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「PKKはシンジャルに居すわっている」ペシュメルガの司令官

2018年03月29日 | 国際
3月30日 北イラクのシンジャルをベースにするペシュメルガの司令官が、「PKK(非合法組織クルド労働者党)は、トルコの撤退要求に応じず、イラクのシンジャルに居すわっている」と言ったと、アナドル通信が報じました。

 Hurriyet

「PKKと提携する武装グループが“ハシド・アルシャアビ”と組んで、異なる名でシンジャルに居すわっている」とペシュメルガの司令官カシム・シェショが、3月28日、言いました。大多数がシーア派の戦闘部隊“ハシド・アルシャアビ”は、2016年、イラクの武装部隊と合併されました。シェショはシンジャルにはイラク軍が配備されていると言っています。

「PKKと提携しているグループが、いつシンジャルを去ったのかは明らかではない。1000人以上の武装グループがシンジャルにいる。彼らの多くはヤズディだ」と、シェショは付言しました。

PKKは、イスラム国(IS)がヤズディを攻撃していた2014年、シンジャルに最初の足場をつくりました。

・・・イラク北部の現状は、なかなかわかりづらいと思いますが、トルコとしては、国境を接する北イラクに、物騒なテロリストPKKや、その仲間が居すわって欲しくないということです。ペシュメルガというのはイラク北部のクルド人民兵組織。ヤズディは、ヤズディ教と呼ばれる民族宗教を信じるイラク北部に住むクルド系の人々。近年、ISの迫害を受けて注目されました。


ギョクチェアダ(島)の石切り場建設に島民が抗議

エーゲ海のリゾートの島ギョクチェアダの住民たちが、エネルギー・コンサルタント会社が島に石切り場を建設しようと、環境省に申請したことに腹を立てています。

 Hurriyet

エネルギー・コンサルタント会社TEMCEDは、島の観光地カレキョイに、砂岩の切り出し場を建設しようと計画しています。「彼らが石切り場をつくりたいと言っている場所は、観光のセンターであり、保護地区です。許可すべきではありません。でなければ、われわれは司法に訴えます」と、ギョクチェアダのウナル・チェティン市長は言っています。

3月1日、TEMCEDが提出したレポートによると、同社は年間4万トンの石を生産する石切り場を計画しています。石切り場は1日8時間、毎月25日、年間8か月操業すると、同社は言っています。

「石切り場に計画している場所には農地も存在しますが、食糧・農業・畜産省が許可を出せば、採石活動が始まるでしょう。石切り場予定地には牧場もあります。採石活動は、石を切り出し、トラックに積んで運ぶ作業になります。埃による大気汚染も考えられます」と、同社の申請レポートに書かれています。

石切り場の建設による影響は、農地や牧場だけでなく、観光業も危機に曝されます。カレキョイ界隈には、多くのレストラン、カフェ、ホテルがあります。石切り場活動が始まれば、美しい風景も影響を受けるでしょう。

地元団体も共同声明を出して抗議しています。「石切り場建設の許可は、われわれには受け入れられない誤りだ。トラックや、建設用の重機や、運搬車用の道路で、島がダメージを受けるだろう」と、島民側の声明は言っています。


コソヴォの協力でFETO関連容疑者6人が捕まった

トルコの国家情報機構(MIT)が、フェトフラー・ギュレン運動関連の容疑者6人を、コソヴォからトルコへ連行しました。

 Hurriyet

6人の容疑者は、3月29日、両国政府の協力の結果、コソヴォの法によって拘束され、トルコ国家情報機構がプリスティナに派遣した特別チームに、空港で引き渡されました。容疑者たちは、その後、特別ジェット機でイスタンブルに送られ、トルコ警察に拘束されました。

彼らはFETOのメンバーであるとして告発され、2016年7月の未遂クーデターに関与した罪に問われます。FETOに関与した大勢の高級軍人や官僚が、未遂クーデター後、トルコから逃げたと考えられています。



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