解決のための“ラスト・チャンス”だと、トルコ外相が、9月26日、言いました。

 Hurriyet
国連総会でのトルコのチャヴシュオール外相(中央)


「このチャンスを逃がしてはならない」と、メヴリュト・チャヴシュオール外相は、ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外相とイランのモハムマド・ジャヴァド・ザリフ外相との国連本部での会談後、アナドル通信に語りました。APによると、ラヴロフ外相は「よい会談だった」と言いましたが詳細は語りませんでした。

荒廃したシリアに、政治的プロセスによって、平和と安定が回復するだろうと、チャヴシュオール外相は言いました。「トルコとロシアの協定は、シリアのアサド体制派と反体制派を統合し、政治的プロセスを促進するのに役立つだろう」


米ドルをピクルスにしちゃった男

トルコ南東部ガジアンテプに住む古銭学者エサト・カプランさんが、米ドルをトルコリラに替えなかった市民へのプロテストとして、米ドルをピクルスにしてしまいました。

 Hurriyet

カプランさんは、9月26日、彼が館長を務めている古銭学博物館で、奇妙なプロテスト活動を行いました。カプラさんはピクルス液と米ドルの入ったガラス瓶の前に立って、まだ外国通貨をトルコリラに替えていないトルコ人を非難しました。

Hurriyet

「あなたはなにを待っているんですか? ドルでピクルスをつくる気なんですか」と、カプランさんは言いました。「ドルが世界の通貨であるべきではない。トルコ国民として、やっていこう。さあ、ドルをリラに替えに行きましょう」

トルコとトランプ政権が不仲になっている中で、リラは米ドルに対して大きく価値を下げました。エルドアン大統領はリラの暴落を“経済的暗殺攻撃”と呼び、国民にドルをリラに替え、アメリカ製の電子製品をボイコットするよう呼びかけています。


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