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伝統の春の祭フドレレス

2019年05月07日 | 国内
5月7日 5月5日の夜、伝統的な春の祭フドレレスが、イスラムの聖月ラマザンの始まりとともに、トルコ全国で祝われました。

 Hurriyet
木の枝に願いごとを書いた紙を下げる人たち。日本の七夕みたいですね。


フドレレスの祭の中心地エディルネでは、大勢の人々が願いごとを書いた紙片をトゥンジャ川に投げました。アンタリヤでは、フドレレス祭の行事として、人々は紙や、小石や、オリーブの枝を海に投げ、健康、仕事運、金運、恋の成就など願いました。

イスタンブル・アフルカプ界隈のフドレレスのイベントは、近年、内外のツーリストの人気を呼んでいましたが、治安上、中止され、かわりに人々は市のアジア側カドキョイのヨーウルトチュ公園に集まりました。

フドレレスの伝統は、トルコ文化省の申請によって、2017年、ユネスコの無形文化遺産に登録されました。伝承では、フドレレスの夜、1年に1度、預言者フズルが、海と水を司るイリヤスと地上で出会うと言われています。

フドレレスの祝祭は、中央アジアから東欧までの広い地域で、さまざまな形で行われ、踊りや音楽、食物、飲物などで賑やかに祝われます。そのルーツは、イスラム以前のキリスト教に由来すると思われます。多くの地域では5月6日にフドレレスを祝いますが、バルカンのキリスト教徒は、4月23日の聖ジョージの日に祝います。

トルコでは、フドレレスは、ロマ(ジプシー)とアレヴィ教徒のコミュニティで、とくに重要な祭りとされています。

・・・私もイスタンブルで、何度かフドレレスの祭を見ましたよ。食物の屋台が出て、ロマの人たちの踊りや音楽で盛り上がって、とっても楽しかったですよ。アフルカプでのお祭り中止は残念です。


トルコは東地中海におけるトルコ・キプロスの利益を守る

東地中海のトルコの掘削活動に対するアメリカの声明は“事実にそぐわない”と、トルコ外務省が反論しました。「わが国は、わが国の大陸棚の認可エリアで、掘削船による探査活動をつづける」と、5月6日、トルコ外務省が声明で言いました。

 Hurriyet

「ギリシャ・キプロスが炭化水素資源の政策決定プロセスに、島の平等のパートナーであるトルコ・キプロスを参加させない限り、また、一方的な炭化水素探査活動を止めない限り、トルコは、トルコ・キプロスの大陸棚を守りつづける」と、トルコ外務省は付言しています。

トルコは2004年以来、東地中海の大陸棚に対する考えを明確に示してきたと、トルコ外務省は言っています。トルコ外務省は、ギリシャ・キプロスが近隣諸国と結んでいる排他的経済ゾーン協定に関するトルコの立場に触れ、これら契約はトルコ・キプロスにとっては有効ではないと力説しています。

トルコはこの地域のトルコの大陸棚を宣言し、国連に登録すると言っています。「この地域の関連諸国間の、国際法に基づいた、平等な規制協定はまだ結ばれていない」と声明は言っています。

アメリカ国務省のモーガン・オータガス報道官は、5月5日、「キプロス共和国が排他的経済ゾーンを主張するエリアで、トルコが掘削作業を始めると発表したことを、アメリカは深く懸念している」と言いました。「トルコの出かたは非常に挑発的で、この地域の緊張が高まる危険がある。わが国はトルコ当局に、この作業を止めるよう促し、すべての国が自制的に行動するよう勧告する」

アメリカの声明は、トルコのチャウシュオール外相が「わが国はこの地域での掘削を始める」と言った後に出されました。トルコ側とギリシャ・キプロス政府は、天然ガスが豊かにあると思われる東地中海の沖合の石油と天然ガスの探査で、互いに正当性を主張しています。


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