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エルドアン大統領がジャーナリストを大統領宮殿見学ツアーに招待

2015年07月14日 | 国内
7月15日 エルドアン大統領は7月15日、ジャーナリストたちを、贅沢過ぎると論議の的になっている大統領宮殿見学ツアーに招きました。

 Hurriyet

エルドアン大統領はジャーナリストたちを自分のオフィスに迎えました。オフィスの天井は高さ8メートル。かつてオスマンの宮殿で使われた“ブフール”と呼ばれる香料の香りが漂っていました。

「私がいちばん気に入っている場所はここです。私はここで最大の安らぎを感じます」と大統領はジャーナリストたちを図書室に案内しました。古い手書きの原稿はアンカラの民族学博物館のものだと、エルドアン大統領は強調しました。数点の絵画はイスタンブルのドルマバフチェ宮殿とアンカラ・チャンカヤの古い大統領宮殿に飾られていたものだそうです。

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その後、グループはオスマン・カリグラフィー(書道)が飾られた廊下を歩きました。「このコレクションは、アブドゥラ・ギュル前大統領夫人ハイルニサさんが集めたもので、私たちが引き継ぎました」と大統領は言いました。

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エルドアン大統領はまた、巨大な大統領センター内の会議場に、2300人収容できるオペラ・ステージがまもなくできあがると発表しました。別棟の住居棟も建設中だそうで、「ここは住居とオフィスに使われます。私はこちらに移ることになるでしょう」と大統領は言いました。


「PKKは絶対に武装放棄しなければならない」HDPのデミルタシュ氏

人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首が、クルド労働者党(PKK)に、トルコ政府に対して武器を置くよう呼びかけました。しかし、彼は「私の呼びかけは最終決定にはならない」と強調しました。

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「PKKに脅威でありつづけることを止めさせる方法は交渉です。われわれの呼びかけが聞き入れられなくても、私はいまも今後も呼びかけつづけます。PKKは絶対にトルコ政府に対して武器を放棄しなけれればなりません」と、デミルタシュ共同党首は14日、民放ハベルテュルクで語りました。

デミルタシュ氏はまた、PKKの収監中のリーダー、アブデュラ・オジャランの役割は、PKKに武器を置かせる決定的要因となることにあると言いました。ダヴトオール首相と公正発展党(AKP)のチームが、連立組閣のための話合いの第1ラウンドとして、HDPの本部を訪れたのは、デミルタシュ氏はこの呼びかけを行ってからまもなくでした。

ハベルテュルクで、デミルタシュ氏はまた、HDPが提示した基本方針を守ってくれれば、AKPとCHP(共和人民党)との連立は“非常に有益だ”とも言いました。


連立組閣協議の第1ラウンドで、AKPとCHPが雪解け

ダヴトオール首相は3野党との協議の第1ラウンドで、各党に暖かいメッセージを伝え、第2ラウンドにも希望を持たせました。

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7月15日、連立組閣協議の第1ラウンドとして、ダヴトオール首相(中央)は、親クルドの人民民主党(HDP)のセラハッティン・デミルタシュ共同党首(右)とフィゲン・ユクセクダー共同党首と会談しました。


公正発展党の党首であるダヴトオール首相の人民民主党(HDP)本部訪問は、3番目になりましたが、CHPのクルチュダルオール党首やMHPのバフチェリ党首との会談より長くなりました。長いこと棚上げされていた平和プロセスが、ダヴトオール首相とHDP幹部との協議で最大の議題になりました。

「いっしょに武装放棄を起こしましょう。皆さんが呼びかけてください。トルコ中の武器すべてを放棄させましょう」とダヴトオール首相は会談後の記者会見で言いました。首相とHDPの会談は、HDPのデミルタシュ共同党首がPKKに武器を置くよう呼びかけたすぐ後に行われました。

ダヴトオール首相はデミルタシュ氏の呼びかけを“正当な、よいこと”であり、草の根の意志でもあると言いました。会談中、首相はデミルタシュ氏のことばを引用し、「民主主義は育っています。武器は最小限まで減らし、やがてゼロにするべきです」と言いました。「AKPの13年間で民主的改革は大きく行われましたが、武装解除はまだできていません。平和プロセスが再開したら、その時はHDPが武装解除に貢献しなければなりません」


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