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イスタンブルの5か国領事館に不審な粉末入りの封書が・・・

2014年10月25日 | 国際
10月26日 10月24日、イスタンブルの欧米5か国の領事館に、不審な黄色の粉末入りの封書が届けられたという当局の発表がありました。アメリカ、カナダ、フランス、ドイツ、ベルギーの領事館が不審な封書を受け取ったそうです。

 Hurriyet
 
24日、不審な物質が入った封書について通報を受けたイスタンブル警察は、化学と生物学の専門家をカナダ領事館に派遣しました。


粉末がなにかは、すぐにはわかっていませんが、まもなくテスト結果が出るでしょう。事件後、25人の人々が医療上の監視下にあると、25日、トルコ保健省が発表しました。カナダ領事館の19人、ドイツ領事館の4人、ベルギー領事館の2人は、粉末の検査が終わるまで、イスタンブルの病院の管理下にあります。カナダ人たちが入院した病院は、その中に総領事もいると言いました。

アメリカ国務省のジェン・サキ報道官によると、イスタンブルのアメリカ領事館は、不審な封書が届いた後も通常通り業務を行っているということです。「封書は協定に従って、アメリカとトルコのしかるべき機関が調査しています。領事館は通常通り業務を行っています」とサキ報道官は言っています。「職員の中に“特別の反応があった”人はだれもいません」

カナダ領事館の職員の1人は、その封書に直接触れ、他の6人は間接的に触れたと、トルコの災害・緊急管理局(AFAD)が発表しました。ドイツとベルギーの領事館員も、病院の監視下にあると、保健省が発表しました。

アメリカ大使館のスポークスマンは、総領事が粉末の入った不審な封筒を受け取ったことを確認したが、安全保障協定に従って処理し、領事館は開いていると言いました。フランス領事館も同様な封書を受け取ったと、イスタンブル知事が確認しました。

カナダとベルギーの領事館は消毒され、ドイツ領事館も浄化されたと、AFADのドーアン・エスキナト氏が言いました。他の領事館や大使館も安全対策が再点検されました。カナダのジョン・ベアード外相は「用心のために、職員すべての安全が確認されるまで、領事館を閉鎖する」と言いました。カナダでは2件の攻撃事件もあり、事件後、海外の領事館と大使館は警戒を強化していました。

イスラムに改宗したカナダ市民マイケル・ゼハフ・ビボウ(32)は、水曜、オタワの戦没者慰霊碑を警備していた兵士を射殺し、カナダ議会に侵入、警備員に射殺されました。また、その2日前、イスラムに改宗したマーティン・ルーロー(25)が2人の兵士を車でひいて、1人を殺し、治安部隊に射殺されました。

・・・この事件は日本でも大きく報道されましたが、イスラム国の仕業であることは、まずまちがいありません。“イスタンブルの”領事館というのがヤバイですね。イスラム国がイスタンブルを狙ったのは、近いから? なんだかトルコ国内に、ISIS関係者がうようよいそうな気もしてきます。


トルコ南東部でトルコ兵士3人が射殺された

反政府的なクルド人の多いトルコの最南東部ハッカリ県ユクセコワで、覆面のガンマンたちがトルコ兵3人を射殺したと、アナトリアニュースが報じました。3人の兵士はイラクとイランの国境に近い町の通りで攻撃されました。

 Sabah

ガンマンたちは逃走し、逮捕のための作戦が行われています。犯行声明は出ていません。最近、政府当局と南東部のクルド人戦闘員の間の緊張が高まってきています。シリアのクルド人の町コバネがISISに包囲されて危機に瀕しているのに、トルコ政府の態度は慎重すぎると、一部クルド人たちは怒り狂っているのです。

トルコ東南部でクルドの自治を要求してきた非合法組織クルド労働者党(PKK)によるテロで、この30年間で,万人が命を落としています。


トルコでは10月26日、サマータイムが終わる

 トルコのサマータイムは10月26日に終わり、午前4時、全国で時計が1時間もどされます。電力を節約するため、3月31日、トルコ中の時計は1時間進められます。

 Hurriyet

7か月間のサマータイムに切り替えることによって、トルコでは8億~10億キロワットくらいの電力が節約できると思われます。この電力は中規模の水力発電所の1年間の電力生産量に匹敵します。

サマータイムは最初、第1次世界大戦中、石炭を節約するために、ドイツ、アイルランド、イギリスなど北欧諸国で実施され、トルコでは1925年、初めて法律によって導入されました。トルコは現在も、ヨーロッパ諸国と同調するため、また、夕方の電気の需要を減らすために、サマータイムを実施しています。

・・・日本も以前にサマータイムを導入したことがありましたが、なじまず、すぐに廃止されました。


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